昼過ぎ、家を出て狛江へ向かう。
武蔵小杉から登戸まで着席することができず、できるだけ腰をかがめて痛みを堪えながら。小田急の登戸駅がすごくきれいになっていてびっくり。
狛江駅ちかくの矯正歯科にて、年に一度のチェック。リテイナーが傷んでいるので作り直しましょう、ということで型どり。
狛江の駅に「箱根そば」ができていて、のぞいてみたら椅子に座れるようなので、立ち食い蕎麦のムシが疼いた。かき揚げ天ぷらそば(350円)
午後6時、関内に到着。
待ち合わせにはまだ時間があるので、”VELOCE” にて長編のアイデアを考える。二階の喫煙席に座ったのだけれど、冷房が効きすぎて寒い。半袖の客をいじめてやろうという位の攻撃性を感じる。(笑)
午後7時、改札口で某出版社の編集者2名と待ち合わせ。
先日の推理作家協会のパーティでの「こんど食事でも行きましょう」が社交辞令でなく実現したもの。有名編集者である彼と知り合ったのは1998年のことで、デビュー前からかれこれ10年近い知り合い。いつのまにやら名刺には取締役の肩書きがついていた。
まずは「オリジナルジョーズ」で腹一杯に食べながらワイン2本を空ける。
小説のことについて、プロフェッショナルな会話をするのがこんなに楽しいなんて。みんな本を作るのが大好きなんだよな。
次は、タクシーに乗り込んで、野毛の「都橋商店街」へ。
1964年東京オリンピックのための美化事業で、露店、屋台を収納して大岡川沿いに出来たのが都橋商店街で、「ハーモニカ横丁」などとも呼ばれている。東京でいえば、新宿ゴールデン街のようなところ。
こういう場所、大好きなんだけど、一見で入る勇気がなかったところ、「知っている店があるから行きましょう」ということでH店へ。
感じのいい女将さんがやっている庶民的な店。野毛地区の他のお店のことをいろいろ教えてもらったり。で、教えてもらった店とか、僕がたまに行く店とか、都合3軒をハシゴ。最後はタクシーで家の前まで送ってもらう。
まだ駆け出しなのに時間を割いてもらったりご馳走になったり恐縮してお礼を言ったら、「阿川さん、いいんですよ。こういうお金はどんどん活用した方が。売れている作家で稼いだ会社のお金が、これから活躍する人にこうやって順番に流れていくんですから」とのこと。
そうね、いつか僕の本で、そのときの新人さんにご馳走してあげられるだけ、出版社を稼がせてあげなくてはね。
久々にゴキゲンに酔っぱらっていて、帰宅すると、そのまま居間のソファで寝込んでしまい、翌午前5時に目覚めたので、一気に朝型に身体がリセットされた。
直ぐ近くの歯医者の2回目。
夕方、プール。
あとはひきこもり。
少し起床時刻が早くなって、正午すぎに起きる。
明るいうちにプールへ行くのは久しぶりだ。ウォーキングですれちがうのは、年配のご婦人ばかりだったのだけど、プールのスタッフが妙に色っぽい人。
で、何かの拍子につい見てしまうもんだから、何度も目が合ってしまう。僕に気があるわけではなくて、どうやらちゃんと全体の安全に目を配っている優秀なスタッフらしい。
午後7時すぎからは、NHKBSでサッカー日本代表対オーストラリア。PK戦の末、日本の勝ち。
久々にたっぷりしっかりサッカーを見た。
長編のアイデアがなかなかまとまらない。
駐車場にオートバイを置いたまま3週間くらい経っている。たまに動かしてやらないとバッテリーも上がってしまうし。
というわけで、GB250 Clubman の元へ。
ちょうど、一回信号のところで上手く休むことができて、なんとかしゃがみ込まずに辿り着く。バイクに乗りに行くのに、駐めてあるところまで自転車で行きたい気分だよまったく。
我がGBはいたって元気。軽やかに動き出し、ちょっとふさぎ気味の気分も晴れていく。前屈みだからこちらの身体もどこも痛まない。
どこへ行くとも決めていなかったけれど、なんとなく走っているうちに、山下公園から本牧へ。
あまり混んだ道もなくて、快適に簡単な気晴らしができた。
リストア終了から3ヶ月ほどで、走行距離は350キロほど。中華街にあるセルフのスタンドでガソリンを入れてみる。燃費は27.3Km/Lだった。まあまあかな。ツーリングで遠出をすれば35Kmくらいまで伸びることもある。
帰路、スーパーに立ち寄って少しだけ買い物。
近所の歯医者、二度目。
プールで、ウォーキング。
編集者から短編のフィードバック。掲載誌へ回すとのこと。
ただいまのところ、掲載時期不明。
夕方、編集者からメール。
基本的にOKのようだけど、やりとりのなかでもう少し補筆したほうがよさそうだ。
ということで、第4稿に着手。
かなり微妙なチューンナップ。
翌18日、午前5時、あらためて脱稿。
土曜日に、短編第2稿へのコメントが編集者から速達で届いた。
普通郵便でも同じ日に届くのだけれど、この「速達」というところが編集者のビミョーな心配りなのだな。
というわけで、3連休は、台風だMLBだサッカー代表戦だ地震だと、テレビを見たりしながら、そしてプールだの床屋だのへ行ったりしながら、最後の詰めについてぼんやり考えていた。
17日未明、午前4時、満を持して着手。
午前7時過ぎ、脱稿。
メールで送信。
書き上げた時には、いつも自分は天才じゃないかと思ったりする。
まあ、満足できないのに原稿を完成と呼んではいけないから、小説家というのは基本的にそういうものだと思う。
問題は、いつまで天才気分が持続するか、ということだけど。(笑)
午前9時過ぎまで起きていた。
どうやら風雨が強かったのはその時刻あたりだったようで、午後に目覚めたらすでに雨が上がっていた。
夕方、スーパーまで車でまとめ買い。米とかビールとか。
安くて美味しい「金麦」(発泡酒)を買いたかったのだけど、なかったので奮発して沖縄のオリオンビール。
短編の直しをやる。
小説を書くという仕事の中で、実際に文章を書くという作業はごくごく一部分のプロセスに過ぎないのだけれど、実際に文字を書いているときは、仕事がはかどっている感じがしてとても落ち着く。
逆に、足が悪いと、取材など情報収集に差し障りがあるので、けっこう困る。
小説家って、実は家に引きこもっていてできる仕事じゃないので。
足の悪い人の気持ち、とか、肉体が壊れていくこと日々感じる人の気持ちとか、そういうのがわかるのは、それはそれで小説の肥やしになるので、そういう方面の取材にはなるから、まあ、よしとする。
フランス革命の日だけど、日本では全国台風一色。
水不足は解消だろうけど、あまり被害が出ないといいなあ。
夕方、プールへ。
いつものように小一時間ウォーキング中心。
空いていて気持ちよかった。
テレビのドキュメンタリーに収穫あり。
新しい鉄鋼王ミタルの物語、それから、マラソンの瀬古と中山の物語。
民放は自己崩壊していて、特定の面白さを評価してくれる視聴者だけのために番組作りをして、それ以外の人からどんどん見放されて影響力を失ってきている。自分の努力でわざわざ視聴者を減らしているわけだ。
民放に共鳴できない人たちは、僕のようにテレビを見なくなるか、見るとしてもニュース以外はNHKしか見なくなってきている。(ニュースに関してはNHKだけでは危険すぎる)
そんな深刻なテレビ離れに早く気づかないと、メディアとして、あるいは、ビジネスとしての民間放送の将来は暗いと思う。
短編の第二稿に編集者の赤が入ったものが速達で届いたので、夜はそれに着手。
ワールドポーターズの向かいにあるJICA「海外移住資料館」へ。
日本から海外への移民の資料がたくさん。日系移民についてはライフワーク的に調べているのだけど、小説のテーマとしてあまり売れ線ではないので、自分が大家になってからじゃないと陽の目を見ないだろうなあ。しばらくここに通ったらたくさん小説が書けそうだけど、この時点で出版されない小説を書いてもしかたがない。将来のお楽しみということで。
というわけで、夕食は3Fの食堂。
580円の定食は2種類あって、デザート/コーヒー付。けっこうおいしかった。
(ただし、このビルに宿泊している海外からの研修生によると、夕食のメニューは毎日同じらしい)
帰宅後、あらためてプールへ。
1時間ほど、ウォーキング+スイミング。
