夜明けが近すぎる

 午後3時、黄金町地区のアーチスト連絡会。
 
 午後5時過ぎ、友人の訃報が入る。
 覚悟はしていたけど、思った以上に早かった。
 高校以来長いつきあいで、ヨットの共同オーナーで、同じマンションに住み、家族づきあいをしている友人夫婦の奥さんの方。
 乳がんが始まりだったが、難しいガンで、肺と脳に転移して、先日、脳の腫瘍をガンマナイフで切除して、もとの病院へもどったばかりで、回復に向かっていたのだけど。
 
 すぐに仕事場を出て、自宅へ向かう。
 まだ亡くなって二時間後のことだ。夫である友人は取り乱していた。それはそうだ。
 しばらく一緒にいて、いったん帰宅。
 明日が締め切りの連載があるのだけど、仕事が手に付かず、しかたがないので、家のゴミを捨てたりして、妻の帰りを待つ。
 午後10時過ぎ、妻が仕事から帰って来たので、ふたたび友人宅へ。
 
 午前1時、頭を切り換えて仕事をするために、近所のスターバックスへ。
 何故かテンションが出て、1時間ほどで5枚書く。
 帰宅してからはペースができなくて、明るくなるまでやっても僅かしか進まない。
 午前5時、諦めて寝る。
 いつのまにか、夜が明けるのが早くなっている。