化粧する女(2)

 化粧をする女と化粧をしない女のどちらがいいか、という永遠のテーマ(笑)がある。
 基本的に僕は努力と創造をリスペクトする。だから化粧をする人が好きだ。
 いうまでもなく二十一世紀、洋服は寒さを凌ぐ手段であるだけでなく、自分を表現する手段だ。同じように化粧は欠点を隠すものではなく、自分を表現する手段だと思う。化粧は新しい創造だと思う。
 あらゆる機会に自分を表現したい。そのスタンスがいいのだ。
 今日は素顔の自分を表現したい、と思えば、素顔に見える化粧をすることで、ほんとうの素顔よりも素顔らしい素顔ができるはず。
 化粧とはアートだから。
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 見かけに関して素顔のほうがきれいに見えるとしたら、それは化粧の技術が下手なだけ。
 上手な化粧なら、ちゃんと「きれいなスッピン」に見せることもできます。
 見かけではなく、肌の健康上の問題や、人間の心の問題はまた別だけど。
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