家で少し仕事をしてから、北仲スクールへ。
だいぶ前から北仲スクールっていったいなんだろうと思っていたんだけど、ほんとにスクールでした。
黄金町の僕のいる場所にもかつてポスターが貼ってあったのだけど、一目でなんだかわからないようなポスター貼っているから、読もうとも思わない。
行政とか大学とかアーティストとか、広報やマーケティングのセンスがないから、使ったお金や作ったものが活きない。
優秀な人にとって「いいもの」を作るのは簡単なんだよね。よくないもの作れと言ったって勝手にいいものになってしまう。
だけど、難しいのは、それをふつうの人に知ってもらうこと、広い意味で「売る」こと。
それはともかく、ここへ来たのはシンポジウム「都市のなかのミュージアム、アート、そして大学――石巻・京都・横浜」を聞きに来るため。
(ほら、これもなんだかよくわからない)
よくわからないけど、すがやみつるさんがコメンテーターで登壇するということであり、最近訪ねた京都国際マンガミュージアムの人も来るし、まあ、北仲スクールがなんなのかわかるかもしれないし、家から歩いて行ける、というとても曖昧な理由。
大学の先生たちの話し方が、なんだか懐かしく、学生時代を思い出す。
先生たちとは、僕と同年代か少し若いくらいなのだけど、でも昔の先生たちとあまり変わらない「大学の先生風の話し方」というのがあるのだ。
時々、ノートパソコンでメモを取ったり、内職(小説を書く)をしたりしながら、けっこう楽しみました。
(そのほら、授業中に「内職」をする、というのも学生時代みたいでしょ)
終了時刻が書いていなかったので二時間くらいのつもりでいたら、終わったのは午後6時。
で、誘われるままに、パネリストの人たちとの夕食会にまで参加。
実は、家から前日と違うジーンズを履いて出てきたので、お金を一銭も持っていない。なくてもお金を使うことはないだろうという油断もあった。休憩時間に自販機で飲み物を買おうとして気づいていた。
というわけで、店が決まってから「電話をしなくてはいけないので」とかなんとかいって、近所のコンビニでお金を降ろしたりして。(笑)
地理がよくわかっている馬車道だったので、慌てずに対処ができました。
午後十時頃、散会。徒歩にて帰宅。
昨日今日、仕事はあんまりできなかったけど、それぞれに刺激のある日でした。
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10月1日は都民の日。
小学6年と中学高校の頃は都民だったので、学校は休み。中町の天祖神社のお祭りだったが、必ず雨だった。
そんな雨の特異日も今日は晴れ。
午後、台東区へ。
合羽橋道具街、つづいて、入谷、千束、あたりの裏町の空気を取材。
原稿を書くのにチェーン店のカフェを探すがまったくない。(笑)
昔ながらのたばこ屋さんで煙草を買って、花やしき近くの昔ながらの喫茶店「レイラ」に。
歩数計を見ると、8700歩ほど歩いていた。
リーンと鳴るピンク電話があったりするのが大変けっこう。
コーヒーも意外に美味しい。
土曜なのにヒマでしょうがないね、などと、近所の商店の人が来てコーヒーを飲んでいく。競馬のお客さんも来ないよ。ふつうは浅草は月初めはいいのにねえ。など。
軽い腹ごしらえに、地元の人しかいない「寿司安」なる店へ。
カウンターだけの店で常連の人たちが飲んでいる。
隣の「米久」(すき焼き屋)にはとバスが来るという話から、「はとバスってのはなかなか便利なもんで、俺なんか何十年も浅草に住んでいながら、東京のことを知らない田舎もんだと思ったね」なんて話を片耳で聞く。
生ビールと寿司7貫のサービスセット。シャリがでかくてちょうどいいや。
すべての時間調整が終了して、目指すは Jazz Janome。
友人の歌手・にれのライブ。
ホームグラウンドということもあって、リラックスしたよいステージでした。
いろいろ接続ぎが悪く、帰りがなかなか遠くて、ライブが終わってすぐに帰ったのに帰宅は午前零時を回ってしまった。
シーツとベッドパッドの洗濯をしているあいだに食器洗い。
運動に出たついでにニトリで枕と枕カバーを買う。
本日は都内なので黄金町へは出勤せず。
午後、神保町へ。
せっかくカレーの聖地・神保町に来たのだから、と、まず古書センターの二階にある「ボンディ」でチキンカレー(1450円)。
うーん、不味くはないけど、いまどき美味しいところはたくさんあるからなあ。1500円という値段だとどうしても評価は厳しくなる。
料理というのは老舗が美味しいとは限らない。
外食業界は競争が激しくものすごく進歩の速度が速いから。いまやコンビニ弁当はそこいらの食堂よりも絶対に美味しいしね。特にそば屋とカレー屋はそれが顕著。
日本蕎麦は老舗で美味しいところもあるけれど、現在のトップレベルはたいてい歴史の新しい店だ。
白山通りのロイヤルホストで、向かいのビルの出版社と打合せ。
単行本のスケジュールが来年2月にほぼ決まり。
その後、やはり白山通り沿いの如水会館で「春樹事務所創立15周年祝賀会+第三回角川春樹小説賞授賞式」。
僕の中の角川春樹社長のイメージは四十代だったので、ちょっとびっくりした。
もちろん人間の年齢だから僕が追い越してしまうわけはないのだけど。
しかし、永遠に四十代のイメージを人に与え続ける人というのもすごいと思う。
10年ぶりに再開された角川春樹小説賞は、審査員・北方謙三、今野敏、角川春樹。
受賞作は又井健太『新小岩パラダイス』。
会場出口で頂戴したので電車の中でちょっと読んだけど面白そう。
乾杯の音頭は紀伊國屋書店社長、中締めは森村誠一。
森村誠一さんは毎年、つまり今までに15回、このパーティでスピーチをしているのだそうだ。
森村誠一・角川春樹といえば映画「野性の証明」「人間の証明」などで一世を風靡した。
始めて参加するパーティだったので、知っている人がいるかどうか不安だったけれど、推理作家協会のソフトボール仲間が集まっているテーブルがあって一安心。
終わり頃は、『D列車でいこう』を「NHK-BS週刊ブックレビュー」で紹介してくれた吉田伸子さんとか、『D列車でいこう』文庫版の解説を書いてくれた東えりかさんをもっぱら黄金町へ勧誘。新聞で『D列車でいこう』を紹介してくれた西上心太さんももしかしたら来てくれるかな。
僕は黄金町観光特使みたいなものなので。(笑)
午後8時に会がはねて、執筆期間中につき、まっすぐ帰宅。
二輪駐車場の月極料金を払いに行くのを兼ねて、オートバイで通勤。
本当は遠回りして少し走ってスタジオへ出ようと思っていたのだけど、
1)携帯電話が家にないので、スタジオにあることを早めに確認したかった
2)夏の間に乗らなかったためバッテリーが弱っていた
という理由により、結局、最短距離で出勤。
本日は黄金町バザールが休みなので、スタジオ周辺に人通りがない。
バッテリーを外して室内で充電開始。
バケツに水を汲んで、駐車場で埃をかぶったバイクを洗車。
その他、昨年11月の事故修理以来、外したままになっていた部品を取りつけたりと、軽い整備も。
あとは短編を書き継ぐ。
午後九時前、疲れたので帰宅。バッテリーはフル充電だ。
構想モードを抜けて、短編執筆本格スタート。
まず、Baybike で横浜公園のモリバコーヒーで書く。
そこから徒歩で黄金町へ。
途中、関内の味奈登庵でもりそば300円。
ここはこれで腹一杯になる。とてもじゃないが大盛りなんか食べきれない。
スタジオで続きを書いていると、ニューヨークにいるはずの知人が当然ガラス戸の外に。
隣に短期で制作をしているアーティストの知り合いなのだとか。
しばし、歓談。
また執筆に戻り、初日としては快調。
まだ先が少しあるので飛ばしすぎないように、そこそこで切り上げる。
午前零時前、帰宅。
心と体の体力の配分がこの商売のキモと最近つくづく思う。
その一方で、ガンガン書ける自分も作っていかなくてはならない。
こちらは、おそらく無駄な気力の消費を省く心の省エネが必要だ。たぶん。
夕食は皇膳門の回鍋肉の定食。680円。
午後3時、アーティスト連絡会。
短編のイメージが固まったところで、午後7時過ぎ、昨日と同じ馴染みの飲み屋さんへ。
ママには創作上も調べものに協力してもらったり世話になっているので、こういうときはご祝儀代わりに連日顔を出す。
小さな店のキッチンから本格的でとても美味しい中華料理が出て来る。魔法のような店だ。
(ふだんはメニューが限られているけど、30周年記念ということで特別に仕込みをして腕を振るっている)
午後9時、店を出て家路へ。
本日も小説誌向けの短編の構想。
午後10時過ぎ、そういえば……と思い出して、行きつけの飲み屋さんの開店30周年に顔を出す。
食べ物はほとんど残っていなかったけど、カラスミをちびちびかじりながら酒を飲む。
資料を調べていたら、小説としての先行作品があることがわかり、読んでおかなければならないハメに。万一、似てしまうと困るので。
というわけで、本日も読書が仕事の中心になってしまった。
早く書きはじめたいけどしょうがない。
頭の中は構想モードで、人とコミュニケーション取れない状態。
本日も朝食はシリアル。
マンションの中庭で、20分ほど軽い運動。
Bybike で関内駅まで。
そこから伊勢佐木町を歩いて黄金町へ。
途中、マクドナルドで100円のハンバーガーを買って、ハンバーガー無料券をもらう。
スタジオではネタ本の読書。
午後7時から、日ノ出スタジオ前の大岡川でシネマ・ジャック&ベティ主催の野外映画上映「我が人生最悪の時」(濱マイクシリーズ第一弾)。
途中、「住民に説明がなかった」と知っているオバチャンが支配人に苦情を言っていて。どちらもよく知っている人なのではらはらした。
「濱マイク」は黄金町が舞台なので、見慣れた景色が出まくり。
シネマ・ジャック&ベティの向かいにあった「日劇」の2階に濱マイクの探偵事務所がある、という設定なので、もちろん、ジャック&ベティも何度も出て来る。
監督は林海象。
割と最近まで、僕は林海象を「りんかいしょう」という台湾人だと勝手に思いこんでいた。
午後9時前、映画は終了。
中華一番で「本日の日替わり」(タンメンとミニ豚トロ丼)600円。
全部食べるとカロリー過多なので、適当に残す。
農家のみなさん、ごめんなさい。アフリカの子どもたち、ごめんなさい。
朝食はシリアル。
出勤途中、その1。
いきつけのマッサージで50分。
ああ、身体に血が通う感じ。
出勤途中、その2。
竜宮美術旅館の Lcamp でコーヒーを飲む。
ここのコーヒーは本当に美味しいので、ちょっとした贅沢をした感じ。
昼食は中華一番のラーメン。
短編のネタが絞り込まれてきたので、ブレインストーミング的にいろいろなことを書き出していく。
最近では、白い紙に万年筆で書くのがマイブーム。
「書いている」感触が脳味噌への刷り込みになっていく、ような気がする。(当社比)
午後11時過ぎに帰宅。
夕食がまだだったので、お茶漬け。
ちょっと体重を減らしたいので、執筆佳境でないときは少しカロリーを抑える。
それでもビタミンなどのバランスには気を配っている。
スポーツ選手と同じで、小説家は身体が資本。
