オヤジバンド周辺の違和感

 朝まで仕事をしたかったので、ヨットは休みにした。
 で、夕方、スポーツクラブのプールへ。
 日曜の夕方は終了時間が19時だということもあって、プールも混雑。
 終わって帰ろうとすると、自転車の後輪がパンクしている。
 歩いて五分ほどの距離なので、押して帰りました。
(外を歩いて汗をかいたシャツをロッカーに下げてあとでまた着るのがいやなので、自転車でささっと行くようにしている)
 夜は、HDDレコーダーの中味を整理して空きをつくるために録画したまま見ていなかったものを、再生しながら居間で仕事。
 昨年のオヤジバンドコンテストの映像があった。第11回。
 次に仕事しながらモントルージャスフェスティバル2007。
 そこでふと気づいたこと。
 オヤジバンドが流行っているとかいわれているけど、よく考えたらへんだ。音楽と年齢って、もともとあまり関係ないんじゃないだろうか。
 ジャズフェスティバルでもロックフェスでも、ステージに上がっているプロのミュージシャンの年齢は四〇歳以上の方が多い。
 当たり前だよね。年齢が上がるほどテクニックも音楽性も高くなっていくことの方が多いんだから。
 プロのバリバリ現役がオヤジの方が多いわけだから、アマチュアだってオヤジが多いのはまったく特別なことじゃない。
 どうやら、どこかに「オヤジはロックをやらない」という事実無根の思い込みがあって、だから、そう思っている人が「オヤジなのにロックをやっている」と本人も周囲も言ったりするわけだ。
 それは単に、30年前にはオヤジたちにロック文化がなくて、若い世代しかロックを聴かなかったり演奏しなかったりしただけのことだと思う。
 でも、歳を取ったらロックを聴かなくなる、という特別な理由はなくて、ロックだけ聴くことはないかもしれないけど、ロックだって聴くだろう。
 逆に若い頃に演歌の文化に触れていない世代は歳を取っても演歌を聴くようにはあまりならないわけだ。
 ロック=若者 演歌=オヤジ という図式は1970年代にはそうだったかもしれないけど、それはそのときたまたまそうだっただけのこと。
 というわけで、オヤジバンドをやっている人にありがちな、どこか「自分は若い」というちょっと肩に力が入った感じにも違和感をもったのでした。
 好きな音楽を聴いたり演奏したりするのに、年齢なんてもともと関係ないのだ。

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