月別: 2009年7月

少しだけ涼しい

 午前中、洗濯。
 朝食は、タラコ・スパゲッティ。
 午後1時、スタジオ到着。
 編集者から電話一本。
 Led Zeppelin を聞きながら長編執筆。
 ツェッペリンってこんなに叙情的だったのか、と新発見。
 午後4時頃、伊勢佐木町マクドナルド。
 ビッグマックセット、今日だけ携帯クーポンで390円。
 完食したけど、なんとなく身体が受けつけない。
 もっと健康的なものを食べよう、と思う。
 昨夜は運動したことでもあるし、Not supersize myself.
 
 午後11時過ぎ、帰宅。
 豆腐の賞味期限が3日ほど過ぎていたので、ご飯を炊いて麻婆豆腐を作って食べる。あとは小松菜のおひたし。

猛暑、のち涼風

 めちゃめちゃ暑いではないか。
 出遅れて昼過ぎにスタジオ到着。
 こまごまとしたことを片付けて、伊勢佐木町のユニクロへ。
 今日は暑いので自転車で行く。
 そろそろ夏の間に必要なものは買っておかないと、8月に入ると夏物が手に入りにくくなる。
 アパレル業界って馬鹿だよね。ほんとに欲しいときに売ってないんだから。
 暑い盛りに秋物なんか買わないってば。見るだけで暑いし、持って帰るだけで暑い。
 自分で勝手に季節を先取りして、ほんとに欲しい人に品物が届かなくなってしまう。
 売っていれば買うのに、欲しいときに売ってないから、「よれよれだけど今シーズンはこれで済まそう」ということになる。
 ファッション志向のブランドはともかく、リアルクローズは季節に合わせてくれないと買えない。
 昨年売り切れたヒートテック、通販でもう買える。
 でも、半袖シャツがもうサイズ切れ。
 売れ残ったら困るのもわかるけど、それはサプライヤーロジックというもの。自分の都合じゃなくてお客さんのニーズに合わせてくれないと。
 ついでに向かいの中華「杜記」でランチ。(青椒肉糸 680円)
 スタジオに戻って長編。
 
 午後10時過ぎ、スタジオを出て帰宅。
 気温が下がって自転車で走ると肌寒いくらい。
 午前0時。涼しいので、マンションの中庭にでて40分ほど運動。

執筆スタジオの音楽スタジオ化(笑)

 午前中、家事をしている間に通販で注文した音響機材が届く。
 ボーカルマイク( Behringer XM8500 )とマイクスタンド、そしてケーブル類。
 マイクスタンドは輸送用の袋も購入したので、肩から提げて自転車でスタジオへ向かおうとしたが、走り出したところで、サイフを忘れてきたことに気づく。
 マイクスタンドを担いでいるのが不安定だったので、「危ないから自転車で運ぶのはよせ」という神の啓示と判断して、財布を取りに戻ると同時にマイクスタンドは家に置いていく。
 これを運ぶのは雨が降ってバスで出勤するときにしよう。
 スタジオ到着後、十分なケーブルが揃ったので、いろいろな接続試験。
 本日届いた XM8500 は、通販価格2400円ほど(!)と安いのにも関わらずとても評価の高いマイクロホン。
 SHURE の SM58 よりも高音にピークがある感じ。ダイナミックレンジは SM58 よりも狭いような印象。SM58 より、息の音が気になるので、ボーカルで使うには慣れが必要。イコライザーの設定を追い込めばいいかもしれないけど。
 アコースティックギター用に SM57 を買おうと思っていたけれど、高音特性を活かして XM8500 でとりあえず行ける感じがする。
 一段落の後、長編執筆にもどる。
 翌午前2時過ぎ、疲れ果てたので、家に帰る。

粛々と長編を書く

 雨の隙間をついて、バイクの駐車料金を払いに行く。
 静かに駐まっているバイクを見て、天気のいい早朝にでも、どこかへ走りに行きたいと思う。
 けれど、小説を書かなくては。
 それが自分の仕事だし、仕事がある幸福を大切にしなくてはと思う。
 スタジオに向かう途中で、少し雨が降り始め、身体を小さくして仕事場に辿り着く。
 調べものをしながら、考え込みながら書くので、枚数が進まない。
 必要な時間だから仕方がないが、頭の隅にじわっと焦りが出る。少しでも早く長編を仕上げなくては。
 夕方近くになって、推理作家協会のパーティだったことを思い出すが、小説を書いていたい気分だったので、そのまま仕事をする。出席の返事を出していたのだけど、すみません、事務局の方。
 夜になって、少しペースが上がってくる。
 よし。
 午後11時前に切り上げ、都橋の「華」へ少しだけ寄って帰宅。

音響機材の動作確認

 本日はスタジオにて音響機材の確認。
 まずは TEAC TASCAM 244 。
 これは1984年に発売されたカセットテープを使った4トラックのマルチトラックレコーダー。カセットテープを2倍速で動かして高音質にしてあるもので、ブルース・スプリングスティーンもアルバム制作に使ったという。
 当時、NECの安月給で働いていて、給料の一ヶ月分よりも高かった記憶がある。
 いまではデジタル技術で数分の一の値段で高性能のものがある。
 この機材のミキサー部分だけをミキサーとして使うために動作チェック。
 20年以上前の機材なのに、完全に正常動作。
 昔の製品は造りがいいなあと実感。
 同時にシュアのダイナミックマイク(SM58)の動作もOK。これも20年以上前に買ったものだ。当時、数万円したけど、いまでは1万円以下で買える。
 一方、ケーブル類が老朽化して使い物にならないものが多い。
 以上、10年以上使っていない古い機材を引っ張り出したわけだ。
 助成金が出ることになっているので、不足分として、追加でマイクとマイクスタンドとケーブル類を新規に注文。
 何をやろうとしているのかって?
 それはまだ内緒です。
 夕方から、長編に手をつける。
 午後10時前、帰宅。

強風のため、のんびりモード

 ヨットレースが強風で中止になったので、お気楽モードでセーリング。
 え? 強風で中止なのに、お気楽なの?
 と、そう思われる方が多いかもしれません。
 レースは主催者責任が問われる場合があり、また海上保安庁などの指導もあったりで、「注意報」が出ていると中止せざるを得ないのです。
 で、風速12m/秒くらい吹いているのは、ヨットにとっては割とふつうのことでありまして、「レース中止? じゃあ、のんびり走って、アンカリングして素麺でも食べるか」と相成るわけです。
 しかし、めちゃめちゃ暑かった。
 夏はヨットには向かない。
 夕方から仕事場へ出て小説書きに勤しむつもりだったのだけど、へばってしまって真っ直ぐ帰宅しました。

伊計島

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 午前8時半起床。
 午前10時半、出発。
 海中道路経由で宮城島、伊計島、帰り際に浜比嘉島。
 コザ中心部から1時間とチョットだが、このあたりの自然は濃密。
 サトウキビ畑や南国果実の農園などが続く。
 伊計ビーチ、トンナムビーチ、ビッグタイムリゾート・伊計島ホテルなどのロケーションハンティング。
 緑濃い風景。アメリカンな文化の影響を受けたシステムの有料ビーチ群。ビーチパーティ志向の設備群。
 孤高のリゾート施設・ホテル浜比嘉島リゾートのレストランでランチ。
 ここのインテリアは上品でいい。
 帰りにコザの「プラザハウス」へ。
 ここは、アメリカ占領下にできたアメリカ様式のショッピングセンター。
 アメリカの郊外にある様式そのままなので、シリコンバレーと日本を頻繁にしていた頃を懐かしく感じる。

日食観察(0.917 部分食)

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7月22日
 午前6時40分、起床。
 5階大浴場で朝風呂。
 朝食はコンビニのサンドイッチとおにぎり。
 午前8時30分過ぎ、午前9時開園の「東南植物楽園」の駐車場に到着。
 日食観察の場所として「木漏れ日」を求めて植物園を候補に選んでやってきたのだが、太陽には時々雲がかかる。
 日食のピークは午前10時54分頃。いったいその時刻にどこにいれば確実に日食を見ることができるのか。
 青空を求めて別の場所に移動するなら今のうちだ。
 雲の移動方向を考慮して、結局、植物園内での観察に成功を賭けることに。
 9時の開演時間に入園(入場料1000円)。
 トラム(300円)に乗って園内を周り、終点近くの棚の下を本拠地に定める。
 午前9時32分。予定通り(笑)日食眼鏡で見て日食が始まる。
 薄雲がかかっている時間が長いが、雲の奥でもほとんど時間は日食グラス越しに太陽を観察することができる。
 太陽の前を雲が湯気のように流れていく様が見えるところが日食グラスならでは。
 一方、棚からの木漏れ日や、ピンホールを通した太陽の像も代わる代わる観測。
 午前10時、かなり光量が落ちている。
 すでに太陽は中天に近い角度。曇りとちがい、中天の太陽からのスペクトラムのまま、光量が10%以下に下がるので、くっきりとした輪郭のまま、色合いが薄く暗くなる。いままで、見たことのない色彩の光景だ。
 午前10時15分。かなり涼しい。
 午前10時25分、鳥が小さな群れをなして山へ向かって飛ぶ。夕暮れと間違えて帰巣していると思われる。
 午前10時30分、気がつくと蝉時雨が、ほとんど止んでいる。
 午前10時50分。日食のピークが近づいている。白い紙に投影している木漏れ日が、はっきり三日月型になっている。
 午前10時54分。部分食ピーク。太陽はかなり細い。照り返しも弱く、かなり涼しい。色彩は弱くテレビのカラー調整を薄くした感じ。
(朝や夕暮れ時は色温度が下がって光が赤みを帯びて光量が落ちている。曇天では雲というフィルターによって、光のスペクトラムが偏って光量が落ちる。
 日食は、色温度が真っ昼間のまま光量が落ちるので、不思議な色合いなのだ。
 午前10時58分あたりから、嘉手納基地に向けて米軍機が盛んに着陸する。それが植物園から至近に見える。
 輸送機4機以上、F22ラプター(ステルス)を含む戦闘機6機以上。
 時間帯からみて、明らかに、トカラ列島ないしはそれ以西の皆既日食帯にいって日食を見て帰って来たものと思われる。
 悪石島の地上は土砂降りだったらしいが、上空、雲の上なら日食も見えるし、さらには超音速で、日食帯に沿って飛べば、地上よりもずっと長い時間日食を見ることができるはずだ。
(あとで、知ったことだがこの時間帯、市民団体が嘉手納基地の騒音を観測していたらしい。タイミングよすぎ! まさか日食観測でいつもよりも多く軍用機を飛ばしていたのだなんてことは、住民感情を思えばいえない。しかし、実際にいつもよりもたくさんの離着陸があって、そのデータを使われてしまうことになった。ちょっと皮肉な事態だ)
 午前11時20分。
 まだ太陽は欠けているが、気温も上がり、蝉も元通りうるさいほどに鳴き始めたので、園内のレストランで昼食とする。
 なかなか悪くない味。(バイキング料理 1350円)
 昼食後、さきほどと同じ場所で木漏れ日が円形に戻っていることを確認して、今回の日食観察は終了。
 天候も心配されたが、幸い、ほとんどの時刻、雲越しであっても日食グラスを通して太陽の形を観察することができた。
 この「東南植物楽園」は、すごくいい施設。
(ジェット戦闘機の騒音以外は)とても静かで落ち着いたリゾートの光景を楽しむことができるし、南国の植物が繁茂しているから、昆虫などもたくさん見ることができる。蝉時雨は圧巻だし、色とりどりの蝶が舞うのも楽しい。自分が埋もれてしまうほど背の高い蓮の間を歩く体験もできる。
 圧倒的な自然の豊かさがすごい。
 もっと有名になってもいい、阿川大樹お奨めの場所です。
 午後からは、車で「美ら海水族館」へ。
 見学後、レストランでアイスコーヒーを飲みながら休憩。ここの開放的な景色もいい。
 帰宅後、休憩してから、夕食のためにパルミラ通りを通ると、テーブルを出して飲んでいる知人グループに捕まる。
 すでに、我々夫婦がコザに来ていることはそこにいた人たち全員が知っていた。
 ビールをご馳走になって、しばしゆんたく。
 夕食は、ゲート通りの「オーシャン」でタコス
 さらに「PEG」でビール。
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沖縄へ

 なんとか4時間くらいは眠れたかな。
 シャワー浴びて荷物のパッキングをして、最後のゴミを捨てて、家を出る。
 今月2回目、今年3回目の沖縄・コザ行きである。
 ただし、今回は妻と一緒にバカンス。0.92ほど欠ける日食の観察だ。
 YCATでチェックインして、荷物を預ける。全日空の「てぶらサービス」。
 バスで空港へ。
 ランドマークプラザにある「魚がし寿司」のメール会員向けのクーポンで、羽田空港の同店で、握りが2貫おまけがつく、というのに誘われて、朝昼兼用の食事は「羽田にぎり」(1380円)。
 そういえば、1日に沖縄へ行ったときも同じ便でやはり朝昼兼用にここで同じものを食べた。(そのときはオマケの2貫はなかったけど)
 食事の後は、クレジットカードのラウンジでコーヒーとトマトジュースといういつものパターン。
 夏休みのせいか、新聞が出払ってしまうほどラウンジが混んでいる。
 無線LANが使えるので、仕事関係のメールの返事を出しておく。
 23日に記者発表があるから同席してくれといわれても、残念ながらちょっと無理。
 午後4時過ぎ、那覇空港到着。
 今回はレンタカーでコザへ。レンタカーは韓国車 Hyundai i30 だ。珍しい。アメリカみたい。(笑)
 デイゴホテル、チェックイン。
 夕食は「パーラーリンリン」。ふーチャンプルーと島どうふの天ぷら。
 食事を終えて通りにでると、斜め向かいの「アートコザ」からひがよしひろの歌う声が聞こえてきたので、入っていく。ステージで歌っている真っ最中だ。
 どうやらそこは、しばらくコザにいた北海道ガール・なっちゃんの送別会だったらしく、期せずしてそこに参加することになった。(会費2000円)

出発前 日食観察ツアー

 午前5時過ぎに目が覚めてしまって眠れない。3時間半くらいしか寝ていないのになあ。
 世間は休日だが、自営業の小説家には関係ない、
 明日から沖縄へ出かけるので、今日が連載の締め切り。
 それはそうと、しばらくスタジオを空けるので、溜まったゴミを捨てておかなくては。
 ゴミの廃棄は「事業系のゴミ」で45Lの袋を300円で買って廃棄する。
 キッチンはないので、そんなにゴミが出るわけでもない。逆に45Lのゴミを出すには、かなりの期間がかかる。しかし、生ゴミがあるとその前に傷んで臭気を発するようになる。そうなると、少ししかゴミがなくても300円払って捨てなくてはならない。
 というわけで、意外とゴミのマネージメントが面倒なのである。
 来訪者がいろいろ食品を差し入れてくださるのはありがたいのだけど、タイミングが悪いとそのゴミと一ヶ月ぐらい暮らすことになる。
(どうしようもないと、背負って家に持ち帰るのだけど。)
 スタジオ入りした4月15日から現在までの3ヶ月あまりの間にゴミを捨てたのは3回。平均して、一袋が一杯になるのに一ヶ月以上かかる。
 ゴミの最大滞留期間は40日、平均滞留期間は16日くらいかな。夏場はなかなかきつい。
 袋が一杯にならなくてもどんどん捨てればいいようなものだけど。
 さて、本日は、ゴミ出しのついでに、床の掃除もする。
 仕事の方はというと、今日しかないと思うとテンションが上がって、原稿がどんどん進む。
 枚数的には一日あたりの枚数としては今年の最高記録かな。
 というわけで、午後10時過ぎ、仕事を終え、戸締まりをしてスタジオを後にする。
 
 仕事がはかどった日はとても疲れている。
 しかし、出かける準備はこれからだ。
 バタンキューのコンディションに鞭打ってまず洗濯。
 家でも溜まったゴミ出し各種。ビン、アルミ缶、その他の金属缶、ペットボトル、プラシチックゴミ、燃やすゴミ、といった具合。
 旅行に持っていく物はとりあえず並べるだけで、スーツケースに入れるのは起きてからにしよう。
 というわけで、ベッドに入ったときにはもう夜は明けていた。