黄金町で過ごす

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 午前4時半起床。
 昨夜、早く寝たので今日から朝型。
 居間へ行くと昨夜からソファで寝ていた妻が起き出して寝室に移動していった。彼女にかかっては家中が寝室である。(笑)
 腰痛が出ているので、久しぶりにバスタブに湯を張って入浴する。100円ショップで手に入れたケミカルな(人造のともいう)軽石で踵(かかと)をこする。冬は踵が堅くなる。
 パソコンの前で雑事を片づける。返事を書かなくてはならないメールが数日前からたまっているのに手が着かない。執筆期間中はこういうことの腰がとても重くなる。仕事関係はそれでもなんとかすぐに返事をするのだけど、それで息切れして、プライベートなやりとりができない。
 事務的なことは別に心を砕かなくてもいいから楽だけど、人に真摯に向かい合おうとすると、なかなかそれができる精神状態にならないために、ついつい友人関係などへの返事が滞ってしまうのだ。
 どうでもいいから返事をしないのではなく、大切だと思うと、簡単に返事ができなくなってしまう。というわけなので、お友達のみなさま、阿川がすぐに返事を書かないのは、あなたのことをどうでもいいと思っているわけじゃなくて、むしろその逆です。
(う~ん、いいわけかなあ。ほんとなんだけどなあ)
 この調子で連載が始まると、いつもいつも執筆期間中になるから、みんなに見捨てられて、なんだか人づきあいが破綻しそうな気もする。まあ、なるようになるだろう。
 午前10時半、pomera と連載第1話から3話までのプリントアウトをもって家を出る。
 行き先は、狛江の矯正歯科。半年に一度のメンテナンスだ。電車の中は原稿書き。
 診療が終わって近くの回転寿司で7皿(1470円)。いつもだったらマクドナルド300円コースだから、本日はプチ贅沢である。
 午後2時帰宅。
 夕方になっても気温が10度以上あるので、自転車で出かける。
 行き先は、再び黄金町。街の空気を確かめる。
 長い時間すごす街はスペックだけでなく、その街の空気が肌にあうかどうかが大事なのだ。とりわけ、黄金町はクセのある街であるし、部分的には怨念とでもいうような負のエネルギーが漂っている。
 というわけで、明るいうちに黄金町に着き、pomera で原稿を書きながら、コーヒーと共に日が暮れるまでカフェで過ごしてみる。あ、正確にはカフェじゃなくてビアバーらしいのだけど。
 店の名は「エル・ドラド」。店の扉には「黄金郷の入り口」と書いてある。同じ扉の内側には「黄金郷の脱出口」と書いてある。
 原稿のはかどり具合は悪くない。つまり、その場所に限ってはいいエネルギーがあるということだ。
 いくつかある施設のどこに申し込むかも迷うところだ。
 気温が上がってどこかから花粉が飛んできているらしい。目がかゆい。
 帰りにスーパーに寄るとビンチョウが半額(390円)だったので、夕食はたっぷりの刺身。カミさんは「ビンチョウ東丼」にして食べていた。
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