オリンピックの収穫

リンピックのスケートボードは3回チャレンジして、いちばん演技の点数を競う。
他の回はどんなに失敗してもカウントされない。
そんな競技での順位の決め方もそうだけど、スケボーって、どれだけ失敗しても一回だけすごいことできるやつはスゲーという文化なんだってね。
失敗は許しちゃうというかそもそもカウントしない。できたことだけ評価する。
目から鱗だった。僕としては今回のオリンピックの最大の収穫。

一回でも失敗したらだめとか、日頃の積み重ねをすべてカウントするとか、そういうのは息が詰まる。そういう競技には悲壮感が漂う。

でも、失敗したことには目をつむるスケートボードの選手たちはイキイキしている。

試験でも同じで、一発勝負の試験ではなく、内申書の点数でその先の人生が決まるとしたら、毎日毎日息を抜くことができない。
そもそも在学中に勉強していなくて、あとから勉強したくなっても、内申書は書き換えようがないから、人生そのものの再チャレンジが否定されかねない。
失敗しても取り返すことができる社会がいいよね。
試験は一発勝負だからこそいいのだ。