diary2009

脱・正月

 世間では正月休みもおしまい。
 こちらは、元旦から仕事をしているから、ほとんど関係がありません。
 逢坂剛さんが将棋の番組に出ていた。
 フラメンコギターとか、野球とか、将棋とか、多趣味な人だ。
 好奇心というのは小説家の基本的な才能みたいなものだから、作家にはそういう人が少なくないけれど。
 イスラエルはついにガザへ地上軍を送り込んでしまった。
 戦争は撤退のタイミングがむずかしいのだ。当分、撤退できないで泥沼になってしまうのだろう。
 またアメリカでテロが起こりそう。
 身近なところでは、家の近くで車上狙いやクルマの盗難が多発しているらしい。
 コラムを完成させ、久方ぶりに小説にもどる。
 いよいよ印刷に回す前の、最終調整。章立てとか、空行の処理とか。
 集中してやっていたら、朝になってしまいました。午前7時。

無駄に車を走らせる

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 天気がいいので仕事をさぼってクルマで出かけたくなった。
 高速道路をさーっとどこまでも、なんて気分であるけれど、Uターンラッシュに飛び込んでは元も子もないし。というわけで、空いているはずの第三京浜で都内へ入り、駒沢公園へ出て、そこから環七、第二京浜のルートで横浜へもどる。
 どこかファミリーレストランで仕事でもしようかと。道具一式持って出たけれど、暗くなると走らせるのも楽しくないので、吉野家の牛丼を食べただけでもどってきた。
 いま書いているコラム、昨日から文字数を削るのにえらく苦労している。
 こうなると書くよりも削るのに時間がかかる。

あたりは大混雑

 暮れからずっと腰が痛い。基本的には運動不足。
 というわけで、自転車で出かける。
 ジャックモールをたくさんの人が歩いている。中央市場にはだれもいない。ポートサイド公園は近所の人が子供連れで出ている。ベイクォーターに入る駐車場待ちの列も長い。
 高島中央公園も子供連れ。
 中華街はバカ混み。駐車場に入るための行列がワンブロックをぐるりと囲んでいる。いつもは空いている中華街の Blenz Coffee も今日は満員。元町も人でいっぱい。元町のスターバックスはほとんど外まで列ができているし、歩道は行き交う人がひっきりなし。
 というわけで、横浜の中心部の、観光やショッピングのエリアはどこも大混雑だ。
 僕は、山下公園のマクドナルドでチーズバーガーとナゲットとコーヒー(クーポンを使って320円)で昼食。
 入ったときには行列だったけれど、pomeraでちょっと原稿を書いているうちに空いてきた。
 帰宅して、続きの仕事。

さあ、仕事

 午前8時に起きる。
 ことしのお節料理で、自家製は妻の作った黒豆、僕の作っただし巻き玉子。あとは買ったものである、伊達巻き、蒲鉾、こはだ、それから暮れにおろしたブリの刺身で、朝食。
 〆はお雑煮。
 昼まで細々としたことを少し片づけ、自動車で母親を自宅に送り届ける。
 その足で、妻の実家へ向かう。
 夕方まで、いつものように歓談して、自宅へ戻る。
 というわけで、大晦日午後6時から、元日午後6時の24時間で年末年始のイベント終了。
 あとは、さっそく仕事開始。
 仕事を始めるのがいちばん落ち着く。新しい年の決意新た。
 いつも見ているウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは今年はパス。

年越し、そして、新年

 午後4時、本牧へ向かう。
 中華菜館「清心(しんしん)」に頼んであったお節料理を受け取りに。
 次に、野毛にまわり、カジュアルフレンチレストラン「イグレック」へ。ここでもお節料理を受け取る。
 大晦日の投げ売りを期待して、コットンハーバーのプラザ栄光生鮮館にもよるが、成果はいまひとつ。
 午後6時過ぎ、一人暮らしの母親がやってくる。
 紅白歌合戦をみながら、早々とイグレックのお節料理をつついて年越し。
 フレンチのオードブルがびっしり重箱に入っているのだけれど、これがまた、一品一品が創意工夫に満ちた一級品なのですね。「隠れた名店」と呼びたいぞイグレック。
 4組目くらいから最後まで紅白歌合戦をみた。こんなに見たのは何年ぶり? 十年以上だと思う。
 他局の番組も気にせずフィーチャーして、なんでもありの構成でしたね。
 まあ、見ている方としては、NHKにフジテレビの番組がでてきても困らないわけで、無意味なこだわりがないのはよいことです。とりわけ、スポンサーのしがらみがないからNHKの方がそういうことはやりやすいのかも。
 ただ、個人的には紅白歌合戦の良さは「偉大なるマンネリ」にあると思うので、新しく変わろうとするくらいならやめてしまえばいいのに、と思うのが正直なところ。
 大衆演劇でジャズダンスをやる必要はないし、水戸黄門にミッキーマウスがでてくることもないだろう。
 というわけで、南極昭和基地から「赤組ガンバレ」という電報がくるわけでもなく、集計に野鳥の会の協力を得たりしない紅白歌合戦なんて、やっても意味がないような気がする。別に視聴率が10%だってかまわないから、紅白歌合戦らしい一定の様式を守ってほしいと思った。
 お正月に餅を食うのを「マンネリだからやめよう」という人はいないのだ。
 別に50%を越える視聴率がなくたって、10%なら10%で上等じゃない。テレビ局はよけいなことはしなくていいから、大晦日には昔ながらの紅白歌合戦をやっていればいい。むしろ安定供給という社会的責任(笑)があるのではないかな。
 それにしても、テリー伊藤のお兄さんの玉子焼き屋さんは、絶大な宣伝効果でありました。
 そうこうしているうちに、新年となりました。
 みなさま、明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。