「ベルク」は新宿文化

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 二日続けてプール。
 昨日より明らかに楽。体は正直だ。
 ただし、疲れは残っているので控えめに。
 空いていて自分のペースで泳げたので、200m一本。
 夕方から新宿へ出かける。
 とりあえず駅構内(ルミネエスト)の「ベルク」でビール。
 この店、安くて上質のサービスを提供し、雰囲気からして新宿文化の薫り高いところなのだけど、オーナーが変わったルミネに立ち退きを迫られている。立ち退き反対の署名はどんどん集まる。社会的運動にまで発展しつつある。
 新宿でベルクに立ち退けというのは、銀座でいえば鳩居堂や三越やソニービルや和光、大阪でいえば通天閣、ニューヨークでいえば自由の女神、浅草でいえば雷門や神谷バー、同じ新宿で他の例を挙げれば紀伊國屋本店に立ち退けといっているようなもの。
 ようするに文化の破壊だ。
 ルミネエストは、ファッションビルに飲食店はいらないという。「もっとお洒落にしたい」ということなのだろうが、ルミネに入っている「洋品店」たちよりも、「ベルク」のほうがずっと粋だしファッショナブルだ。
 金太郎飴のようにどこもかわらない洋服屋を集めただけのビルよりも、ベルクがあるだけで魅力的な場所になることがわからないらしい。
 来年早々、新宿を舞台にした長編を発表する予定の阿川大樹は誇りをもって、そして、新宿への最大の愛をもって、「ベルク」を応援します。
                           ベルクを守る署名は こちら

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