食べること

レストラン・スパルタ

 APECのため、今日からしばらく、みなとみらいから仕事場へ向かうバスがない。
 というわけで、しかたなく徒歩で出勤。
 早足だと25分くらいのところ、本日は40分。
 まあ、それでも普通の速度だと思うけど。3km近くあるので。
 午前11時より、新作落語プロジェクトの簡単な打合せ。
 昼食はカロリー控えめ回転寿司。(900円)
 午後9時前、仕事を切り上げて妻と友人が集まっているところへ合流。
 黄金町から吉田町まで徒歩20分。
 日本で最古のギリシャレストラン「スパルタ」。
 もともとは曙町の鎌倉街道沿いにあった。(いま、そこは風俗店がずらりと並んでいる)
 その後、蓬莱町に移り、最近になって伊勢佐木町(正確には吉田町)に移ってきているのを偶然に知った。
 そのことを妻に話したら、さっそく会食に使っている、というわけ。
 スパルタのご主人とは野毛にある別の飲み屋での知り合い。
 昨年は結婚記念日に蓬莱町の店に行った。
 日々、体力がもどって来ている感じで、昨夜よりも調子がいい。
 子供の成長みたいな状態だ。

バル・エスパニォール

 バスで黄金町へ出勤。
 バスだと片道500歩しか歩かないんだよなあ。
「いま桜木町にいるのですが」
 と、午後4時に突然やって来たのは徳間の営業企画のKさん。
「D列車でいこう」のプロモーション計画のアップデート。
 夕方は会食があって関内へ。
 途中、リロケーションしたらしいレストラン「スパルタ」発見。
 カサ・デ・フジモリがやっているスペイン・バルで、ワインとシェリーでタパスをつっつく。
 思いの外、美味しい。
 いや、スペインを旅行したとき、あまり美味しいものが食べられなかったので、スペイン料理が美味しいというイメージがないのだ。
 生まれていちばんまずいパエージャを食べたのもスペインでのことだった。
 沖縄料理店へ移動してビール。
「沖縄ダイニング うちなぁ家」
 骨折の痛みが増すようなことはないが、酒を飲み慣れていないのと、体力のマージンがないところを歩いたせいか、ふわふわしてしまって体調不良。

Cafe Star も Lcamp も、いつも美味しい

 本日、公式オープンスタジオ。
 本日も、人出が多い。
 午後3時、中抜けして、日ノ出竜宮の Lcamp でカレー。朝昼兼用。
 焼き野菜が入っているのだけど、レンコンがすごく美味しい。
「試聴室その2」では、シンポジウム。
 レセプションになってから、缶ビールと料理一皿、ご相伴にあずかる。
 料理は、Cafe Star のケータリング。
 ここのお料理は、いつもおいしい。
 例によって、その後、仕事。
 午前0時頃、帰宅。
 夕食を食べそびれていたので、スパゲッティ。

Japanese Dining GOHAN

 暑さに負けて出勤せず。
 代わりに(?) wii sports でヨガとか筋トレとか。
 夕食は「近所で夏休み」の続きで、近くの「みなとみらいセンタービル」に月曜にオープンした「GOHAN」へ。
 ここはワタミ系列の上位ブランド。
 カリフォルニアの多国籍レストランのイメージの内装。接客もとてもきちんとしている。料理のバリエーションも味も見かけも大変けっこう。
 
 もっとも、チェーン店の開店時は、本社のオープニングスタッフが大量に入って、教育とサポートをするものなので、問題はしばらくして現地のプロパー従業員だけになったときに、接客品質を保つことができるかどうか。
 夫婦で、5皿と飲み物で、小計4700円、開店記念クーポンで1000円引きで3700円払って、9月から使える金券2000円をくれた。
 割引はともかくとして、この価格でこの品質を確保できるワタミはすごい。
 帰宅後は、妻のパソコンの環境整備のサポート。

どすんと花火で文明開化

 昼に出勤する。
 みなとみらいは、すでに花火客でごった返している。
 紀伊國屋書店横浜みなとみらい店で、「特捜神話の終焉」(飛鳥新社)を購入。
 長編改稿。
 午後6時半から、神奈川新聞花火大会の打ち上げ場所にほど近い、荒井屋万国橋店で、食事会。
 奥さんが亡くなった友人を励ますヨット仲間の集まりだ。
 横浜は文明開化で肉を食べる文化が始まった場所なので、創業100年の老舗の牛鍋屋がある。
 仕事場に近い伊勢佐木町5丁目の「じゃのめや」、末吉町の「太田なわのれん」、そして曙町の「荒井屋」。いずれも、黄金町の仕事場から至近距離だ。
 今日の会場はその荒井屋の万国橋店。
 花火の音が、どすんどすんと響く中で、いろいろな牛肉料理を満喫。
 金に糸目をつけない食事はいいなあ。
 吉野家の牛丼も嫌いじゃないけど。(笑)
 二次会は、曙町にある古き良き横浜のバー「アポロ」。

肉を断つ

 スタジオに通勤してくるようになって1年が過ぎた。
 それまで家で仕事をしていたから、ほとんどの食事を自宅で摂っていたのだけど、いまはほとんど外食だ。
 家では、豆腐とか魚が中心で、肉はあまり食べなかった。
 冬などは脂肪が不足して家にいるのにアカギレができてしまうくらいだった。
 今年1月5日、検診を受けたら、LDLコレステロールとGPTが「医者に行きなさい」レベル。
 結果が出たときには長編の改稿に突入したので、医者に行けないまま時が過ぎた。(体のことを心配していたら小説は書けなくなるからね)
 少し心と体に余裕ができたので連休明けに内科医を訪ねようと思っている。
 LDLは俗に言う悪玉コレステロール、GPTは肝臓に異常がある指針。
 同じく肝臓の指標であるGOTはそれほど高くない。
 調べてみると、GOTとGPTの値とその比率で、どんな病気かがわかるのだけど、僕の場合、アルコールによるものではなく、高脂血症と脂肪肝みたいだ。
 というわけで、余裕のあるいま、少し前から、肉を食べない生活をしている。
 中華料理を避けて、サバ塩定食にするとか、タッパウエアに日の丸弁当を持って出るとか。
 もう一つの問題は、仕事をしている時間が長いこと。
 血糖値が下がると脳が働かなくなるので仕事ができない。仕事をしている間中、血糖値を高く保つだけ食事をしていると、時間が長い分だけ、カロリー過多になってしまうのだ。
 というわけで、仕事の時間も集中する時間だけにして、時間を短くする必要がある。それと、食事ではなく甘いもので瞬時に血糖値を上げることで食事を減らせるようにする。
 つまり、肉はできるだけ食べない、仕事は集中して短く、血糖値が下がったら甘い物で補い、食事だけに頼らない、ということだ。
 なんといっても、体が資本だからね。

上海料理「揚子江」 (関内)

 玄関のインテリアについて、妻につきあって「そごう」に。
 途中、ジャックモールのノジマとニトリに立ち寄って徒歩で。
 黄金町まで電車で行き、スタジオから桜を眺める。
 仕事じゃなくて、景色を楽しむ時間。
 そのまま、伊勢佐木町を6丁目から1丁目まで歩く。
 午後6時半、関内の「揚子江」にて夕食会。
 黄料理長の本格上海料理。
 決して豪華な材料ではないのに、どこにもない美味しさを出す。
 素材の味は生きているのだけど、その活かし方の舞台裏が見えない味なのだ。
 途中から黄さんも、飲みに参加して、夜半近くまで。
 完全にオフの日。

メキシコ料理「エスペランサ」

 午前中、妻の Let’s Note を修理受け取り業者に渡すため在宅。
 午後遅くなってスタジオへ出勤。
 本日も雑用。
(主として、mac mini の環境で仕事ができるようにする準備作業)
 夜は、関内のメキシコ料理店「エスペランサ」。
 ビールとワイン。
 ここのメキシコ料理はおいしい。
 めちゃめちゃ辛いソースも出てくるので、ソースのご利用は計画的に(笑)
 一滴を箸の先で下につけるだけで、ピリピリするのもある。

キューバ映画

 昼は「聚香園」でランチ。(700円)
 実はスタジオからいちばん近い中華料理店なのだけど、入るのは今日が初めて。
 メニューも本格的で美味しい店だった。
 入るとき、店の外でメニューを見ていると、一軒おいて隣の映画館の支配人Kさんがキャスターで荷物を運び込んでいる。
「あとで、2本、観に来ますから」
 午後5時、スタジオのご近所であるその映画館「シネマ・ジャック&ベティ」へ。
 チケットを買って、隣の売店を見ると副支配人のAさんがいたので、「著者が売る本屋さん」のフライヤーを置かせていただくお願いをする。
 この映画館、木曜日はメンズデーで男性1000円なのだ。もちろん毎週水曜のレディスデーもやっている。女性だけ特典があって男性にないのは Political Correctness に反するとかねがね思っていたので、これは快挙、としっかり利用させていただく。
 そうでなくても今週で終わってしまう「キューバ映画祭」を見るチャンスは今日だけ。
「サルサとチャンプルー」、そして午後7時からの「低開発の記憶」
 移民と革命はライフワークなので、小説のための芸の肥やしだ。
「低開発の記憶」は、キューバ革命をブルジョワの側から描いた映画。そういえばキューバというと革命にばかり目が行ってしまい、革命前のキューバについての興味が欠落していたことに気づかせられた。
 それにしても、この映画、ものすごく視点がニュートラルである。革命礼賛ではなく、もちろんかといって革命に敵対的でもない。革命後のキューバでこの映画が作られたことを考えると、キューバの社会主義の比類なき素晴らしさがうかがわれる。カストロという人はスゴイ人なのだとあらためて思う。
 一日に映画を2本観るなんて高校生のとき以来かもしれない。
 映画を見た後は伊勢佐木町6丁目の「慶興」で食事。
 ここの主人は忌野清志郎にそっくり。値段は中華街値段、伊勢佐木町にしては高いけれど、味は確かだ。
 メニューは多彩だけど、できないものも多く、できても他のものを勧められたりして、ここの場合はそれも不快ではなく、個人経営のよさかも。

台湾屋台料理「慶興」

 土曜日だけど出勤(て、小説家に曜日は関係ないんだけど)。
 連載の原稿書き。当たり前だけど次々に〆切が来る。(笑)
 昼食は日ノ出町の博多ラーメン「かつ家」でラーメン530円。
 夕方は、伊勢佐木町6丁目の台湾屋台料理「慶興」で豚バララーメン(750円)。これは全国的にみてもかなりレベルの高いラーメン。料理も期待できそう。
 カウンターだけなので、大人数では行けない店だけど。
 ネットで調べたら、以前は中華街にあってこちらへ移ってきたらしい。
 伊勢佐木町にしては、そして、店の見かけの割には高いけれど、中華街より安い。
 黄金町から近い「ディープ伊勢佐木町」(伊勢佐木町4-7丁目を阿川が勝手にそう呼んでいる)には、こうした一流のB級中華料理店が目白押しなのだ。
 午後10時過ぎまで仕事して、都橋「華」に立ち寄る。
 飲み友達でいつも拙著を買ってくださる読者がいて、『フェイク・ゲーム』として最初になる著者サイン。「華」に贈呈したものにもサイン。
「華」のママには『フェイク・ゲーム』執筆にあたって、中国語の表現について調査の協力をしてもらったので、編集者と立ち寄ったときに贈呈してあった。
 12時過ぎに店を出て、疲れたおじさんの店「カントリー」に少しだけ寄って帰ろうと思ったが、午前2時過ぎまで飲んでいた。
 で、仕事の疲れだか飲み疲れだか、よくわからなくなる。(笑)