小説

推理作家協会賞贈呈式

 夕方から新橋へ。
 第一ホテルで推理作家協会賞贈呈式+パーティ。
 その前に、「本の雑誌」を買おうと思ったら新橋の書店2店とも売り切れ。パーティ参加者が買ってしまったのかも。(笑)
 脚の痛みがかなりひどくて、パーティ会場でスピーチを聴きながらウィスキーの水割りで痛み止めを追加ドーピング(スピーチ長くて贈呈式55分もあった)
 乾杯が終わって少ししたところで徳間のT編集長といっしょに、まず、『D列車でいこう』を読んで「面白かった」といってくれているという書評家のNさんのところに挨拶にいったら、なんだソフトボールをいっしょにやっていて、お互いに顔と名前が一致していなかったと判明。で、ふと横を見れば、なんと、となりに週刊ブックレビューで「おすすめの1冊」に取り上げてくれた吉田伸子さん。
 つぎにはおなじくブックレビューで誉めてくれた逢坂剛さんに挨拶。
「おお、会ったことありましたよねえ」
「ソフトボールご一緒してますから」
 て、やっぱり、顔は知っていても僕が阿川大樹だとは知らないわけだ。(笑)
 新発見は10年くらい前、某女性作家のパーティで名刺交換していた女性編集者が僕の担当編集長の上司だったことが判明。きゃ、知らずに新刊の案内なんかメールしていた。はずかしぃ。(昔の名刺だったので、所属が同じに見えなかった)
 1998年から知っているA出版のBさんが、向こうからやってきて、立ち話。
 最初にBさんに会ったのはサントリーミステリー大賞の候補になっているときに朝日カルチャーセンターで「ミステリーの書き方」みたいな講座を彼がやっていたので参加したのだった。(別にミステリーの書き方を勉強したかったからではなくA出版の編集者にコネを作るために参加したわけで、講師が作家だったら参加しなかった)
 で、その講座で、彼は「僕だったら2作目くらいまで様子を見ますかね」と新人作家とのつきあいかたについて語っていたのをよく覚えている。
 その後、様々な文芸系のパーティでBさんを見かけるたびに、ひとことふたこと会話をしたり年賀状を送ったり、忘れられないようにしつつ、都合10回やそこらは会っている。もちろん著作も全部送っている。
 で、昨晩、ついに彼の方から僕の処にやってきて、「こんど飯でも喰いましょうよ。いつでもいいですから」と耳打ちして去っていった。ほらね、ちゃんと9年前にいったように2作目までようすを見ていたわけだ。
 それとは別に、ブックレビュー放送を知って放映に先だってアクセスしてきたC社のD編集者とも立ち話で、近々、会って話をすることになった。
 そんなこんなで、営業的なことがほぼ片が付いたのが午後8時少し前。
 そこで、久しぶりにパーティでいっしょになった先輩作家のすがやみつるさん(現在早稲田大学の社会人学生で学業が忙しそうなので飲みの誘いを遠慮していた)と、新宿ゴールデン街へ移動。
 バー3軒と途中ラーメン屋1軒。
 久々に、始発まで飲んで、心すっきり。

原稿用紙1枚100円

 夕食後、近くの Blenz Coffee へ原稿書きに。
 午後10時で閉店なので、1時間しかない。
 40分で原稿用紙3枚書く。コーヒーが260円なので、執筆コストの変動費1枚あたり約100円か。(笑)
 この調子で400枚の小説を書くと4万円。
 そういう計算が成り立つとたいへんにうれしい。
 家にいると書けないときでもコーヒーショップに来ると必ず書けるので、最初から割り切って通えばいいんだけど。

ポップを作ってみた。

 中央郵便局の郵趣会へ、宣伝ハガキのための50円切手を買いに行きました。ご無沙汰している方に転居通知も兼ねて出すのですが、印刷の宣伝だけでは失礼な感じがするので、切手はきれいな切手で気をつかう。
 実は、常日頃、事務的な文書でも、値段同じなんだからきれいな方がいいし、と記念切手を貼って出しています。
 いろいろあったけれど、琉球紅型染の切手にしました。
 ついでに本屋をまわって、敵情視察。
 どんなポップが出ているかなと。
 というわけで、『D列車でいこう』のポップ、こんなのをつくってみました。 ( pdf ファイルなので、携帯ではご覧いただけません)
 書店様、ご自由にお使いください。ハガキサイズに印刷できます。

束見本 『D列車でいこう』

dtraincover2a.jpg
『D列車でいこう』の束見本(つかみほん:ページが白紙の製本サンプル)が届きました。
 カバーの著者ローマ字表記がまだ直っていないけれど。
帯は
表)
 国が見捨てたローカル鉄道をたった三人で再建!
 ドリームトレインに賭けよう!
 それまでのキャリアをうち捨てて、新しい人生にチャレンジする男女三人が、あっと驚くアイデアをひっさげて、田舎町に乗り込んだ!
裏)
 MBA取得の才色兼備銀行ウーマン
 町工場相手に良心的融資を実践する銀行支店長
 鉄道マニアのリタイア官僚
 廃線が決定したローカル鉄道を救うため、
 三人が株式会社ドリームトレインを興した
 奇想天外、破天荒な方法で田舎町に旋風を巻き起こす、
 ロマンチック・ビジネス・ストーリー。
なんて感じです。

『D列車でいこう』予約受付開始

 自分の名前を検索したら、新刊『D列車で行こう』がいくつかのネット書店で予約がはじまっていた。
 まだ、表紙画像がありません。(実はまだ表紙が決まっていないのです)
 セブンイレブンで受け取りたい方(送料無料)は こちら
 お近くの本屋さんで受け取りたい方(送料無料)は こちら
 予約の入り具合で初版刷り部数が増える(阿川の収入が増える)かもしれないので、ご購入予定の方は予約を入れていただけると、たいへんありがたく存じます。よろしくお願いします。
『D列車でいこう』は こんな本 です。
 amazon、紀伊國屋、有隣堂、ジュンク堂、八重洲ブックセンター、では扱いがまだのようです。

小説家であることの喜び

 まだ本決まりではないけれど、3作目になるはずの小説。改稿を重ねて去年の夏前に仕上げたバージョンをここ数日かけて読んでいた。
 編集者と打ち合わせしたのはもう半年以上前、その間に二作目に決定した別の小説を仕上げ、引越をしたりしてバタバタと日常に忙殺されていた。
 いよいよ完成させなければと思い、手をつける前に、そもそも物語を思い出すため(笑)、そして自分の心と体のビルドアップのため、読んだのだ。
 すごく時間がかかって、ゆっくりとしか読み進めることができなかったのだけれど、最後の3分の1を明け方にかけて一気に読み終わった。
 自分が書いた小説だけど、感動して心が震えた。(おめでたい。笑)
 登場人物たちの顔が思い浮かび、彼らが愛おしく感じられた。
 もちろん、直すべきところを、頭の引き出しにしまいながらだけれど、基本的なところで「いい小説」になることが確信できた。
 ここしばらく、小説を書くことから離れてしまっていて、なかなか手をつけられなかったのが、一気に解消されて、早く書きたくなった。早く仕上げて世の中に送り出したいと思った。
 いま、とても幸福な気分だ。
 今朝のBGMは Guns N’ Roses.

読み切る

 将棋で言えば、「詰む」とわかった状態。
 最初の内、600枚の小説の全体を自分の頭が一度に把握しきれなくて、漠然と、最後までにはすべてがつながるという「予感」だけがして、それで書き進んでいくのだけれど、ここまできて、やっと、残り部分のことを全部頭に置いておくことができて、未解決の伏線が、引き出しに収まるように全部つながって……、完成した状態が完全にイメージできる、そんなところまできました。
 つまり、頭の中では完全にできあがった。
 あとは頭の中の図面通りに書くだけ。
 早ければ(バンバン手が動けば)、あと二日で完成するでしょう。
 やっと心安らかになった~。
 ここまで来ないうちは、「もしかしたらこの小説は完成しないんじゃないか」という思いがずっと胸の奥にある。
 苦しいところから抜け出た感じ。

編集者と打合せ

 午後2時、出版社編集長と打合せ。
 先月に提出した第一稿に対するフィードバック。
 物語性、カタルシスを高める仕掛け作りについての詰めなど、雑談含めて2時間ほど。
 第二稿の〆切を1月中旬とする。
 終了後、駅構内の行政サービスセンターで住民票。
 駅で、役所の窓口のかなりのことが済むのは本当に便利。
 コットンマムで買い物。
 野菜が新鮮で安いのがうれしい。
 調理パンがタイムセール(ようするにランチ向けの在庫の売り切り)で3個300円になったので、6個買いだめ。ここのベーカリーは安くて美味しい。
 コットンマムもスーパーとしてかなりこなれてきて、開店当初の気負いが抜けた感じで、使い勝手のいいお店になってきた感じ。
 それにしてもマーケット(商圏)が狭くて客が少ないのがかわいそう。
 いい店なんだけど、やっぱり市場に合っていないんだよなあ。
 みなとみらいから直通の橋が開通すれば、商圏は拡がるだろうけど、その頃にはみなとみらいにももう一軒スーパーができるので、なかなか前途多難だ。
 本日の「捨てキャン」
 雑誌や大型本30センチほど処分。
 その他、粗大ゴミ回収に電話をしたら、スキャナーや小型のコピー機など、50センチ以下のものは普通ゴミに出せばいいのだそうだ。へえ。
 というわけで、とりあえずスキャナーをゴミ置き場へ。

いったん立ち止まって

 数日前、370枚ほどのところまで書き上げた。
 そこで、ここのところ、3日ほどかけて、改めて頭からあらすじを抽出。まだ書いていないところを含めて、85枚ほどの「あらすじ」をいったん完成させる。
 目的は、
  1)つじつまが会わないところを洗い出しておくこと、
  2)残りの部分を書くにあたって勢いをつけるために展開をおさらいしておく、
  3)本格的な改稿の前に分量バランスやテンポなどを確認しておく、   など。
 ここから約100枚ほど書いて第ゼロ稿として、そこから改稿に入るという手順。
 これを含めて、もう1タイトル出版が決まっていながら未完成の書き下ろしがあるので、なんとなくどんよりとしたプレッシャーだ。少し前まで、だれにも頼まれもしない原稿を書いていたのだからして、こういうのにまだ心が慣れていないのだ。ありがたいことだけど。
 小説家の場合、忙しくても猫の手は借りられないので、自分でやるしかない。

推理作家協会会報8月号に

そういえば、お知らせしていませんでしたが、推理作家協会会報8月号に原稿を書きました。
下記でお読みになれます。
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