サイトのアクセスログをみていたら、昨日17日、急にアクセスが増えていました。
なんでだろうとおもって調べたら、「コットンマム」で検索してこのサイトに来る人がものすごくたくさん。
何があったんだろうと、さらに調べると、どうやらコットンハーバーにあるスーパーマーケット「コットンマム横浜店」が2月29日で閉店になるようです。
野菜は安くて新鮮だし、パンも美味しいので、あってくれるとうれしい店ではありましたが、毎日の用が足りるスーパーではなかったので、散々心配し、このサイトでも、定点観測をして意見を書いていました。
ようするに土地柄の分析がたらず、不必要かつ中途半端な品揃えでした。
安い肉や魚がなくて、高級なものばかりたくさんあり、乾物も、SPAMだのジェリービーンズなど、港区にあるような、そして、日本人はそもそもあまり食べないような輸入食品を並べてしまっていました。
SPAMもジェリービーンズもアメリカのスーパーには必ずありますが、ジャンクフードであり駄菓子です。高級でもなければお洒落でもない。しかも日本人の味覚に合わない。
沖縄料理に使う以外は、SPAMを美味しいという日本人はあまりいない。ジェリービーンズだって、いったい誰が食べるんでしょう。
そういうのを「お洒落で高級」だと勘違いして並べていたとしか思えません。
メンチカツも美味しいけど1枚150円。少なくとも我が家の家計ではメンチカツに150円は出せません。
はじめにそういうものを並べてみるのは、まあいいとして、売れ筋管理をきちんとしていれば、どれだけSPAMやジェリービーンズがうれないただの場所ふさぎであったか、わかっていたはず。
そうした修正もおこなわれないまま、ついに閉店してしまうようです。
経営の常識として、立地の分析も不十分で、売れ筋の把握もできていないのですから、これはもうつぶれて当たり前。
食品スーパーは人のお腹に入るものを売る商売ですから、食べたいと思うものを適切な値段で売っていれば、必ず売れるのですが、たまに僕が買いにいっても、買えない物、買おうと思わない物がそれはもういっぱい並べてありました。
コットンマムの帰りに、もう一軒スーパーに寄って帰ったことだってあるくらい。
みなとみらいにつづく道路(橋)の建設が遅れたことも痛手だったでしょうが、橋ができたとしても、ここ数ヶ月にみなとみらい近隣には2軒もスーパーができましたから、たとえ橋ができていても、コットンマムの売上が劇的に増えるということはなかったと思います。
オープンしておよそ1年半でした。
生き延びて欲しかったけど、無理だったようです。
3月4日追記
コットンマムで検索して訪問があるドメインを見てみると、e-mansion はもちろん多いのですが、やはり電機メーカーを中心にメーカーのドメインからが多いのがわかりました。
「コットンハーバー」という土地を「横浜駅」を中心に考えると、少し不便な場所なのですが、東神奈川と考えると京浜東北線(根岸線)横浜線に勤務先がある人から見ると、便利なのですね。
東神奈川駅を遠くて歩けない距離と感じる人もいるようですが、メーカーの技術者で工場勤務の人は、職場の最寄り駅から工場までもっと長い距離を歩くこともふつうです。
しかも、コットンハーバータワーズの価格帯は2000万円台からあって3000万円台中心ですから、横浜駅に近いお洒落で上質な暮らしを求める人たち、ではなくて、東神奈川駅を最寄り駅とするふつうのサラリーマンが中心であり、コットンマムの品揃えと価格帯はやはり無理だったと思います。
かつて、横浜線沿線の日本電気(NEC)のエンジニアをやっていましたが、給料は安くて生活はけっこう苦しく、趣味のヨットを買い換える400万円ほどのお金の目途が立たないので、給料のよい会社に転職したものですから、一部上場であってもメーカーとりわけ電機メーカーの給与水準がどれほどのものかはよくわかっています。
食生活だって、学生食堂よりも貧相な工場の社員食堂が日常です。
子供がいて、奥さんが専業主婦で、メーカー勤務で、マンションのローンがあったら、やはり、コットンマムでは高級すぎて毎日の買い物をコットンマムだけで済ますわけにはいきません。
コットンマムの経営不振は、もっとも近いコットンハーバータワーズの住人のライフスタイルや経済力を完全に読み違えていたことに尽きると思います。
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