diary2007

準備中

 ひたひたと入院準備。
 こういうことをしていると、毎月(時には月に2回)のようにアメリカと日本を行ったり来たりしていたころを思い出す。最近では、ヨットのクルージングか沖縄くらいしかいかないし。
 というわけで、ほんとに修学旅行のような気分で、ビミョウに緊張しながらもなかなか楽しい。
 これから、数々の未体験の事象に遭遇するのだな。
 最終的に命さえ助かるならば、せっかく飛行機に乗ったらハイジャックにあったりしてみたいじゃない? それと同じ。
 台風が近づいてくるときの、あのなんともいえない昂揚感みたいなもの。

残務整理(笑)

 8月最後の土曜日だ。
 というより、いよいよ入院が近づいてきたので、準備しなくては。
 ヨット仲間にサイン本を頼まれていたので、バイクでハーバーまで行き、事務所にあずけておく。
 午後4時半に着くと、ちょうど知り合いの船が出航していくところで、見送ると、なんとうちの船の女性クルーが乗っていた。(笑) 
 メンバーと出航時間からして、八景島の花火大会に行くのにまちがいない。
 家の近くのバイク駐車場までもどって、月極駐車カードの更新を済ませる。
 ランドマークタワーの69階の展望台のタダ券の期限切れが近いと妻がいうので、歩けない僕は自転車で、妻は歩きで出かけ、入口で待ち合わせ。
 ふだんは入場料1000円もするので、来るのは初めて。
 都市なので、うごくものが多くて、上空からの景色も意外と面白い。満員の横浜スタジアムとか、大道芸に集まっている人とか、自分が住んでいるマンションとか。
 夕食は、ランドマークプラザ5階の寿司屋。
 わりとリーズナブルな値段で寿司を食べた気分になるのでいいかも。携帯で会員登録をすると生ビール1杯がタダになる。さらに4000円の商品券もあって、腹一杯寿司食ってビール飲んで、ふたりで2000円。安い!
 まあ人生最後の寿司にするにはちょっと情けない寿司ではあるので、来週の全身麻酔、ちゃんと覚めてくれないと困るぞ。
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自転車に乗って

 一昨日、自信をつけたので、調子に乗って自転車で動き回る。
 ツタヤに借りていたCDを返却。
 ジャックモールのダイソーで電池を買う。だれかのベンチマークによれば、ダイソーの電池は意外なことに性能がいいらしいのだ。行ってみると、かなり色々なOEMメーカーの電池が売られている。容量の評価はよかったけれど、長期保存性、つまり液漏れに強いかどうかはベンチマーク記事ではわからないので、SANYOの名前の入ったものにした。
 マクドナルドでハッピーセット(ボーリングゲーム付300円:クーポン使用)
 野毛の図書館へ行って、借りていた本を返す。(今週、野毛に来るのはなんと4回目)
 みなとみらいのユニクロで下着のパンツを2枚。(入院準備ね)
 セキチューで、歯ブラシなど。(これも入院準備)

野毛遊び


 夕方、バスで野毛へ出る。
 モスバーガーで少し原稿書き。
 カウンターでお箸で食べるフレンチレストラン「Y(イグレック)」。
 ポーションも大きく、大満足。
 シェフがひとりでやっているので、混んでくるとなかなか出てこなくなるのがご愛敬。その間、ワインが進んでしまうのだ。たっぷり3時間かけて食事をした。
 都橋飲食街の「華」。
 横浜中華街生まれ、本牧育ちの中国人のママさんの店。
 これまたゆったりと話をしながら飲む。
 新宿歌舞伎町ゴールデン街もいいけど、なにより家に近いのが気楽。
 野毛にあるのは、どの店も「本店」だ。
 みなとみらいにあるのは、支店ばかり。みなとみらいはきれいで観光客には人気があるけれど、その町からは何も生まれていない。野毛は、その町の人が作った町だ。

自転車とサッカー

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 少し秋の気配がしてきたとはいうものの、暑い時間を避けて横浜中央図書館へ。自転車で向かうと最後の野毛坂が難関。鎮痛剤といっしょに飲んでいる筋弛緩剤のせいで下半身に力が入らないものだから。
 しかし、本日二回目の薬を飲んだのが出発直前だったため、まだ血中濃度が上がっていなくて、意外に大丈夫であった。
 1冊返却して、1冊借りる。
 返したのは経済の本、借りたのは医学の本。
 あとは、少し遠回りして、山下公園赤レンガ倉庫など、ふだんのポタリングコースを走ってみる。なかなか順調。他人が見たら100m歩けない人間には見えないだろうなあ。
 かつてはあれだけ歩いていたのにさっぱり歩かなくなって、欲求不満なのか食べる量は増えてしまったので、ウエスト周りが増加中。まあ、入院すればカロリーコントロールがしっかりするので、痩せると思うけど、運動不足はひどくなるから、少しでも運動しておこうと思って。
 帰宅後は、サッカーテレビ観戦。
 A代表の日本vs.カメルーン、オリンピック代表の日本vs.ベトナム、そしてU-17ワールドカップの日本vs.ナイジェリアと3試合。
 オリンピック代表の試合は面白くなかったのでほとんど見ないで本を読んでいて、おかげで借りてきた本を読み切ってしまった。
 そんなわけだから執筆はあまり進まない。
 8月も22日。夏休みの宿題を残している子供みたい。
 といいつつ、実は、夏休みの宿題は7月中に全部やってしまうような小学生だったので、夏の終わりに宿題を残していた経験はないのだけれど。

ミイラになり損なった

 本日はコルセットの型取りのため、整形外科の装具外来。
 すでに予約は一杯だったところ、次の週が手術だというのでむりやりねじ込んで入れてくれた予約なので、午後3時半の予約だけど、その時間に行くと、まだ10人ほどが待合室で待っている。
 それでも、本を読んでいるうちに午後4時半に呼ばれる。
 いつもとはちがう診察室の光景。
 床には古新聞が敷き詰められている。
「上着を脱いでください」
「ズボンを下げてください」
 という感じで、直立して両手を杖に預けている間に、腿の辺りから脇の下までキッチンで使うのと同じラップでぐるぐる巻きにされる。
 足下のプラスチックバケツに白い液体が入っているのは拙稿、じゃなくて、石膏。白衣を着た装具屋さんが、そこに幅広の布を漬けて浸し、軽く絞っては、腰から胸へラップの上から巻き付けていく。放っておけばミイラになってしまいそうだ。
「もうじき固まりますからね」
 5分くらいしか経っていないけど、直立しているとすでに足がかなり痛む。しかし、石膏が固まるまでガマンするしかない。
 固まったのを確かめて、胴体に何やら書き込んでいる。名前とか病院名とか。
 やがて、カッターナイフで、胸から腹にかけて正面正中線付近を縦に切って外すと、僕の体型を忠実にコピーした筒ができあがるわけだ。
(カッターナイフで腹を切られたらどうしようと必死で腹をへこませたのは言うまでもない)
 一部とはいえ、自分の身体の3Dモデルを見るのはなかなか不思議な気分。こういう体験ができるのも病気のおかげである。
 コルセット代は23535円、来週火曜日、病室に届くので現金で払うということ。保険が適用されるので、あとから書類を揃えて保険組合に請求すると7割がもどってくるのだけど、その手続きには診断書が必要でお金がかかる。なんだか納得できない制度だ。
 窓口での本日の医療費支払いは、2310円。これはいままでで一番安い。

24時間テレビ

 24時間テレビ(日本テレビ)は、好きな人と嫌いな人にはっきり別れるようで、僕の知り合いで24時間テレビを見る人はほとんどいない。
 もちろん、僕も見ない、というか、事前情報を聞いてはいたが、いったいいつ行われるのか興味もないので知らなかった。
 で、たまたまチャンネルを替えたら、欽ちゃんがあと1.5Kmくらいで武道館に着くけれど、放送時間内には間に合わなそうだ、というところで、「間に合わない」というところが妙に気に入って、番組的にどう落とし前をつけるのか、そこに興味が湧いてしばらく見てしまった。
 人はたまに感動して泣きたくなる、という一種の「心の生理現象」みたいなのがあるのは理解はできる。まあ、僕だってそういうふうに思うことはあるし。
 だからこそ、どうやったら人を感動させられるかというのはある程度わかりきっていて、人を泣かせる小説とか感動させる小説とか、そういうのを書くのは別にむずかしくない。単純な技術上の問題なのだ。
 泣けるか、感動できるか、じゃなくて、何によって泣くのか、何によって感動するのか、というところが問題なのだ。
(必ずしも泣かなくても感動しなくてもいいけど、たとえばの話ね)
 欽ちゃんが24時間テレビで70kmを「歩ききって」、感動した人もいるらしい。
 まあそうだろう。でもさ、こういう風にしたらかなりの人を感動させられるってことは、みんなやる前から判っていて、見る人もわかっていて、予想したとおりに感動したいから見ていたんだよね。
 そういうニーズがあるから、そこに商品を提供する、ということを非難することもないと、理屈では思うのだけれど、感動ってそんなにまでして、しなくちゃいけないのかね、と見る人の方にいいたい気分になる。
「欽ちゃんを見てわたしもがんばろうって思った」
 て、おいおい、欽ちゃん見なくたって思えよ。(別にそう思わなくてもいいんだけど、とにかく思うきっかけが欽ちゃんかよ)
 欽ちゃんくらいがんばっている人って、僕のまわりを見回したら、いくらでもいるから、きっと、欽ちゃんをみて感動している人の周りにだって、いくらでもいるんじゃないかな。
 66歳なのに、とか、身障者なのに、とか、そういうオマケのスペックつけなくたって、ちょっと自分の周りを見てみればそれで十分なんじゃないのかなあ。がんばっていないように見えて、けっこうがんばっている人は多いような気がする。
 別に欽ちゃんじゃなくて、どんな人生だって、いつかどこかでのっぴきならないことになるものだし、それでも、たいていの人はそこを切り抜けて生き続けていくものだ。
 まあ、一日に煙草を何箱も吸っていても、66才で70kmくらいは歩き通せるということが証明されたってことで、いいってことにするか。
 愛でほんとに地球が救えるのならいいけど、地球を救うのは愛じゃなくて理性だと思う。
 戦争は愛によって引き起こされている。目に見えている人、近くにいる人だけを愛そうとすることこそが、戦争の原因じゃないのか。目の前にいない人のことを考えることのできるために必要なのは、愛じゃなくて理性だ。自分が愛する人を殺した人にも愛する人はいる。

やっと来た、夏!

 世間は猛暑だ酷暑だと言っているというのに、少しも夏らしいことをしていなかった。
 旅行も、海も山も、ひと夏の恋も。(笑)
 やっと手術が決まったので、入院までに娑婆の空気を楽しむことにする。
 娑婆といえば、まずはヨットだ。
 たまたま今日はレース。
 男3女5というレースらしからぬ華やかなメンバーで参加。
 すごく楽しかったなあ。
 レース終了後は、会費一人1000円で飲み放題食べ放題の焼きそばパーティ。
 写真は、パーティ開始を待つ、ボートヤード。
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「じっくり」な一日

 上場企業役員だったこともあるKさんが、家の近くまで来てくれて、2時間ほどいろいろな話を聞く。
 夕方、TSUTAYA でCDを5枚を借り、スターバックスコーヒーで原稿書き。
 静かだけれど、内容のある一日だったかな。

入院手術決定!

 目が覚めた。??? ヤバ!
 とあわてて飛び起きて、目覚めて20分後には、病院の待合室にいた。予約時刻9:30に間に合いました。
 エクセルの表にまとめた神経根ブロック注射のあとの症状の経過などを見せて、……、手術決定!
 8月27日、午後から入院。 30日、手術。入院期間は3週間の予定。
 というわけで、さっそく手術前の検査。
 採尿、採血、心電図、出血時間測定、胸部レントゲン、完了。
(心電図の受付の女性が妙にセクシーだったなあ)
 来週、21日には、手術後にはめるコルセットの採寸。
 生まれて初めての入院&手術の甘美な響きに、遠足の前の子供のような気分。
 入院前の to do list 入院のときの持ち物リストを作らなくては。
 とりあえずツタヤへいって、病院で聞くCDを借りてきましょうかね。るんるん。
 とにかく、やっと手術に漕ぎ着けた、という感じ。