午前中、理事の仕事のデスクワークを家で。
スタジオへ出る途中、野毛にあるフレンチレストラン “obscur” でランチ。
なかなか上品なインテリアで心地よい空間になっている。
実は、この店の壁では黄金スタジオで隣にアトリエを持っている吉田さんの個展「LEGS」 が開催されているのだ。
1000円の日替わりメニューは売り切れで、週替わりランチB「白身魚のポアレ、ゴルゴンゾーラソース」(1200円)。
料理の味はたいしたことはない。メインディっシュは塩辛いし、スープもデザートも愛がない感じ。
むしろ、吉田さんの油絵が幸福感を演出している。
毎日黄金町にいると、生活感にまみれているので、きれいな空間で食事をするのは、とっても久しぶりで、これはこれでやはり代え難いものがある。
青山で仕事をしていたバブルの頃は、毎日こんなランチだったなあ、とふと思う。
収入も今の10倍以上あったし。美人秘書(?)もいたし。(笑)
結局、野毛のフレンチといえば、やっぱり「イグレック」だなあ、と思う。こっちはぜんぜんお洒落でもきれいでもない空間だけれど。味は格別。
長編の改稿に入っているのだけど、放ったらかしの雑務が気になってしまうので、そっちを片づけてしまうことに。
帰ろうとしたら雨降りだったので、傘をもって仕事場を出たけど、それほどでもない雨で、なんだか損した気分。
24日から、充電とパルス電流の負荷を交互に繰り返しているオートバイのバッテリー。ついに充電が正常終了した。
もう一息だ。(あ、仕事ではなく、バッテリーの話でした)
Diary
はや三月。
光陰ミサイルの如し。
午後1時過ぎ、日本テレビ・小熊アナウンサーがスタッフとともに僕のスタジオに。
某番組の収録。
カメラマンと音声さんが、それぞれ自分の仕事をしっかりやりたいが為に現場で言い合いをしているのが面白かった。
「カメラの視野に入るからマイクを突き出さないでくれ、音はそこそこでいいから」なんていわれても、そりゃあ音声さんとしてはそれでは引き下がれない。当然だよね。
というわけで、ワイアレスのピンマイクをつけることに。
午後4時前に収録終了。
オンエアは3月18日だそうです。
ただし、阿川大樹の出演時間はせいぜい1-2分だと思います。
収録の待ち時間に、マンションの理事会の仕事、その他、事務的なことを処理する。
遅い昼食はすず家でたぬきそば(450円)
夜はおばちゃん弁当。(500円)
ぎりぎり午前零時前に自宅に到着。
午前10時前に寝袋から這い出る。
朝食はサンドイッチ。
正午過ぎ、LCAMPへ出かけて、コーヒー。
部屋でも飲めるけど、気分転換。ちょっとした贅沢。
チリ地震の津波がくるというので、大岡川の水位を定点観測。
満潮が午後4時44分。
水位が上がり続け、午後4時20分ごろ、急に30センチほど下がる。
その後水位は上がり続け、午後4時40分にはかなりの高さに。
川は完全に海から逆流している。
午後5時過ぎ、すず家で、ロースカツ定食(850円)。
ちょっと贅沢。(笑)
裏の簡易宿泊所に喪服の人たちが出入りしている。
数日前、夜中に救急車が来たのだけど、なかなか出て行かなかった。
直感的に、どなたかなくなったのだな、と思ったのだけど、やはり。
ここには、親しいとまではいえないけれど言葉を交わしたことのある人もいるので、気になる。
午後9時過ぎ、帰宅。
家で野菜たっぷりの鍋。
こんどの日曜日。
かっこいいボサノバのライブのお知らせです。
僕の友達の歌手 Nire さんです。
3月7日(日)
場所:
京急線 黄金町駅から徒歩5分
「視聴室その2」
横浜市中区黄金町2丁目7番地先 (〒231-0054)
TEL :045-251-3979
http://cafe.taf.co.jp/sono2/index.html (地図はこちらから)
阿川大樹のスタジオのある建物です。
時間:18:30~OPEN 19:00~START(2ステージ)
料金:
前予約 1500+500(1drink)円
当日 1800+500(1drink)円
バンド:
竹村Cazz一彦(G)
Nire (Vo)
吉村幹生(G)
今日は暖かい。
気温の変化が大きいので、着るものの選択が難しい。
昨日休んだので、最初から本日は仕事場に泊まりのつもりで出てくる。
昼食は中華一番本店でサンマー麺。(650円)
夕方、「台湾レポート」のシンポジウムとレセプション。
地域のお店、和泉屋、カフェ・スター、LCAMP、などから美味しい食べ物が出されて、豪華な夕食になった。
午前2時過ぎ、ふたたび中華一番本店で餃子とビール。(800円)
もどって寝袋に潜り込む。
「阿川さん、全然休んでないでしょ」
と、一昨日来た担当編集者に言われた。
そういわれてみればそう。あんまり休んでない。
でも、休んでいないという自覚はあまりなかった。
なので、久しぶりにスタジオに出勤するのはやめにする。
黄金町に仕事場をもって以来、家に仕事をする環境がなくなっているので、家にいればほぼ自動的に休める。(笑)
昨夜から11時間充電したバッテリーに、ディサルフェーション(電極に形成された硫酸鉛を除去すること)のためのパルサーを繋いで家を出る。
(メモ 充電前の解放端子電圧 11.0V )
妻は春休みで元町チャーミングセールに行くという。
そんなわけで、一緒に家を出て、マクドナルドでブランチ。
午後3時、「第三企画室、出動す」の担当編集者来訪。
手土産のプリンを食べながら(笑)2時間ほどブレインストーミング。
今後のストーリー展開とか、トークライブのこととか。
6月に六本木ヒルズでトークライブをすることになった。
詳細は、いずれ、お知らせします。
本日の夕食はまた「やよい軒」のカツ丼(いまだけ390円)
長編改稿は、削るところの洗い出しにかかる。深夜まで。
午前8時、高架の上を通勤電車が盛んに通る。
そのたびにスタジオの床が振動して目が覚める。
という、行ったり来たり、うつらうつらの時間が終わった午前10時前、寝袋から這い出してくる。
食欲が出てきた午前11時、LCAMP で「いつでもモーニング」を執ろうと思ったら臨時休業。
伊勢佐木町4丁目の「やよい軒」の前にさしかかると、「今だけカツ丼390円」の貼り紙。
というわけで、朝昼兼用はカツ丼となる。
昨日に続いて、長編の改稿。
テンションのいるフェーズではなく、淡々とこなすフェーズ。
午後1時前、ツイッターで「バイクのバッテリーが弱っている」とつぶやいたら午後2時過ぎには、ディサルフェーションのためのパルス電流発生装置と充電器が Triumph に跨がった配達員(笑)によって届けられる。
午後3時、地域の連絡会。
3月のイベントのことなど。
スタジオに戻る途中、お弁当屋さんと出会ったので、夜の弁当を注文。
届いてみると、秋刀魚の塩焼き、茄子の煮付け、筍の梅鰹節和え、ご飯はしめじとえのきを茸ご飯。
美味しくて幸せ気分。
午後10時過ぎ、仕事を切り上げて帰宅。
午前0時、二輪駐車場まで行き、月極駐車料金を払いつつ、バッテリーを外して持ちかえる。
帰宅後、充電開始。
オリンピックも日程が進み、世の中が少し落ち着いてきたので、そろそろ、スノーボードの国母選手の問題について、書いておこうと思う。
国母選手について、海外のメディアを調べてみた。
当たり前だけど、Los Angeles Times, New York Times, Le Monde など、海外の主要メディアには Kokubo の K の字もない。
他にも、それほど報じられているわけではない。
このことから、「日本人として恥ずかしい」という批判は的外れであることがわかる。大雑把にいえば、そんなことは日本人以外はだれも知らないのだから。
海外のメディアで一部取り上げられているのは、「国母選手の服装や態度が日本で問題になって、出場辞退にまで波及しそうであった」という内容だ。
つまり、メディアに報じられている海外の反応は、国母の服装については「日本にも変わったヤツがいる」という当たり前の事実を伝え、「そんなことで大騒ぎしている日本」というものを、奇異に感じているように見える。
または、メディアによっては明らかにそうした日本人を揶揄している内容であったりする。
つまり、日本が恥をかいたのは、「国母選手の服装が乱れていた」ことによってではなく、「そんなことで大騒ぎしている」こと、によるものだった。
結局、この問題は、SAJや日本のメディアやJOCの方が国母選手よりもよっぽど恥を晒した、というわけだ。
そもそも他所の国の選手がどんな服装でいるかなど、世界はだれも気にしていない。日本人だって、ジャマイカやリヒテンシュタインの選手の移動中の服装がどんなだったかなんて、興味ないじゃないか。
移動中の服装なんぞで、「世界に恥をさらす」なんてことは、もとからあり得ないのだ。
(国母の服装を映像で流しているのは日本のテレビだけで、それを見るのは日本人だけである)
こういうことが起きると、「常識」を振り回して「非常識なもの」を批判する人が沢山出てくる。
けれど、常識というのは多数派であるかどうかとほぼ同義であって、善悪とか良否とはちがう。多くの人が共有している価値観を常識というけれど、では異なる価値観は排斥されるべきかと言えば、そうではない。
服装問題は、いい悪いではなく、少数のもの、多様性を認めるかどうか、という問題だ。
僕も国母選手の服装はどちらかというと嫌いだけど、僕の嫌いなファッションをする人がいても、それはかまわない。自分が嫌いなものを、国だとか常識だとかそういうものを持ち出して、「あたかも自分の好みや自分のライフスタイルこそが正しく、他のものは正しくない」みたいにいうのは、間違っている。
「品格」を持ち出して批判をする人もいる。
上品な人は「自分」を律することで自らの品格を保つのであって、けっして「他人」のことを「品格がない」などといって貶すことはしない。
公然と人の品格をとやかく言うのは下品な人のやることである。
つまり、国母選手の服装について、とやかく言えば言うほど、言っている人が恥をかくことになる、ということか。
新宿バルト9で劇場公開中の「すべては海になる」(山田あかね監督)を見た。
エキストラで出演している阿川大樹は、試写につづいて二度目だけれど、なんど見てもいい映画だと思う。
改めて、本への思いとか、小説を書く人の思いとか、そんなことを考える。
小説を書くようになって、本を読む時間が少なくなっている自分にちょっと危機感を持ったり。
元演劇人だったこともあるし、小説家なので、一方で、習慣的に作る側の視点が入る。2回見て初めて気づく多数のこと。
小道具に込められた小さなこだわりとか。
あ、主人公千野夏樹の部屋の壁の絵は原作の表紙の絵だ! とか。
三崎口の駅は朝早く到着の設定だけど、影が短いから撮影は真っ昼間だ、とか。
劇中の時間変化より、影の長さの変化が大きくて、撮影にこれこれの時間がかかったらしい、とか。
冬の服装をしているけど、それにしては影が短かい、とか。
書店のシーンは夜中の撮影だったけど、どう見ても昼間に見えて照明さんすごい、とか。
バスは八王子だ。書店は横浜で、タリーズコーヒーも横浜ランドマークタワーの3Fだとか。
もしかしたら大高家の中と外は別の場所だろうか、とか。
カット割りと場面転換がうまいなあ、とか。
ドアの音が、次のカットを先取りしているぞ、とか。
けっして、あら探しとか、裏を暴くとか、そういうのではなく、そうやって観るときに、作っている人たちの思いや技を感じるのがけっこう好き。