
明け方近くまで映画のロケだったので、昼前まで寝てしまった。
閉店後の書店での撮影はエアコンが入らない上に、季節設定が冬でコートを着ていたりとかなり汗をかいた。
というわけで、朝一番にシャワー。
さっぱりした後は、スタジオに出勤。
桜のトンネルだった並木は、いま、緑のトンネルになっている。
午後9時半まで、ひたすら仕事。
土曜日ですが。真面目に毎日スタジオに出勤しています。(笑)
締め切りが迫っているし。
午後7時に帰宅。
夕食を取って、シャワーを浴びて、22時半過ぎ、でかける。
友人の山田あかねさん原作脚本監督の映画「すべては海になる」の撮影が閉店後の某書店で行われる。僕はエキストラで「書店の客」を演じることになっているのだ。
陣中見舞いに栄養ドリンクを二箱もって、現場へ向かう。
到着後、まもなく出番の撮影。
書店全体をレールに載ったカメラでパンしていくのだけれど、レジ前の目立つところで新刊「フェイク・ゲーム」を立ち読みしている客がいる。それが著者本人である阿川大樹。もちろん、世間の人は誰もそんなことは知りやしない。
手塚治虫でいえばヒョウタンツギ、赤塚不二雄でいえばウナギイヌみたいなもので、ストーリーに関係ないのに実はそこにいた、という。(笑)
(実際はそれほどですらないけども)
「フェイク・ゲーム」はまだ刷り上がっていないので、簡易印刷で打ち出した表紙を他の人の本に被せたモックアップ。
テストではじっと立っていたところ、カメラマンから「少し離れたところから近づいて『あれこんな本があった』を気づいて手にとる感じで」とリクエストが入る。
本番テイク1。長回しでエキストラの僕のためにキューは出ないので、カメラの気配を察してちょうどレンズが前を通るときにそれが完結するタイミングを逆算して動く。
「いまのでバッチリです」
といわれて、はたと我に返った。考えてやったものの、もういちどまったく同じタイミングでまったく同じ事ができなくてはならないのだ。
元劇団員だから、一応、同じ事はできるが、動いていくカメラと時間軸で一致していないと違う画になってしまう。これは舞台と映画の違うところ。
やばい。そこで急に自信がなくなる。
もう一度、さっきのカメラの気配を思い出して頭でシミュレーション。(カメラ目線ではないのでカメラを見ることはできなくて、あくまでも気配でカメラの位置を感じる必要がある)
テイク2と3、なんとか無事に終了。
いい画になるかどうかだけに集中して、自分の本がよく写るかどうかとか考える余裕はありませんでした。
舞台に立つときは、演技の流れの中でタイミングも自分が決める。
映画も、台本に書かれた台詞のあるシーンは、演技に合わせてカメラが回る。
しかし、エキストラはカメラに合わせて、何回でも同じ事ができなくてはならない。そのことは、今回、映画のカメラの前に立って初めてわかったこと。
その他、たくさんたくさん勉強になりました。いい経験でした。
次の休憩時間に、監督から主演の女優さん(たぶんまだ表向きに発表されていないと思うので書かないでおきます)に紹介され、『D列車でいこう』をわたしました。
あとは、他のエキストラの人に混じって別のシーンにも少し出演。
撮影は午前8時過ぎまで行われたようですが、僕は午前4時前に失礼しました。
歌舞伎町を一人で生きようとした二人の女がいた。
出自も国籍も違うふたりの人生がクロスしたとき、悲劇は起こった。
書下ろし長編サスペンス

(表紙画像はプロトタイプです)
新刊『フェイク・ゲーム』(徳間書店)の予約受付が始まりました。
e-hon セブン&ワイ 本やタウン yahoo ブックス
実は著者ワタクシ、これを見て、初めて自分の本の販売価格を知りました。
出勤二日目。
午前中は『フェイクゲーム』の映画撮影用のモックアップが届くことになっていたので自宅待機。
11時すぎに家を出て、不足するものを少し買いそろえているうちに昼になったので伊勢佐木町の杜記でランチ(680円)を食べてから出勤。
スタジオからすぐの伊勢佐木町5丁目には老舗の文房具屋さんもあるし、おいしそうなパン屋さんもあることを確認。
コンビニや100円ショップで買わないで、なるべく地元の商店で買い物をしようと思うし、それだけのお店が伊勢佐木町方面にはある。
本当は黄金町初音町日ノ出町で買えるといいのだけれど、こちらは町おこしの真っ最中なので、町として独立した機能を失ってしまっている。だからこそ、地域の人がそれこそ必死で「自分の生まれた町」を胸を張れる町にしようと動いているのだ。
本日はいまひとつ仕事の調子が出ないけれど、とにかく一文字ずつでも文字を重ねていく。家にいると投げてやる気をなくしてしまうときも、仕事場に来ていれば、仕事をしなくてはと自分に鞭打つことができる。それが仕事場を別に持つ、ということである。
午後6時過ぎ、小説家仲間の大崎梢さんと山口芳宏さんがやってくる。
ちょうど、お茶が出せる体制が整ったところだったので、紅茶とコーヒーでおもてなし。(というほどでもないか)
ふたりは、そのままどこかで食事(酒)をする予定ということで、こちらも午後九時前に、遅れて合流。
店を出て自宅に向かうと映画ロケの連絡が入っていた。
午前六時前に目が覚める。
引っ越し疲れでどかんと眠ったので、目覚めは悪くない。
家でしかできないことをこなすうちに午前10時の「出勤」予定が一時間遅れてしまったけれど、まだ慣れないのでしょうがないといったところか。
昼食は伊勢佐木町の玉泉亭で「サンマー麺」(600円)。
サンマー麺は横浜固有のたべもので、玉泉亭はその元祖というか本家のひとつ。「横濱のれん会」という横浜の老舗の集まりのメンバーである。
ほどよい緊張感でそこそこ仕事もはかどる。
生活の場としてはまだ不足しているものもある。
夕方、腹が減ってきたので、家からタッパウエアに入れて持ってきた白いご飯にふりかけをかけて食べる。
夜九時過ぎ、スタジオの鍵を締め、第一日目は終了。
いよいよ事務所の引越だ。
朝一番から港北ニュータウンのIKEAまで。
デスク、サイドテーブル、その他、こまごまとしたものを買う。
家にもどって、オーディオセットなどを積み込み、一旦、スタジオへ。
さっと降ろして、トンボ帰りに自宅へ。
袖机(鍵のかかる書類キャビネ)とアーロンチェアなどを積み込んで、さらにニトリへ寄って座椅子やポットなどを購入。
ふたたび、黄金町のスタジオへ行って、搬入2回目。
もういちどトンボ帰りに自宅へ戻り、こんどは自転車で出かける。
すでに午後4時をだいぶまわっている。
やっとここで小休止。
近くのコンビニで弁当とビールを買って、腹ごしらえ。
サイドテーブルとデスクの組み立て。
説明書が不備で、デスクの組み立てがなかなかうまくいかなかったけど、ネジ穴を覗き込んでやっと設計者のやりたいことがわかり、無事完成。
時刻はすでに午後8時になっていた。
疲労困憊で帰宅し、やっと夕食を摂って早寝する。
新刊『フェイク・ゲーム』の帯の文章について、編集者とやりとり。
新連載向けの著者プロフィール原稿。
どちらも短い中に凝縮させて、しかも、著者なり小説なりが魅力的に見えなくてはならないので、かなりテンションが必要。コピーライターの人は毎日こうやって格闘しているのだろうな。
午後5時、黄金町エリアマネージメントセンターのオフィスで、賃貸契約に調印。
これで、正式に4月15日から黄金町スタジオの住人となる。
鍵を受け取って、さっそく自分のスタジオの下見。
無線LANの接続を確認。OK。
夕食は鰻丼。
中国の毒入り餃子事件以来、中国産の鰻を買ったことがなかったのだけれど、先日、久しぶりに買っておいたのだ。

夕方のポタリングの途中「横浜橋商店街」に立ち寄った。
わあ、なつかしい、という昭和的下町商店街だ。
都内で言えば、戸越銀座とか、荏原中延とか、そんな感じの。
日本中で商店街が寂しくなりシャッター通り化しているなかで、むしろ発展しているのではないだろうか。
魚屋も八百屋も肉屋も、専門店の魅力たっぷりで、なおかつ安い。
賑わうのもわかるし、また賑わいが人を呼ぶ。
なんとか、この町の秘密を掴みたいなあ。
フライ屋さんで、好物のハムカツが1枚60円。おもわず4枚買った。
夜食に食べ始めたら止まらない。
薄っぺらくて美味しいのだ。むかしはみんなこうだった。いまは、ハムが分厚くてあまり美味しくない。
ハムカツは薄っぺらいほどおいしい。



午前5時10分、起床。
遠足の日の子供は目覚ましより早く目を覚ます。
午前7時、前日よりマンションの来客駐車場へもってきておいたバイクで出発。
一路、東名横浜町田インターチェンジへ。
そこから高速に入るとかなりの交通量でこのまま渋滞かと焦るが、それほど無理をせずにしばらく乗用車を抜いていくと、どうやらインターチェンジ付近だけのジャムらしく、順調になる。
高速道路って、ただ走るだけなので、それほど面白くはないけど、この季節は、白い富士山をみながら桜の中を走り抜けていく感じで悪くない。
中井PA着、午前7時50分。家から55Km。
ここで仲間と待ち合わせて8時30分に清水へ向けて出発するのが、今日のツーリング。
800ccのBMW、675ccのトライアンフ、そして、僕の250ccのホンダ。
排気量で二倍三倍の開きがあるけど、ゆるーくつるんで富士川ICまで走る。
そこから外へ出て由比漁港へ。
漁協がやっている「かきあげや」は10時開店なのだけど、到着した10時10分にはもう百人以上ならんでた。
由比どんぶり(650円)、桜エビのかき揚げ(250円)、桜エビの味噌汁(100円)。
そこから下の道で、エスパルスドリームプラザへ。
本当の目的地は、その前の水面にあるヨットハーバー。
ついたら、友人がTシャツに短パンで出迎えてくれていて、バイクを置いてハーバーへ向かう。
ブーツに革ジャンの重装備はヨットハーバーのポンツーン(浮き桟橋)に目一杯似合わない。(笑)
ヨットの上でお茶を飲みながら、生しらすをつつき(ほんとはビールが飲みたいのだが)、だらだら。
そのうち、仕事を終えた別の友人夫妻(こちらもヨット乗り)も合流。
午後2時、道路が混雑する前に横浜へ向かって出発。
ちょっと休憩をとりながら帰りも2時間半で渋滞知らずで家に着いた。
往復走行距離310km。高速道路はETC休日特別割引で片道1250円。安い!
ガソリン代はおよそ1000円くらいだと思うので、1日遊んで美味しい地元の食べ物こみで、4500円コース。割引さまさま。
さあて、いよいよ仕事が切羽詰まってきたぞ。


