弔いとリユニオン

家族づきあいしているスウェーデン夫と日本妻とその娘の友人家族。

 日本妻は僕の妻の大学院時代の友人で原村の実家のお母さんのところにわが夫婦も時々訪ねて、スウェーデンにいる娘の家族と facetime で話をするサポートをしたり、野菜をもらったりしていた。
 そのお母さんが先月に亡くなったので、昨日は、友人もう一人と実家を訪ねてお線香を上げて、田舎の葬式が大変だった話を聞いて、スウェーデン料理のレストラン「ガムラスタン」でランチ。
 スウェーデンのファミリーは外交官時代、日本人のノーベル賞受賞者が出るとすべて彼ら夫妻がアテンドしていたので、よく日本のテレビにもチラリと映っていた。娘は駐日大使館時代の小さかった頃から知っているので、そのころから大樹おじちゃんと呼んで懐いてくれていた。
 とっても優秀な子で、単身UKに留学してケンブリッジの医学部を出てオックスフォードの大学病院に勤務して、最近はずっとUKでコロナと闘っていた。僕にしてみれば「自慢の娘」みたいな感じ。
 僕ら夫婦も彼女の結婚式に招かれてストックホルム郊外の教会の結婚式に参列して白夜のふけるまで賑やかに過ごすという、得がたい体験をさせてくれた。。
 病院の激務で身体を壊して、いまは仕事を休んでいるので、原村の弔いに家族3人でそろって滞在している。
 蓼科の家の近くのスウェーデン料理店「ガムラスタン」はもともと東京にあったお店がこちらに移ってきて、たいへんな人気店になっている。シェフは友人夫妻が駐日大使館勤務時代から知りあいなので、昨日も、食事の後、後を継ぐ息子さん夫婦や娘さんなども、わざわざ出て来てくれて、ここでもちょっとしたリユニオン。
「ガムラスタン」はとても美味しいレストランで、2000円のランチコースでも、魚も肉もついて、デザートにコーヒーも付いて、味もボリュームも大満足なので、いつも駐車場にはたくさんの車が駐まっている。
 うちもシーズンに1度は行く店。
 食事の後は腹ごなしに、近くの蓼科湖畔で、紅葉を見ながら散策。