月別: 2023年5月

pomera DM250

pomera DM250 到着。
腰が悪くなってMacBook Air を持ち歩くのが重いので、630gの原稿を書くことのできる道具を購入した。
簡単なセットアップ。小さくて軽い。書くことしかできない機械。

お金があったら

 お金があったらいいな、と思うのは、介護担当の人に高い給料を払って十分なスタッフで運営する施設を建てたいとか、1学級に10人で先生の給料も高くてその先生を支える事務の人もいる学校を建てたいとか、子供たちのためにクラブハウスもある芝生のサッカー場を建てたいとか、そう思う時ね。
「政治がぁ〜」とか四の五の言わずに、自分のお金でどんどんよいと思ったことができたらいいよね。
 というわけで、お金は欲しいけど、10億や100億では全然足りない。

 とりあえず、次の小説を早く書き上げよう。

巨大資本とアメリカの陰謀について

 種苗法がモンサント、ひいてはアメリカの陰謀でこの法律によって日本の農業がアメリカに支配される、ということが一時一部の人によって言われていた。
 単純にデマで、いまではもうそれを言う人もいないと思っていたら、また生き残っていたので、少し驚いた。

 結果として、種苗法で保護の対象になる登録品種にモンサントの開発品種は一つもない。
 だいたいモンサントが高いシェアを持っていた飼料用のトウモロコシなどはF1品種なので、交配して種を作れないから、「種苗法が改正されると農家が自家交配できない」というステートメントそのものに意味がない。
 さらに、モンサントはドイツのバイエルに買収されて、もはやアメリカの会社ですらない。アメリカの陰謀にドイツが加担しているとでもいうのだろうか。
 種苗法に反対していた人はほぼ例外なくTPPにも反対していて、TPPもアメリカの陰謀だと言っていたのだけど、その(アメリカに有利なはずの)TPPから真っ先に撤退したのは他ならぬアメリカだった。
 環太平洋だけでなくさらに幅広い国が加盟してきいている現在、アメリカもあとになってTPPに参加した。
アメリカのような大国、多国籍の大企業ははいろいろな戦略をもって行動する。しかし、なんでも「アメリカの陰謀」で世界がうごいているわけではない。あたりまえだ。
 個別に検証することなく「アメリカの陰謀」といわれればなんでも事実だと思ってしまう人は、煽動に乗りやす過ぎて、別の陰謀にも引っかかって欺されやすいみたいだ。アメリカの陰謀万能説。(笑)
「アメリカの巨大資本の陰謀」はしばしばサスペンス小説の題材になる。
 拙著『覇権の標的(ターゲット)』は、日本の大企業を辞めてアメリカでベンチャー半導体企業を起こした日本人エンジニアが、アメリカのユダヤ系巨大資本の陰謀と戦う物語になっている。(笑)

風邪をひいた

蓼科が寒かったからか、横浜の温度差のせいか、風邪をひいた。
熱はないけど、鼻水、喉が痛む。少し咳が出る。
というわけで、今日は休養日とする。
透析の妻を送り出して、雑事を片づけて少し寝る。
起きて妻を迎えに行って夕食を食べて、一日がおしまい。

映画「ハマのドン」

映画「ハマのドン」を見て来た。
 小説家の取材という意味で思った以上に面白かった。
 藤木幸夫を美談の主人公として描いている。魅力のある人で人を動かす力がある人だということは感じられた。まあ、カジノを作ることを「金のため」と単純に切り捨てればそりゃあ美談になる。
 直感的には藤木の持ち上げ方が気持ちの悪い映画だけど、いろいろなエピソードは面白く取材としては興味深かった。
 カジノ反対の市長が当選した途端に「IR誘致プロジェクト」の数字が「過大見積もりだ」と「検証」されるところに、なにか闇のようなものを感じる。そのとおりかもしれない一方で、検証が山中市長に忖度した「過少見積もり」のようにも思える。真相は不明。
 いずれにしても、林市政がIRの効用を「合計金額としての経済効果」でしか訴求できていなくて、市民生活にどのようなメリットがあるのかを説明できていなかったのだから「金のために云々」と反対されて負けるのは当然とも言える。
 IRの是非とは関係なく「中央政府に対抗してカジノにノーを勝ち取った」という構図で溜飲を下げる人もいるだろう。なんでもいいから政府をぎゃふんと言わせたいという願望を持つ人は多い。
 しかし、コロナで社会が変わり、市長選挙よりも前に誘致を予定してプレゼンしていたカジノ業者たちはすでにどんどん撤退していた。IRを作りたくても作ってくれる業者がいなくなっていたのだ。その空気を察知して、政府は横浜のIRを諦め、さっさと「IR反対」を掲げて小此木を候補として出してきていた。政府はすでに林市長のハシゴを外してIRを諦めていた状態だったので、「藤木が中央政府と戦ってカジノを止めた」というのは事実とは違う。
(エンターテインメントだからそういうストーリー仕立ていくらでもあっていいけど、ドキュメンタリーでそれをやるのはどうかと思う)
 僕自身は海外のIRでギャンブルをしなくても楽しかった経験をしているので、そういう楽しいものができるならそこにお金を落としてくれるギャンブラーがいるのは歓迎だった。
(みんながIRはいらないと選挙で言ったのだからそれは尊重するけどカジノだけを取り上げてIRの是非を判断するのはよい議論ではないと思う)
 映画の終了が21時15分だったので、野毛のイグレックで夕食。

蓼科から横浜へ

午前9時、寝床からリモートカメラでカーテンを閉めてある窓の外を見たら、大規模修繕の人が作業をしていた。
このカメラ、動くものがあると自動追尾するのだけど、その性能がなかなか優れている。
BGMは上原ひろみのアルバム”Silver Lining Suite” ピアノと弦楽四重奏の組み合わせ。
雑誌の原稿、執筆。
最後の洗濯をして、洗面所やキッチンのシンクをきれいにする。
ゴミを捨て、荷物を積み込む。
午後、蓼科から横浜へ戻った。
中央道も圏央道も東名高速もどこもスイスイ。
海老名の合流も、大和トンネルも、綾瀬も、どっこも混んでいないなんて珍しい。
連休を1日延ばしただけですごく違うのは分かるけど、普段の平日に走っているお仕事の車が減っているのはなぜだ。
釈迦堂PAの食堂で軽く何か食べようと思ったら、売店で弁当が大々的に半額になっていた。
410円の豚すき弁当を半額で205円。交通量が少なくて弁当も余ってるんだね。
 夜、昼に書いた原稿を推敲して編集者に送付。

雨降り 映画「月曜日のユカ」

冷たい雨、かなり大量に降っている。
でも、植物が成長生するにはいいかもしれない。
家に籠もって、ずっと窓の外を見ていた。
映画「月曜日のユカ」
 加賀まりこ主演の映画「月曜日のユカ」を Amazon Pime Video で発見したのでさっそく見た。
 古い付き合いの人は知っていると思うけど、僕は加賀まりこの熱狂的(?)なファンなのだけど、この映画を見る機会はなかった。
 立木義浩の撮ったヌード写真集は持ってる。(笑)
 加賀まりこがひたすらかわいい。
 今のアイドルたちと共通の路線のようであり、決定的に違うようでもあるけど、映像的には同じようにというか圧倒的にかわいい。普遍的なかわいさだ。
 もちろん加賀まりこでなければ成立しない、そういう映画だ。
 映画のことはあまり詳しくないのだけど、小津安二郎なんかと同じようなフレーミングだなと思った。そういう様式があるのかな。
 音楽が黛敏郎。黛は加賀まりこの未婚の母騒動(流産になったけど)の当事者だと近い筋から聞いたことがあるので、この映画の頃から、もしかしたら付き合っていたのかもしれない、などと下衆な勘ぐり。
 一方、当時の週刊誌では布施明の子供だということにされていた。
 それを否定も肯定もしなかったので、布施明がいろいろな意味で株を上げたのだった。
 脚本は倉本聰なのだけど、主人公のユカが通っている教会は山手カトリック教会なのに、彼女が「牧師」ということばを使っているのが引っかかった。校閲はいなかったのか。制作当時の日本社会でのキリスト教の理解がその程度だったということも、時代背景なのだろう。
 (賑やかな看板があるけど)氷川丸はいまのまま。ファサードは少し変わっているけど、ホテルニューグランドの内部は当時も今も変わらない。
 吉浜橋と思われるあたりとか、山下埠頭とか、当時の横浜のあちこちが映っているけど、公開された1964年って、すごく日本が貧しかったのだとわかる。最初の東京オリンピックの年だものね。
 物語の背景に、そんな日本の貧しさとアメリカという豊かで圧倒的な国と、戦後から抜け出しつつありながら戦後を引き摺っている時代が描かれている。
 高校生の頃にわりと見ていたATGの映画群と共通するある種の日本映画のスタイルなのかな。みんな不幸になっていく。フランス映画やイタリア映画も昔は(いまでも?)そんな感じのが多かったような気がする。
 いやあ、加賀まりこ、ほんとにかわいい。
 圧倒的にかわいい。
 近くにいた人たちは、みんなイチコロ(死語?)だったんだと思う。
 六本木交差点のところに「Mr.James」というカントリーのライブハウスがあって、経営していたのが加賀まりこのお兄さんで、加賀まりこもたまにくると聞いたものだから、何度か行ったなあ。でも、会えたことはない。
 加賀まりこを特にすきではなくても、いろいろな興味で見ることができる映画なので、見ていない人はぜひ。
 リンク先は写真集。8800円の値段がついているのね。
 ここにも黛敏郎の名前が出て来る。

早朝テニスと温泉

温泉の効果か、中一日でテニスができた。

二日続けて緊急速報

携帯にこんどは緊急地震速報。
石川県能登半島の最大震度6の地震で、長野県まで通報の範囲になったみたい。
二日続けての緊急速報は初めてだ。
腰の調子がよくないので今日も縄文の湯へ。
出てからちかくの駐車場で少し無線運用。
18MHz FT8 でカリフォルニアと中国。430MHz FM で隣の富士見町の局と。
夜、偶然、「BLUE GIANT」というアニメ映画があることを知る。
音楽・上原ひろみだって。 サウンドトラック聞いたらすごい。横浜に帰ったら映画を見ようと思ったが、近くでやってない。
長野県茅野市には映画館がない。

また温泉 緊急通報

昨日はまだ疲れが取れずテニスに参加しなかった。
今日は頑張って早起きしてテニスコートへ。
連休真っ只中だから人がいっぱいきていると思いきや、コート3面に4人だけ。
確かに蓼科には来ていると思われるのだけど、家族サービスもあって、テニスには来られないという事情もあるようだ。
というわけで、2時間で上がるつもりだったのが人数が足りないということで、お付き合いで3時間プレイすることになった。
このままではまた腰が悪化するので、今日も温泉に行くことにした。
昨日より少し遅い時間だったが、やはり空いている。
ゆったり露天風呂に浸かって、出てから休憩室のマッサージ器を使ってみる。
最新型という触れ込みの10分200円と機種、そして10分100円の旧型と合計20分。
まあ、それなりにほぐしてくれるけど、どうも痒いところに手が届かない感じでもある。
体がほぐれたところで、テニスボールを買いに諏訪まで出てみることにした。
途中、TSURUYAで少し買い物、諏訪インター近くのアルペンでテニスボールを買い、帰りがけにサイゼリヤで昼食。
10Lだけガソリンを補充。
(横浜に帰るまでに給油が必要になるけど、長野はガソリンが高いので、できるだけ横浜で入れようというわけ)
戻って家にいたら突然携帯電話から緊急速報の大音量。
諏訪市の霧ヶ峰で山火事があって燃え広がっている。こちらの町内(茅野市北山)にある緑の村別荘地などに避難指示命令が出たと。
いわく>
5月4日 茅野市災害対策本部からお知らせします。
霧ヶ峰地区の火災による危険度が高まったため、緑の村別荘地、車山高原別荘地に避難指示を発令しました。
避難所は北山小学校体育館に開設しています。該当する方は、直ちに安全な場所への避難をしてください。
茅野市北山はものすごく広いので同じ町内といっても相当離れているのだけど、緊急速報が届くエリアには入っていたようだ。