夕方、東横線で代官山へ向かう。
日吉で人身事故があったとかで、全体に遅れていた。
上り各駅停車は着席できたので、別冊文藝春秋で連載の始まった伊東潤さんの「横浜1963」を読んでいたら危うく代官山を乗り過ごしそうになって、慌てて降りる。
某氏の私邸で創業百年の尾道の老舗「桂馬蒲鉾商店」の蒲鉾だけのフルコース食事会。
四代目の村上優美さん直々に製品と素材を持ち込んでの食事会。
4代目とこのお店のことはずっと前から知っていて、実はいつかこのお店を題材にして小説を書こうかとも思っていた。
とはいえ、実際はこのお店の蒲鉾を食べること自体初めて。
ううむ。すべて美味しい。すべて味が違う。すべて柔らかくて、他の何にも似ていない味がする。すばらしい。
尾道、すごい。桂馬、すごい。
製品化前の試作の洋風魚肉ソーセージ三種。
たぶん、来年になってしまうけど、一段落したら尾道へ取材に行こう。