終日航海

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 長崎から次の寄港地鳥羽までは520海里の終日航海。
 気温も上がり、風も弱くて絶好のクルーズ日和。
 朝起きてまずジョギング、約4Km。
 ジョギングトラックになっている救命ボートのさがったエリアでは保守要員がボートを降ろすクレーンにグリスを入れて回っている。
 シャワーを浴びて、朝食は後甲板のオムレツステーションへ。
 気候がいいので気持ちよい。
 肝心のオムレツは火が通り過ぎ。
(食品衛生上の理由で半熟のオムレツは作らないということらしい)
 部屋にもどって書き物。
 12時過ぎ、レストラン・ファンタジアでフルコース。
 ううむ。メインの魚が醤油味だ。
 あのね、日本食も別に用意しているのはいいとして、一方でちゃんとしたイタリア料理を食べさせてくれ。
 オリーブオイルすらほとんど使っていない。
 日本中にイタリアンレストランがどんどん増えているというのに、「日本人はオリーブオイルは苦手」っていったいいつの時代の神話だ。
 船内でいろいろトラブルがあったからだと思う。
 長崎から大量にHISの社員が乗り込んできたようで、そこいら中にHISのジャンパー姿の人が目立つ。改善に努力しているのは分かるけど、フルコースを出すレストランに青いジャンパーを着て監視員のように立っているのは、ひどく感じが悪いのでやめて欲しい。
 部屋にもどって書き物。
 船室はスターボード(右舷)なので、航海中、釜山からこっち、窓の外は海ばかり。携帯電話の電波もほとんど届かない。
 前回の終日航海日は天気が悪かったので、みな、ここぞとばかりプールサイドに出ている。
 午後2時過ぎ、それまで18ノットほどで航行していた Costa Victoria は、速度を15ノット以下にまで落としていた。
 天候の見通しがよいのだろう。入港時刻に合わせて時間調整をしているようだ。
 行程はは520海里を18ノットでいくと29時間で着いてしまうが、プランの上では37時間ある。