月別: 2008年8月

入道雲

CA3A0037.jpg
                              photo with Casio W61CA mobile phone
 ヨットに乗る日が晴れてくれてありがとう。
 お天道様、暑い暑いと文句をいってごめんなさい。
 海上には、空を横断する前線がはっきり見える。
 それが自分のところに来るかどうかで、晴れか豪雨か天気は大違い。
 のんびり走って、八景島マリーナに留めて日よけを張ってランチタイム。錦織がフェレールに勝ったとのメール。すごいね。
(家を出るときには1セットをとって2セット目も優勢に試合を進めていたけど、それから三時間以上経過しているから、きっとフルセットだったのだろう)
 ホームポートにもどると、入道雲がもこもこと盛り上がっていた。
 夏と秋が同居している。
 帰宅後、とりあえず2時間仮眠して、仕事の追い込み中。

雨のフットサル

 昨日あたりから、子供向けの本のあらすじを考え始めている。
 午後4時から近くのグランドでフットサル。
 ところが、いざ着替えて出かけようかというその瞬間、いきなり集中豪雨。いまや日本は熱帯ですね。
 出鼻をくじかれたけど、少し遅れて到着。
 時々上がったり、ふつうの降りだったりだが、最初のうち、コートにはかなりの水たまり。途中から引いてきた。
 サッカーとかフットサルの場合、暑いよりは雨降りの方が快適。
 コートコンディション不良で無料になったので、かえってお得でありました。
 帰宅後、シャワーを浴びて、背中にキネシオテープを貼る。
 思った以上にキネシオテープは即効性があるような気がする。
 夕食は妻のタイ風カレー。
 食後は、ひきつづき、あらすじ。

プール

 今日は、小説を離れて臨時収入の(笑)エッセイを1本。
 午後3時過ぎ、プールへ。
 平日のこの時刻は年配の人たちで大混雑。
 運動をしているのに表情がない。動いているのに生命力を感じない。
 まるでロボトミー手術を受けた人たちが大量に暮らしているみたい。
 こちらの生きるエネルギーがあたりおブラックホールに吸い取られていってしまうような錯覚を覚える。
 自分も年を取るとそうなっていくのだろうか。
 つとめてそうならないように気をつけようと思う。もし努力できる余地のあるものなら。
 そういえば、マンションでも年配の人、特に男性は、すれちがうときにこちらが挨拶しても無言無表情で通り過ぎていく人が多い。
 生理的に加齢によりそうなってしまうのだろうか。それとも見知らぬ人間に挨拶されるのが不愉快なのだろうか。そのあたりの原因調査、意識調査をしてみたい気がする。
 人に笑顔を見せるのはいけないことだ、と思っているかのような高齢の男性が多いのは、生理的なものなのか、意識、思想、あるいは文化的なものなのか、おおいに謎である。
 60-70代の男性について、そういう調査研究があったら、ぜひ、わたしに教えてください。

オートバイ 動く

 昨日、エンジンのかからなくなったバイク。
(あ、まだお読みでない方は、昨日の日記を先にお読みください)
 どこのバイク屋に出せばいいか。どうせなら近くに信頼できる店をつくっておきたい。
 なんて、考えながらいくつか候補を調べて今日自転車で店の前まで行こうと、ネットで下調べをして、雨がふったりやんだりのタイミングを計っていた。
 そういうときに閃きがやってくるのだ。
 昨日の情景。
 走り出してまもなく、信号からの発進でエンスト。
 ちょっとアイドリングが低いかな。
 次の信号で停止して、アイドリング調整のスクリューを回しているときに青になって、後ろに車がいたのであわてて走り出さなくては、と思ってふたたびエンスト。
 そのときに始動ボタンをなぜか右手でなくとっさに左手で操作した。
 その時の数秒間のことが克明に目に浮かんだのだ。
 そのあと、まるでエンジンがかかる気配が絶えてしまったというのが昨日の顛末。
 始動ボタンを左手で操作するのはすごく困難なはず。だって、アクセルを握った右手の親指の位置にあるのだから。
 いつもとちがってエンジンがかからない。操作の上でいつもとがうのはこの左手だ。もしかしたらエンジンがかからない原因はこの左手にあるかもしれない。
 それにあまりにもエンジンが無反応すぎる気がした。
 自分の閃きを確かめるために、三度、バイクを止めてある場所まで行ってきた。
 いつものように愛車の左側に立つ。
 ハンドルに目を落とした瞬間、ああこれでエンジンがかかると確信し安堵した。
 わくわくした気分でエンジンキーを挿し、チョークレバーを引く。
 いつもより手順一つだけ長い儀式。
 始動スイッチを押す前に、ちかくの赤いスイッチを押した。
 そこでスターターを押すと、何ごともなかったようにエンジンは始動した。
 そうなのだ。
 バイクはどこも故障していなかった。完璧に機能している。
 緊急エンジン停止スイッチ(キルスイッチ)が正しく機能して、エンジンがかからなくなっていたのだった。おれの左手がおれに内緒で彼に命令したとおりに。
 まるでアホや。
 バイク屋に行って、レッカーの軽トラックが来てから気づいたら大恥を書くところだった。
 同じことが30年くらい前、Honda Wing GL-400 に乗っていたときに一度だけあった。ツーリングの途中で休憩からもどってきたらエンジンがうんともすんともいわなくなっていた。
 三〇分以上、あれこれチェックして、最後にキルスイッチに気づいた。
 駐車中にだれかが悪戯して押してあったのだった。
 そのときのことがふと閃き、それから昨日のことを詳細に思い出してみようと思ったのだ。
 ちゃん、ちゃん。
 というわけで、改めて雨の合間を縫って、駐車場に入れに行きました。
 その後まもなく、雷鳴轟き、集中豪雨。

オートバイ 止まる

 月末なので、そろそろオートバイの月極駐車場のお金を払わなくちゃ、と駐車場へ行き、料金を払って、本牧の蕎麦屋にでも昼を食べに行くかとエンジンをかけ、駐車場を出てまもなく、信号で発進ぎわにストンとエンジンが止まる。
 ここまでならよくあること。
 アイドリング安定していないし。
 で、次の信号でこんどは待っているうちに止まる。
 セルはよく回るが、まったくエンジンは反応しない。
 というわけで、家から200mくらいのところまで押して戻ってきました。ふう。
 かぶっただけかもしれないので、あとでまた行ってみます。
 エンジンの周囲を見ると、キャブレター付近が湿っぽい。
 ごくごくわずかにガソリンが漏れている感じ。
 燃料タンクのコックを開けたまま長期においておくとずいぶん蒸発が激しいということもあったので、キャブレターのガスケットの気密が悪くなって。ついには、空気も漏れるようになってしまったかな。
 もちろん、ふつうにジェットがつまったりしているのかもしれない。
 と、まずは燃料系があやしい。
 専用車載工具のプラグレンチがなくなっているので、プラグに火花が飛んでいるかどうかは不明。というわけで、点火系である可能性は未チェック。
 オートバイって、動かなくなると重い。(笑)

総集編

 オリンピックが終わってやっとニュースが見られると思ったら、NHKの9時のニュースはオリンピックばかりだ。
 もう知っていることばかり繰り返すニュース番組ってなんなのさ。
 どこも新しくない。
 伝えるべきこといくらでもあると思うんだけどなあ。
 青山祐子さん、セクシーで嫌いじゃありませんが。
 オリンピックは十分楽しんだので、その間、失ったものを早く取り戻させて欲しいなあ。
 むしろ、オリンピック中に伝えなかったニュースの総集編をやってほしい。

夏もおしまい

 オリンピックが終わってほっと一息。
 ついつい見てしまう。
 でも、テレビを点けるとオリンピックばかりでニュースがわからなくて不便。
 こちらの気が乗らないときにテレビの中で叫ばれると超ウルサイ。
 とまあ、良くも悪くもオリンピック騒動が終わりました。
 男子400mリレーと女子ソフトボールがよかったかな。
 前半のハイライトだった人のことは、もう忘却のかなたになりつつあります。
 本日は、男子マラソンスタート時刻に家を出て、ヨットレースに参戦。
 なかなか緊迫したレースで、2時間の間に、ゴール前で3艇が5秒差でフィニッシュ。
 といっても、着順で11/12/13位争いなんですけどね。
 まあ、前を走っているのは純レース艇で、うちはクルージング艇なので、F3000 とアコードワゴンが一緒に走っているようなもの。
 もどる頃から雨。
 なので、パーティは二階のクラブハウスで。
 女性ボーカル+カルテットの恒例のジャズバンドも入って。
 これで、夏もおしまい。
 夏のクルージングも行かなかったけど、仕事ができたからいいや。
 北軽井沢でも仕事できたし。
 小説家という仕事はだれにやらされている仕事でもなく、自ら選んだ仕事だし、単なる職業というより生き方そのもの。なので仕事は好きだし、仕事がはかどるとうれしい。
 もちろん、本が出ないとお金が入ってこないというのもあるけれど。
 夕食後は、また仕事。

木々の生存競争

R0013818.jpg
 前日、好調だったため、午前2時半まで小説を書いていたらなかなか寝つくことができなかった。というわけで、起きたのは午前9時過ぎ。
 さわやかな晴天なので、湿気の少ないうちに布団を干す。
 本日も木立の中にディレクターズチェアを出して執筆。
 360度全方位から聞こえてくる様々な音。木々のざわめき、鳥の囀り、虫たちの羽音。わずかな時間に近くに寄ってくる虫の種類だけでもあっというまに20種類を超え、ひとつの視野に入る植物の種類は優に30種類を超える。風の中に座っている自分の周囲たった半径数メートルの中でも自然の規模は膨大だ。
 林の中にいると自然の呼吸の真っ只中にいるような感じがする。
 時に立ち上がり、大きく深呼吸をしてヨガのポーズ。
 あるいは太極拳。
 少し歩き回ると森では植物たちが壮絶な生存競争を繰り広げているのがわかる。たまたまわずかな間隔で並んだ種{たね}が、場所を奪い合い、養分を奪い合い、太陽を奪い合いながら上に伸びる何十年もの戦いのさまが、それはもうそこいらじゅうに見られるのだ。
 植物の世界も、時間の進みが動物より緩やかなだけで、戦いの厳しさにはかわりがない。緑の森もまた平和ではなく、生き物の戦いの場でもある。
 草原だったあたりは80年で深い深い森になっている。鬱蒼とした森を見ると一見自然はたくましく見える。
 けれどそれは生き残った幸運な個体の集合を見ているからであり、そこには同時に虐げられて早々に死を迎える個体としての木々がたくさんあり、立ち枯れ朽ちる植物の遺骸がまさに死屍累々と積み重なっているのがあからさまに見えるのだ。
R0013807.jpg
R0013804.jpg

雨、またうれし

R0013781.jpg
 天気予報では曇りのち雨、降らないうちに午前中また運動がてら徒歩で町へ出てみようと歩き始める。しかしまもなく雨が降り始めてすぐに引き返す。結局、往復20分の散歩。
 家にもどり木立に降る雨の音を楽しみながら窓際で執筆。いい時間。
 昼は、「嬬恋ブリュワリー」という地ビールを出すレストラン。晴れると目の前に浅間山が拡がっているはずなのだが、今日はなにも見えない。
 別荘で暮らす人々に評判だという「珈琲工房須田」というところに立ち寄って「ブラジル山田農場のピーベリー」100g450円を挽いてもらう。すごく本格的な自家焙煎のコーヒー豆屋さん。車に持ち込んだだけでコーヒーのいい香りが立ちこめる。
 もどる途中、携帯にメール。
「進捗状況はいかがですか」と某社編集長。ようするに原稿の催促。
 調子の出ないときにはなかなか辛いメールだが、いまは調子がいいのでむしろ気にしてもらっていてうれしいと感じる。正直に(笑)現状を報告。
 およそ700枚のうち520枚まできている。どうせまだもうひと山ふた山あるけれど、終わりが見えてきている。

木立の中で小説を書く

R0013786.jpg
 山荘の主(妻の高校大学の先輩)が北軽井沢ダウンタウンへ出るのに便乗して出かける。
 いまはなき草軽鉄道の北軽井沢駅の在った周辺が小さな町になっている。
 僕だけそこで降ろしてもらい、町をくまなく探検して、野菜直売所の隣にプレハブ風の立食蕎麦屋を発見。僕は立食蕎麦屋を見ると試さずにいられない。
 たぬきそば(400円)、最初からいやな予感がしたのだけど、やっぱりおいしくなかった。(笑)
 町で唯一のコンビニで買ったアイス最中「モナ王」(山本モナとは無関係)を頬ばりながら、探検したり迷ったりして、50分かけて帰宅。4.2Km。最短距離なら2Kmちょっとだろうか。
 もどるとお昼時で、あらためて車で「古瀧庵」なる蕎麦屋へ出かけてざるそば大盛。こちらはもちろんおいしい。蕎麦は大好物なので何食続けてもOK。
 かつて福井にいったときなど、3日間で12食そばを食べたことがある。
 もともと、同じ食べ物を続けて食べるのを避けるという気持ちが自分にはまったくないし、他人のそれも理解できない。おいしいと感じる限り、食べたいものを食べればよいではないか。
 午後は、山荘の庭の木陰にデッキチェアを出して小説を書く。
 すごくいい時間。
 足下には蚊取線香。いろいろな虫が周りに寄ってくるが、意外と攻撃は受けない。
R0013791.jpg
R0013790.jpg