日: 2014年10月9日

尾道 桂馬蒲鉾商店

 夕方、東横線で代官山へ向かう。
 日吉で人身事故があったとかで、全体に遅れていた。
 上り各駅停車は着席できたので、別冊文藝春秋で連載の始まった伊東潤さんの「横浜1963」を読んでいたら危うく代官山を乗り過ごしそうになって、慌てて降りる。
 某氏の私邸で創業百年の尾道の老舗「桂馬蒲鉾商店」の蒲鉾だけのフルコース食事会。
 四代目の村上優美さん直々に製品と素材を持ち込んでの食事会。
 4代目とこのお店のことはずっと前から知っていて、実はいつかこのお店を題材にして小説を書こうかとも思っていた。
 とはいえ、実際はこのお店の蒲鉾を食べること自体初めて。
 ううむ。すべて美味しい。すべて味が違う。すべて柔らかくて、他の何にも似ていない味がする。すばらしい。
 尾道、すごい。桂馬、すごい。
 製品化前の試作の洋風魚肉ソーセージ三種。
 たぶん、来年になってしまうけど、一段落したら尾道へ取材に行こう。