Diary

『インバウンド』 プロモーションビデオ

『インバウンド』(小学館)のプロモーションビデオを作ってみました。

書店回り(2)

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 午前中、『インバウンド』のプロモーションビデオを youtube にアップロード。
 午後1時前、有楽町駅近くで冷やしたぬきそば。
 交通会館の中にある三省堂有楽町店。
 渋谷ハチ公前スクランブル交差点の正面 SHIBUYA TSUTAYA。
 
 あの、紀伊國屋書店 新宿本店。
 小田急デパートにある 三省堂書店 新宿店。
 そして最後は、リブロ池袋本店。
 二日間の間にこれだけたくさんの書店を回ると、それぞれの場所にはわずかな滞在時間しかないとはいえ、それぞれの書店の特色が強く感じられる。
 できれば、それぞれの書店でゆっくりと時間を使いたいものだけれど、そうもいかないのがとても残念。
 ともあれ、書店回りロード section 1 は終わった。
 次は、15日(日)から、沖縄ロードだ。
 昨日の各店に加え、上記の書店でも、『インバウンド』のサイン本がお求めになれます。

書店回り(1)

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 午前11時、小学館。
 段ボール箱1杯の本にサイン。
 サイン色紙もたくさん。
 神保町の小さなそば屋で「大もり」。
 のち、三省堂神保町本店。
 タクシーで新宿へ。
 紀伊國屋書店新宿南店。
 
 山手線で上野。
 BOOKEXPRESS エキュート上野店。
 浜松町。
 文教堂浜松町店。
 京浜東北で横浜へ。
 丸善横浜ポルタ店。
 そごうの中の紀伊國屋横浜店。
 各店の書店員の皆様、お忙しいところお邪魔しました。
 読者の皆様、上記のお店では阿川のサイン本がお求めになれます。
 いつもの(?)崎陽軒本店の地下のアリババでビール。
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Story Box つながりの黒野伸一さんとばったり遭遇、某書店では一緒にサイン本をつくったり。
お互いの本をお店で買って、サインをしてもらったり。(笑)

庶民の責任

「庶民を苦しめる」という言い方が僕は好きじゃない。
 そこには「庶民は一方的な被害者だ」という意識しかなく、すべての国民がこの国を運営している主権者だという視点がないからだ。
「僕のせいじゃないもんね」という人たちこそが「こんな国」をつくっている。
 民主主義社会で政府が庶民を苦しめているとしたら、それはそういう政府を庶民が選んだからだ。
 なんだ、自分のせいじゃないか。
(少数の弱者は選挙で不利な場合があるけど「庶民」って多数派のことだよね)

休日出勤

 まあ、もともと平日も週末も関係ない小説家ですが。
 まずは近所の公園で軽い運動。そこで見た親子の情景。
 お父さんがピッチャーで子供がバッター。キャッチャーはいない。
 スポーツがあまり得意でない様子のお父さん、ボールを投げても打ちやすい球が投げられなくて、子供は空振り。ボールはそのまま転がっていく。それを親子で追いかけて拾う。今度はその場所でまた同じことをする。
 というわけで、公園全体をダイナミックに移動しながら二人野球。
 疲れるだろうなあ。というか、これで子供は野球をおもしろいと思うのだろうかといらぬ心配。
 冷蔵庫にずっと入ったままだったお総菜のコロッケ3つを「フライ温め」モードで電子レンジでチンしてランチ。
 そこから黄金町へ出勤。
 休日出勤の仕事は年賀状の名簿の確定。
 データベースから年賀状を出す人を抽出して、エクセルのファイルに出力。
 あとは自宅で宛名面を印刷する。
 パソコンで出す年賀状は物理的には機械的に作られる。
 だけど、500人分の名簿から宛先を選ぶところで、年賀状を出す人についても出さない人についても、顔を思い出して、いまどうしているかな、と年に一度、考える。
 その思いは手書きであっても同じ。というか、手書きだとむしろその「思い」よりも作業が大変になって、逆に機械的になってしまうような気がする。(僕の場合)
 コンピュータは人間を「作業」から解放して、人間らしい心を発揮する時間を作り出す温かな道具だ。
 年賀状を出しても戻ってきてしまって消息不明の人も、データベースには残っているから、元気かなあ、と考えたりするわけで。
 夜は、関内の和食の店でおいしい食事。

電車で仕事をする鞄

 本日も買い物の日。
 パソコンを入れるカバンを買うため、徒歩で東急ハンズへ。
 夏場に背負っている背中に汗をかいてしまうので、ふだんはドイターの自転車用リュックを使っている。
 デザインがスポーティでスーツに似合わない他は、運ぶのにはこれれで問題がない。
 ところが、電車で外出するとき、これで出かけると外側が局面になっているので、座って仕事をするのにパソコンを載せると滑って不安定になって集中できない。
 そこで、四角い形状のリュックを使いたいわけだ。容量はあまりいらない。
 こういうときの東急ハンズは頼りになる。
 ビジネス用の背負えるカバンがたくさん並んでよりどりみどり。
 NEOPRO というブランドのものを選択。
 徒歩でいったん帰宅し、フィールドテストのため、さっそく荷物を詰め替えて、新しいバッグで通勤。
 本日も小説とは関係ない雑用。
 新しいクレジットカードが来たので、かたっぱしからカード番号の登録変更でほとんど一日が潰れ、それでもまだ終わらない。

車検

 午後1時前、車検のためディーラーに車を持ち込む。
 その足で、妻と近くの「ラ・ボエーム」でランチ。デザートセットにする。
 元町の洋服屋を何軒か回って、コートを見る。
 Evisu, Brooks Brothers, GAP など。
 エビスはめちゃめちゃお洒落だけど、ユニクロの20倍くらいの値段。(笑)
 喫茶室ルノアールで仕事。
 ここは無線LANが使えるので、オフィスとあまり変わらない。コーヒーが510円だけど、長い時間いても大丈夫。長くいるとお茶をもってきてくれる。
 
 結局、GAPでコートを買う。
 ユニクロ以外で洋服を買ったのは何年ぶりだろう。(笑)
 横浜駅東口の郵便局前で年賀状を300枚買う。

心のユニクロ離れ

 人間の臭いのしない町であるみなとみらいを歩くのはあまり面白くない。
 コンクリートの景観デザインも、初めて見れば美しいのだけど、毎日見ていれば飽きる。
 なので最近はみなとみらいを Baybike で早々にパスして、桜木町駅か関内駅まで行ってしまう。そこから黄金町のスタジオまで歩く。人間のいるところでないと面白くない。
 今日は通勤時に久しぶりにクィーンズスクエアやランドマークプラザを通過。
 目的はコート。
 ユニクロの7000円くらいの白いコートをここ数年着ていたのだが、それが少し黄ばんできた。
 クリーニングに出さなければならないものはなかなか白のコートを着るのは難しい。春の衣替えまで白さを保つことができないからね。そうでなくても、白いものは何かの拍子に致命的な汚れがついてしまう。
 ユニクロなら失敗しても惜しくないので、洗濯機でザブザブ洗ってしまうこともできる。
「冬に白いコートを着る」という小さな冒険が気楽にできるのだ。
 とはいえ、白きものやがては黄色なるべく無常の理により、数年のうちにくたびれてきた。
 いつものようにユニクロを覗きH&Mを見て、これからはせめてGAPを買おうと改めて思ったまま、何も買わずに黄金町へ出勤。
 それにしても最近のユニクロはすっかり明るい色のバリエーションがなくなり、デザイン的な遊びもなくなってしまったなあ。自他共に認めるユニクラーである僕も、下着類以外には食指が動かなくなってきた。
 スタジオでは大した仕事もせず、年賀状の版面をデザインしたところで、本日の仕事は終わり。
 都橋で軽く飲んで帰宅。

DOMA秋岡芳夫展(目黒区美術館)

 東横線を中目黒で下車、目黒川沿いにゆっくりと歩いて目黒区美術館へ。
 桜並木で横浜でいえば大岡川。
 秋岡芳夫展 モノへの思想と関係のデザイン。
 秋岡芳夫は工業デザイナーとして有名な人で、実は秋岡芳夫の子息(秋岡陽)と高校で同期だったのだが、当時は父上がそのいう人だったとはまったく知らなかった。
 展示を見てびっくりしたのは、秋岡芳夫のデザインしたもので、僕が実際に使ったり触れたりした記憶があるものがたくさんあることだ。
 学研の「科学」の付録。セコニックの露出計。ゼンザ・ブロニカ。三菱鉛筆ユニ。エトセトラ、エトセトラ。
 彼にとってモノは買うものではなくつくるもの。いつも何をどうやって作ろうかと考えていた人だと言うことがとてもよくわかる。
 と同時に、デザインそのものだけでなく、デザインという形のない物に正当に値付けをし、クライアントもデザイン事務所も、幸福な関係の中で仕事ができるようなシステムを作り上げようとしたことも先進的だといえる。
 晩年に熱中していたという無数の竹トンボの精緻で美しいことよ。
 工業製品にせよ、手作りの製品にせよ、芸術作品にせよ、「モノをつくる」人にとって、この展示は大きな啓示を得られるものだろう。
 久々に目黒区を歩くといい気持ち。
 黄金町の猥雑さも刺激的で素敵だけれど、都会にあって都会から隔離されたような目黒の住宅地はそれ自体リゾートのようだ。
 

おいしいパンの「薫々堂(くんくんどう)」

 オートバイに乗る口実を兼ねて、家から17kmほどの立場のパン屋さん「薫々堂」へ。
 ワールドカップのボランティア仲間だった亀山裕子さんが旦那さんとやっている店。
 僕が57年間に食べたことのあるパン屋さんでここのパンがナンバーワンです。
 お目当てのシュトーレンの他、各種パンを買って帰る。
 そのうち焼きたてで温かかったたものを昼食に食べ、改めて黄金町へ出勤。
 ほとんど仕事ではなく、会議資料で時間を使ってしまった。