夕方からは絶対にかなりの雨になるので、僕としてはきわめて珍しく、あらかじめ傘を持って家を出る。
傘があると早歩きに向かないので、バス。(普段は時速6Km/h以上の速度で歩いている)
バス停のベンチに座っていたら前に老人が来たので、席を譲る。
どちらかというと、もう譲られる側の年齢になりつつあるのだけど、明らかにそこに5人いたなかでは最年少。
だって、乗るときに料金を払っていたのは僕だけだから。(横浜市では高齢者向けに一定料金を先に払えば乗り放題のパスを発行している)
スタジオに到着して扉を開けると涼しい!
わ、前々日にエアコンを切らずに帰ってしまったらしい。(時々二度押しして点けてしまうことがある)
よりによって間に一日スタジオに来ない日があって、ああ、無駄遣い。
ちょっとめげる。
一応、執筆モードなのだけど、細々としたことを処理しているうちに、どんどん時間が過ぎていく。
まだやるべき「細々したこと」はたくさんあるんだ
午後5時半。
伊勢佐木町有隣堂本店をのぞく。
情報によれば面だしでいくつか並べられているとのことだったけど、棚に1面だけ。ポップつき。
へこんでいるので、減っている感じではある。
名刺を切らしているので、挨拶せず、黙って立ち去る。
店を出てスターバックスに入ったところで、伊勢佐木町界隈はゲリラ豪雨に。
しばし、降りこめられた感が、なかなかよろしい。
もともと僕は大雨とか台風とか大好きなのだ。
午後10時、携帯に再三、編集者からの着信があったのに気づく。
コールバックすると、そこには吉報。
『D列車でいこう』(徳間文庫)、おかげさまで、発売わずか一週間で重版が決まりました。