ラジコンサーキット

 会社員時代の部下も上司もベンチャー会社を上場しているし、会社を上場した知り合いが何人もいるのだけれど、その中の一人が、住宅3軒分の土地を買って、アスファルト舗装のラジコンサーキット(自分専用)をもっている。
 そこでラジコン遊びをしようということだったのだが、朝方の雨でサーキットが濡れているそうだ。
 横浜駅にお昼に集合して、会社員時代の仲間とその奥さんなど5人でサーキットが乾くまで宴会。午後3時までに生ビールのピッチャー2杯と芋焼酎ボトル1本。
「乾いたんじゃないか」ということで、横浜駅西口からタクシーでサーキットへ。
 おお!
 道路に面したログハウスがクラブハウス兼ロボットカー研究所になっていて、バックヤードがサーキットになっている。
 ログハウスの中には、ロボットカーの実験用サーキットもあり、開発中のマシンは、ちゃんと自分でコースを一周できる。彼の目標は、自分で一周できるだけでなく、人間がラジコンで操縦するのと同じような速度で自力走行できるものを開発することなのだけれど、「人間が操縦するラジコンカー」というのがまためっぽう速くて、ヘアピンカーブを含む1周60mほどのコースを10秒で一周してしまう。直線部分では秒速10mぐらいはあるのだ。
 40代で会社を上場。
 いまはその会社から退いて、毎日、自分専用のサーキットに「出勤」してきて、ひとりでロボットカーの開発をしている人生。
 いいなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です