蓼科に復帰

明け方まで仕事をしていたが、ホテルの朝食が九時までなので8時に食堂へ。
10時チェックアウト。
ツルヤで食糧を買って山の家に帰宅。

雨雲が南へ降りて振り方が弱くなった一方で、こちらはポリタンクとカセットコンロ、食料を確保して、道路寸断に対するサバイバル能力が上がったので、バランスが安全側に動きました。(動かしました)
雨は小降りで落ち着いています。
24時間雨量は190mmをピークに下がり始めました。
連続雨量はまだ増えていて294mm。2021/08/15 13:30現在。
観測点は別荘地内の管理事務所で、家から1km。
つまり、地域全体としては地盤はまだ緩んだまま、あるいは、依然として緩み続けている状態です。
雨が止んだ後に土砂崩れになる可能性はまだありますが、最も弱い場所に自分が位置していなければ、「道路寸断による孤立」のリスクだけなので、兵站の問題だけです。
午後1時5分、警報が鳴りました。
同じ「茅野市北山」の「緑の村別荘地」100世帯に避難指示が出ました。
家のある場所から見て、尾根の反対側(西側)になります。
驚きましたが、これは朗報です。
避難指示の解像度が「北山」ではなく「北山地区(緑の村)」なので、同じ「北山」で緑の村地区の外が、避難指示相当の危険度でないことがわかりました。
というわけで、現在、雨量の累積で昨日よりも荒いメッシュで危険は高まっているが、細かなメッシュで安心できる状態になった一方で、こちらのサバイバル能力とのバランスがより安全側に変化したので、最悪、数日間孤立することがあっても命に別状はないだろうと、安心して家にいます。
以上が、この24時間の報告。

以下、今回学んだこと。
東急蓼科リゾートタウンが、リアルタイムの雨量情報と過去からの数値変化を提供していることは「自分で危険を判断できる」という意味で素晴らしい。
NHKテレビのデジタル防災情報は地域を絞り込んで避難指示などの情報がわかるので、とても有益。もっと早くそこを見ればよかった。
茅野市のサイトは雨の心配をよそに、いつまでも普段のトップページのままで、避難情報に簡単に辿り着けず、ダメダメ。
インターネットも便利だけど、更新が遅いと役に立たず、放送のリアルタイム性は貴重だとわかりました。特にデータ放送は有益だ。
普通に放送を見ているだけだとニュースは、九州や広島のニュースばっかりで、自分の場所がどうなのかは全くわからず役に立たない。

早々に安全な場所に自主避難したので、終始、心に余裕があった。
逃げてしまえば、外の世界は普通の町。
中にいて大丈夫だと自分に言い聞かせるより、さっさと逃げる、というのはQOLの意味でも、冷静な判断ができるという意味でも、お勧めできます。
これからも「さっさと逃げる」「それから戻る」を実践したいと思う。