CNNによる出口調査の結果を見てみました。
http://edition.cnn.com/ELECTION/2008/results/polls/#USP00p1
黒人の95%がオバマに投票しています。
期日前投票に行列した(場所によっては6時間待ち)で投票したのもこの人たちでした。
その他の有色人種もオバマ。
でも、白人が75%を占めていて、55%がマケインです。
年収150万円以下では圧倒的にオバマです。
でも、高年収でもオバマとマケインは拮抗しています。
オバマは選挙活動資金が豊富で、多くは10ドル単位の個人献金です。政治資金が豊富=金持ちのための政治、という構造が今回のアメリカではまったく成り立たなかったことが顕著な歴史上の事件だと思います。
学歴では、大学院卒業と高校にいってない層でオバマが強い。
高学歴高収入と、最下層でオバマ支持、中間層はマケインとオバマは拮抗してます。
よく言われる民主党支持層がこれほど顕著に出ているのも象徴的です。
見方を変えると、白人でも高学歴や高収入の人はオバマ。そういう人は、東部各州やカリフォルニアに集中しています。
共和党の強い、あまり高学歴でない中部南部白人層(カントリーミュージックを聴く人たち)がマケイン。
高齢者はマケイン。
初めて投票した人の69%はオバマ。
日本も、選挙に行かないクセに被害者意識が強くて格差に文句を言う人が、もっと主体的に政治にかかわれば社会は変わると思うのに。