いすみ鉄道に行ってきた

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 千葉県に、いすみ鉄道という鉄道がある。
 ここで自腹で700万円支払って運転士になりたい人を募集している。
 3年前に書いた拙著『D列車でいこう』(徳間書店)と同じアイデアだ。
 いすみ鉄道の経営陣が『D列車でいこう』を読んだかどうかは知らないけれど、どちらにしても小説に書いてあることが現実に起こっているわけだ。
 というわけで、いすみ鉄道を訪ねてみた。
 4月30日、連休中といえば連休中ともいえる平日。
 午前7時過ぎに横浜を GB250 で出発。
 午前9時、アクアライン経由でいすみ鉄道大多喜駅に到着。
 この駅はちょうど上下線がすれちがう場所になっているので、線路も2本とホームも2つ。
 それに操車場にもう1トラック。
 ボランティアの人が咲かせているらしい草花とか、なんとなく一所懸命な空気をまとった田舎の駅だ。
 列車はワンマンで運行されているので、改札はなく、ホームへは自由に出入りできるのだけど、「撮影などの目的でホームへ出入りする場合は入場券をかってください」と書かれている。
 経営の苦しい鉄道に少しでも協力しようということで、さっそく入場券(170円)を買って駅構内に入った。
 運よく、間もなく両方向から列車が入って来て、ゆっくり時間をかけてすれ違っていく姿を見ることができた。
 ポイントは手動らしく、列車が通過するのに合わせて、駅舎から作業着を着た人が出てきて、線路に立って操作していた。
 卓上カレンダー(300円)を買い、メッセージカード(1枚100円)に『D列車でいこう』の宣伝を書いた。
 ゆっくり時間を過ごしても時刻はまだ午前10時。
 駅前に食堂のようなところがあって、「閉門」という札がかかっているけど、人がいて入口は開いている。
 午前11時オープンなのだそうだけど、無理を言って「かき揚げそば」(530円)を食べさせてもらった。
 今度はゆっくり時間をとって、列車にも乗ってみよう。
 午後12時30分、横浜に帰着。
 天気はよかったけど、けっこう空気は冷たくて、身体が冷えた。
 首都高の交通量の多いところもあったけれど、まったく渋滞には出会わなかった。
 いったん自宅に寄ったあと、仕事場へ出る。
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