月別: 2010年1月

ガールズトーク

 昼頃、スタジオへ出勤。
 途中、黄金町地区への見学者のツアーのみなさんに応対。
 夕方、歌手の小林淳子さんのお宅で開かれる誕生会へ。
 女優(演劇実験室万有引力)の伊野尾理枝さん、J-WAVE のパーソナリティ・レイチェル・チャンさん、ダンサー/振付師の大畑あかねさん、歌手の nire さんを始め、その他、豊かすぎる(笑)個性を備えた人たちのガールズトークの真っ只中で5時間を過ごした感じ。
 ふう。でも楽しかった。

充電の日

 午前9時から、ランドマークホールで、マンションの管理組合総会。
 今期から理事になった。
 戸数1200、管理費会計だけで年間予算6億円という管理組合は、ちょっとした会社のようなもの。
 他の理事の人たちも、日本を現役で支えている人、あるいは、かつて支えていた人たち。会議も実にプロフェッショナルなやりかたで、難しい議案、将来を見通した議案をきちんと成立させている。
 集合知がすばらしい。
 午後3時、オートバイの駐車場の料金を支払いに行く。
 バッテリーが上がってエンジンがかからないので、押しがけ。
 充電のため、ヨットハーバーまで走らせる。
 ヨットハーバーでは、ヨットから大小2つのバッテリーを降ろして、充電を頼む。
 本日はバッテリーの日。
 午後5時から、管理組合の新旧理事の慰労会/懇親会。
 午後9時前、辞去。
 スタジオへ出ない日だった。

「電子」の周辺

 事務的なことをやっているうちに出かける時刻。
 原稿に手がつかなかった。
 夜7時から、半導体業界の人との飲み会。何年ぶりだろう。
 amazon の kindle、apple iPad と電子書籍が急速に離陸しようとしている。
 年間7万タイトルもの本を出しながら、不況にあえぐ日本の出版界。電子立国を誇っていた日本の電子業界、いままでいったい何をしていたんだ。
 まさかこうなることを予想できなかったわけはないだろう。わかっていたのにできなかったのは何故なのか。
 きちんと考え直して、このまま乗り遅れてしまわないことを祈る。
 本が売れないのは電車の中で携帯コンテンツに時間とお金を奪われていたからなどと言っていた。だけど、CDは売れなくても携帯ダウンロードで音楽は売れている。
 携帯に市場を奪われているなら、書籍自身が「携帯コンテンツ」にならなかったのがおかしいのだ。
 再販制度を守らなければ文化が守れないなどといっていたけど、いまや、再販制度がいろいろな歪みを生み出しているのははっきりしている。
 守るんじゃなくて、あるべき姿を考え直して、そこへ向かって正面からまっとうに攻めていこう。
 いまだに日本を代表しているかのように、google による本の電子化反対などと言っているペンクラブや文芸家協会も同罪だと思う。
 ほとんどの著者は google による書籍データの電子化に反対していない。(黙認すれば「賛成」の意思表示という契約なので「積極的に黙認」しているのだ)
 日本がんばれ。日本よ、じっとしていないでもっと走れ。

神戸観光特使の旅3 有馬温泉

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 新長田(230円)湊川公園(徒歩)湊川(540円)有馬温泉。
 有馬温泉に向かう途中、神戸電鉄には「北の街」なんていう演歌が流れてきそうな名前の駅がある。
 有馬温泉駅で降りて、観光案内所で地図をもらって歩いてみる。
 極楽寺でも「いい小説が書けますように」とお願い。
 おみくじ(100円)は中吉。
「金の湯」「銀の湯」という外湯があるのだけど、「銀の湯」まで来たところで、空いていそうだったので、ここで入浴することに。(入浴料550円+タオル200円)
 お風呂から出てビール(小さい缶:200円)とアイスクリーム(120円)
 そろそろ夕方5時なので、ここで帰ることにする。
 有馬温泉は、適度に開けていて、適度にこじんまりしている。景観も上品にコントロールされていて、とてもよい温泉でした。
 いつか泊まりに来たいな。
 というわけで、本日以降、有馬温泉は神戸観光特使・阿川大樹、おすすめの温泉です。
 有馬温泉ー新神戸(720円)
 新神戸でカツカレー(800円)を食べて、午後6時02分、新神戸駅から「のぞみ」の人となる。
 結局、高嶋さんにも美女にも電話しなかった。、

神戸観光特使の旅2 長田

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 この時刻になると、もう店が開いているので、地下街の洋装店のディスプレイなどを観察。
 ほとんどの店のディスプレイに、長いネックレスが登場する。
 関東だったら、このアクセサリーは足さないと思うのだけど、関西だとセンス的に「もう一品」と「くどい」側になるらしい。どこか金物っぽくジャラジャラした関西のファッションは、ディスプレイに如実に現れているんだなあ。これも小説的ディテイルである。
 三宮から地下鉄で長田へ(230円)
 まずは、北側の長田神社へ。
「いい小説が書けますように」
 と、いつものようにお願いする。お賽銭は「気は心」ってやつで。
 お参りのあと、鳥居近くのお好み焼き屋で、人生初体験の「お好み焼き定食」に挑戦。(800円)
 念のために説明すると、お好み焼き定食というのは「おかず」がお好み焼きである定食。つまり、お好み焼きとご飯と味噌汁とお新香、という組み合わせ。
 う~ん。おいしくない。(笑)
 いよいよ、長田駅の南側から新長田にかけてを歩く。阪神淡路大震災の被害の大きかったところだ。
 震災は15年前だが、「神戸観光特使」になった7年前に来たことがある。改めて定点観測。
 住宅地域はあまり変わっていない。まだ空き地がけっこう残っている。
 どこも新しいけど安普請なところがある。跡形もなく周辺一帯が被害にあったせいだ。
 新長田駅の南側はかなり開発が進んで、大きな建物がたくさん並んでいる。
 新しいショッピングモールみたいなのに、入っているテナントがすごく「商店街くさい」のだ。つまり、元々の小さな地権者の土地を整理して大規模開発をする再開発手法の結果が、そういう形で残っている。
 業態もまちまちなのが商店街っぽい。
 長田といえば「ぼっかけカレー」が名物なのだが、そういう看板は見あたらない。再開発で地域性が失われてしまった。残念だけど、とにかく復興させることが最優先だったのだと思う。
 巨大な鉄人28号を見て、長田の定点観測は終了。
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神戸観光特使の旅1 震災写真展

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(写真 神戸市消防局の記録を許可を得て撮影)
 午前7時前、夜行深夜バス、大阪駅に到着。(5500円)
 予定より早いのは迷惑なんだけど、しょうがない。
 けっこう立派な雨降りである。
 傘を買わずにすませるかどうか微妙。
 まず、時間つぶしがてら、大阪駅構内を探検。まだ、ほとんど店が開いてない。立ち食いのうどん屋だけ開いている。ソバでなくウドンなのが関西だ。
 というわけで、時間をつぶす場所もないので、しかたなく神戸へ向かう。
 初めてイコカの改札でスイカを使った。小さな感動。(笑)
 JRで390円、三ノ宮に到着。
 まだ早すぎるので、また、駅の探検。
 レトロな喫茶店がモーニングをやっている。
 そのなかのひとつ「サンタマリア」でモーニングセットB(380円)。
 サンドイッチとコーヒーだけど、サンドイッチが実に充実していてボリュームがある。パンの耳を落とすところで、少し茶色い部分が残っているところがあり、そのあたりに「余計に切り落としたりせえへん。食べられるところは1mmたりとも無駄にせんで」という関西人のど根性を感じる。
 コーヒーも小さいながらステンレスポットでくれるので、ふつうの1杯半くらいの量がある。そうや、東京みたいに気取って少ないのはあかん。
 こういうちょっとしたところに、地域性が出る。小説的ディテイル。
 今回の旅行の目的は、神戸市役所で開催されている震災の写真展。本日、最終日。
 すでに歩いて数分のところまで来ているので、急ぐ必要はなく、傘がいらなくなるのを待てばいい。
 携帯でチェックしたウェザーニューズの10分天気予報によれば、まもなく雨は止むはず。
 コーヒーを飲みながら、用事が終わったあとのことを考える。
 明石に住んでいる小説家仲間の高嶋哲夫さんに連絡を取ってみようか、とか、芦屋に住んでいる美女に連絡を取ってみようかとか、有馬温泉でお湯につかろうかとか、どこかのスタバで原稿書きしようかとか。
 午前9時を過ぎたところで、徒歩にて市役所へ向かう。まだ雨は降っているけど、(僕の基準では)傘を差すほどではない。
 僕以外に傘を差していない人はいないけど。
 神戸市役所は地上132mの高層ビル。 二階で阪神淡路大震災の展示が行われている。入場無料。
 消防隊員が撮影した様々な記録写真を注釈なしでそのまま展示している。
「図録」はないということで、撮影の許可が得られたので、写真を写真で撮影。
 ふつうなら15ー30分くらいで見終わるところだろうけど、90分ほどかけて目に焼き付ける。
 いつか小説のシーンとして頭の中に引き出しから出てくるように。
 午前11時前、展示をみるのを終了とする。これにて、今回の取材旅行の目的は完了。そらみたことかちゃんと雨だって止んでいる。
 市庁舎24階の展望室から、神戸市の全体像を見る。平野が狭く山が迫っているので、同じ港町でも横浜とは景色がちがう。
 早めの昼食を摂ってもいいと思ったけれど、24階の一般用のレストランは面白味に欠ける。絶対あるはずの職員用の食堂を探してみたけど、リストから見つからないので、あきらめて、長田へ向かうことにする。
(地下道があって、最初から濡れずに来れたことを知ったのは帰りであった)

神戸へ

 元気だったら早起きをして神戸へ行こうと思っていたのだけど、けっこうぐったりしている。
 プチ締め切り地獄をクリアしたところで、小休止モードとする。
 ゆっくり寝て起きる。
 近所へジョギングへ出たら、マリノスタウンで練習試合をやっていたので、立ち寄ってスタンドから15分ほど観戦。
 新規加入の外国人、背がでかいので目立つけど、まだチームになじんでいない感じで、パスをもらえていない。
 ディフェンスの背番号28(浦田)は、生きたボールを出せない。
 高島中央公園で、ストレッチ。
 右投げ、左投げの両方でシャドウピッチング、テニスのシャドウスィング、など。
 普段、体をひねることをほとんどしないので、わざわざこうして動かしてやらなくては。
 ここのところ、一日おきを目標に外へ出て運動するようにしているのだけど、日に日に、走り出しが楽になってきているし、ジョグとウォークの比率も改善されてきている。
 
 神戸の宿探しをしているうちに、なんだかめんどくさくなって、夜行バスで行くことにする。
 5ー6000円の宿を探しているうちに、夜行バスで行けば、その値段で移動もできてしまうから、新幹線代がまるまる浮くではないかと。
 早く帰ってきた妻と、久々に家で一緒に食事。
 午後11時過ぎ、大阪行き夜行バスの人となる。

連載好調

 午後3時、黄金町地区のアーティストの連絡会。
 終了後、「チーム二月」のイベントユニフォームの採寸。
 ちょっとしたお遊びみたいなイベントのために、プロのデザイナーがカスタムメイドしてしまうところが、さすがアートの町。
 黄金町はいつでも「大人の文化祭」
 連載小説「第三企画室、出動す」(日経ビジネスオンライン)おかげさまで本日のアクセス順位第三位。
 原稿の残り1本、翌午前2時、完成。

原稿と新年会とゴールデン街

 午前7時半、仕事場の床の寝袋で目覚める。
 寝心地がよすぎると起きられないので、その意味で、ちょうどいい寝心地だ。
 水場で歯磨きと洗顔。
 こういう朝も、お湯が出るのがうれしい。
 ちょっとつづきを書いてみて、今日の調子を確認し、悪くないので、朝食体制。
 本当は、中華粥なんかがあるとうれしいのだけどない。たくさんあるこの辺の中華料理店は夜は午前2時とか午前4時までやっているのだけど、朝は休んでいる。(24時間営業の「一番」なんかは別として)
 伊勢佐木町4ー5丁目は、オーソドックスな昔ながらのコーヒー店が多く、するってえと「モーニング」なんてのもやっていたりするのだけど、値も張るし、内容も不明なので、僕のオーソドックスはマクドナルド。
 クラシックドッグのセット(390円)
 ハッシュポテトがうまいんだな。
 さあて、仕事の続きをやりますか。
 と、午前9時頃に本格的に着手。
 午後1時前、原稿完了。
 午前中、なかなかいいなあ。朝方の生活習慣にしたいなあ。
 お昼に「すず家」でたぬきそばを食べてから帰宅。
 午後5時すぎ、家を出て飯田橋へ向かう。
 ホテル・エドモモントで推理作家協会の新年会。(会費1万円)
 ビンゴに当たったのに3人でのジャンケンで負けて賞品はなし。
 終了後、いつものように、新宿ゴールデン街へ移動して「檀家周り」

泊まり込み

 予定外の原稿直しが入ったので、予定の締め切りが突然きつくなった。
 というわけで、泊まり込み覚悟の出勤。
 第二食は「聚香園」の定食(650円)。
 1本仕上がって、2本目もあたりはついたので、体力温存のため、翌午前0時過ぎ、「中華一番」本店でピータンの餃子とビール(1150円)でさくっとゆるめて、午前1時過ぎに、寝袋へ。