原稿 落語 イタリアン フレンチ サッカー

 前夜から仕事場に泊まり込んで長編Aの追い込み。
 4時間ほど眠った。
 部屋にあったドーナッツとコーヒーで簡単な朝食代わりにして、執筆開始。
 アスパラ内服液をドーピング。
 よい調子。
 身体をいじめると、小説がよくなる。
 いつもそうだから、そのうち死ぬよね、と思う。
 でも、自分の書いている小説が磨かれて輝いていく快感によって、魂が癒されるから、実は小説家はけっこう長生きするのだ。
 本日のタイムリミットは午前11時30分と決めていた。
 完成しなかったけど、目途はついた。
 伊勢佐木町のマクドナルドへ向かい「アイダホバーガー単品とコーヒーSサイズ」。
 アイダホ・バーガー、あんまり美味しくない。
 味が濃い。挟まっているハッシュブラウンは別に食べた方が香ばしくて美味しいはず。
 僕としては初代テキサスバーガーがいまのところベスト。
 口内炎になっている。
 昨日、ビタミンCをサプリで1000mg摂取しているけど、体と心にストレスをかけているので、大量消費されている模様。
 コンビニで「武田C1000」を買って出口でゴクリ。
 午後12時20分、にぎわい座へ。
 柳家小せん会。
 鈴々舎わか馬さんが昨年、真打ちに昇進して名跡・柳家小せん(五代目)を継いだ。横浜での襲名披露にものかき業の大先輩・すがやみつるさんが誘ってくださった。
 約400名ほどの収容人員いっぱいで開場前から外まで行列。
 小せんさんは、まだ37歳だけど、見かけも50歳にだって見えてしまいそうな貫禄(恰幅ではない。念のため)があって、柳家小せんとして風貌も芸も違和感がない。
 そういう意味では生まれながらの噺家といってもいいかも。
 前座・柳家いっぽん、兄弟子の三遊亭歌奴1席、漫才・ホンキートンク、小せんは3席。
 小せんの演目は「動物園」「千早振る」「湯屋番」。
 阿川大樹は新作落語を書くことになっているのでよい勉強をさせていただきました。
 いやはや、落語ってぇのはいいもんでございますな。
 昼前まで150%張り詰めていたものが一気に緩みました。
(緩んでいいのか、という野暮な問いはこの際、なしで)
 終了後、イタリアン・バール「バジル」で飲み始め。
 生牡蠣2つ、600円、鴨のサラダ、600円、などなど。
 ほどなく妻が合流して、やはり野毛の箸で食べるフランス料理「イグレック」へ移動。
 すがやさんの修士論文提出プチ祝い会。(という口実の飲食会)
 パティ、ヒラスズキのカルパッチョ、比内地鶏のグリル、などなど。
 午後10時前にお開きにして、零時過ぎからはアジアカップ決勝、日本xオーストラリア。
 こちらも、なかなか立派な勝ちっぷりで日本の優勝。
 お後も、そのまたお後も、たいへんよろしゅうございました。