diary2010

最終回を書く

 昨年5月から連載を始めた小説「第三企画室、出動す」(日経ビジネスオンライン)も7月いっぱい第64話で最終回を迎える。
 
 いつもそうなのだけど、長編を書いていると、終わりに近づくに従って、「終わらせてしまうのがもったいない」ような気持ちになって、筆が進まなくなる。
 今回も例に漏れず。
 やっと暗くなってから本格的に筆を進めることに。
 というわけで(笑)夕飯は「うな丼 二枚盛り Aセット」。
 吉野家で920円も使ったのは生まれて初めてだ。
 鰻の効果か、その後は順調に進み、午前2時、ついに完結。
 原稿用紙換算の合計枚数888枚。(なんかおめでたいぞ!)
 かなりぐったりなので、そのままスタジオに泊まる。

横浜スタジアムで「プロ」を見る

R0015211.jpg
 午前中、マンション理事会の仕事。
 正午過ぎ、横浜スタジアムへ向かう。
 突然、「炎天下プロ野球を観る」というのをやりたくなった。
 いちばん安い外野自由席は1800円。当日券1000枚との情報。
 みなとみらい駅近くのファミリーマートで試合開始1時間15分前まで買えるのであてにしていたら、そうか、オフィスビルの中なので週末はやっていない。なんたるインコンビニエント。
 というわけで、最寄りのローソンまでもどる。
 ローソンは試合開始1時間前まで買える。
 店の隅を端末を操作して、レジでお金払って、チケットを受け取る。
 ついでに水とかおにぎりとかを仕入れる。
 日本大通り駅で降りて、スタジアムに向かう途中のベーカリーカフェで、朝食。サーモンフライバーガーとアイスコーヒー。
 日陰のテラスで、やっとありつく朝食である。
 どうやら梅雨が明けたらしく、強烈な日差しだが、湿気が少ない。
 麦わら帽子とサングラスとポンプ式の日焼け止めで完全武装だ。
 午後1時半、スタジアム外野自由席へ。
 私設応援団の真っ只中はカンベンなので、バックスクリーン近くのほぼ一番上。
 暑いけど、そらは青いし、広い、気持ちがいい。
 地デジ普及のため、地デジカ君の着ぐるみとともに、原口総務大臣が始球式。ま、だれもそんなのに注目していないけど。
 読売ジャイアンツ対横浜ベイスターズ。
 近ごろ、大リーグの試合しか観ていないので、ほとんど選手の名前を知らない。
 外野自由席はスコアボードを見ることができないので、ほとんど誰が誰やら。
 ま、いっか、誰がやっても野球だし。
 試合は追いつ追われつの好ゲーム。珍しく(笑)ベイスターズの勝ち。
 試合時間3時間40分の長~いし合いでした。でも、たくさん見れてお得かも。(笑)
 いつのまにか、ビールの売り子は100%若い女の子になっている。
 完全に女同士の競争だから、笑顔の作り方、化粧の仕方、視線の合わせ方、身のこなし、時間をかけないやりとり、常連さんの扱い方、これはもう完全な販売のプロフェッショナル。
 おそらく20歳そこそこの女性たちばかりだけど、この年代でこれほどのプロフェッショナルな仕事ぶりを見ることは、ほとんどない。
 野球も面白かったけど、本当にプロフェッショナルな職業人を見たことが、なんといっても、清々しくて気持ちよかった。
 日本もまだまだ棄てたもんじゃない。
 いちばん多くプロ野球を見たのは、いまだにおそらく、父に連れて行ってもらった中日球場だ。
 転勤族で、岐阜や名古屋にいたころ、僕は小学生で、ときどき連れて行ってもらった。
 亡くなる前に、一緒に横浜スタジアムにも来たかったなと、ふと思った。

佳境

 夏休みのような日差し。
 暑いので自転車でスタジオへ向かいたかったけど、風が強いので無理。
 まず、月刊連載のエッセイ。
 次に週刊連載「第三企画室、出動す」の原稿。
 まさに佳境。
 フォローしているのが、書店など出版関係の人が多いので、twitter のタイムラインが直木賞芥川賞選考会の話題で埋まっている。
 どちらも読んだことのない作家ばかりだし、自分が候補になっているわけでもないので(笑)、あまり興味がわかないけど、書店の人や出版社の人は当事者なので、いろいろ喧しいのも理解できる。
 自分が小説を書いていると小説を読む時間があまりないので、いつのまにか賞にノミネートされている作家が、知らない人ばかりになっているのだな。
 いわゆる紺屋の白袴?
 午前二時過ぎ、連載の原稿が完成。
 泊まろうかと思ったけど、帰宅することにする。

本格上海料理「揚子江」

 書店回りでも立ち寄った紀伊國屋書店横浜みなとみらい店は、ちょうど家から仕事場の黄金スタジオへ向かう途中の通勤路にある。
 というわけで、ちょっと立ち寄る。
 新刊本のコーナーで伊坂幸太郎さんの本を見ていると、店内を循環している店長の古矢さんに会った。
 昼時だったので、JR桜木町駅の立ち食いそばで、冷やし天ぷらそば(430円)。
 12時過ぎ、スタジオに到着すると、前にトラックが駐まっている。
 午後1時から2時の間、というのが約束時間だったので、僕が遅れたわけじゃない。
 何はともあれ、一日でアーロンチェアが修理を終えて帰ってきた。
 修理代は約4万円。買えば13万円だし、中古でも7万円位するので、仕方のないところ。何より、12年間ヘビーデューティに使って、さらにそれが修理できる、というのが立派なことだと思う。
「第三企画室」もそろそろ大詰めで、ハイライトシーンなので、少し時間をもらって最終回までのイメージを固めることになっている。
 それとは別に完成度8割の原稿を挿絵の木内達朗さん向けに送る。
 6時過ぎまでに区切りがついたので、手じまいして、関内へ向かう。
 途中、有隣堂の伊勢佐木町本店の文庫売り場を確認。
 みなさん、「D列車でいこう」は、2階文庫売り場B9の棚にありますよ~。
 午後7時半少し前、関内弁天通りの本格上海料理「揚子江」へ。
 まもなく徳間書店の編集者TさんとMさん到着。
 Tさんは「D列車でいこう」の親本の産みの親、Mさんは文庫版の担当で徳間の営業を巻き込んでプロモーションをしかけ、発売一週間で「たちまち重版!」への仕掛けをしてくれた立役者。
 出版界の商習慣から、いつも著者は出版社にご馳走になっているで、今回は僕がホストで、ふたりにお礼をする席を設けた。
 重版かかったことだし、僕なりのお財布の範囲で、金に糸目を付けずに(!)こだわりの上海料理。
 シェフの黄さんも、腕を振るって他では食べられない料理を出してくれた。
 昼食を立ち食いそばで済ませても、こういうお金の使い方ができる程度には、小説家業をやっていけているささやかな幸福を勝手に噛みしめる夜であった。(笑)
 編集者二人と別れた後、ずっと不義理をしている馬車道の飲み屋に顔を出して帰る。

行ってらっしゃい、アーロンチェア

 午前8時、起床。
 朝食は、阪東橋の COCO’s の朝バイキング(650円+消費税)。
 午前10時半、修理のためにアーロンチェアが運び出されていく。
 臨時の椅子で、仕事を続ける。
 朝しっかり食べたので、昼食は、たぬきそば。
 午後9時、帰宅。
 ちょうど妻も帰ってきたところで、二人とも空腹だったので、家の近所の大戸屋へ。
 鉄火丼(790円)。
 椅子が違ったり、スタジオで寝泊まりしたりで、ちょっと腰痛。

名残惜しくて

 夕食は験を担いで、やよい軒にてロースカツ定食。(690円)
 今、書いている物語がいよいよ終盤を迎えている。
 いつもそうなのだけど、終わらせてしまうのがもったいない気持ちになって、ずっと画面を見ながら、ごくごくゆっくり書き継ぐ感じになっている。
 さっさと書いて次の仕事しなければならないんだけどね。なんだか、名残惜しくなるのだ。
 子供が高校を卒業して東京の大学に行ってしまう、なんてのはこんな気分なのかな。(笑)
 というわけで、なかなか原稿が進まない。
 翌午前3時前、中華一番本店にてビールと餃子。
 そしてスタジオに泊まる。

ワールドカップ、やっと終わった

 午前7時、起床。
 午前9時半、参議院議員選挙、投票。
 有権者になって35年だけど、国政選挙は棄権ゼロ。
 無条件で第一優先事項だからね。
 黄金町は「隣人祭」。
 午前11時、黄金スタジオで、野菜市(千葉県大多喜町から)や、地域のお店や奥様方手作りのおかずを選択して盛ってもらうワンコイン弁当などが開店。
 野菜も弁当も買いました。
 午後3時から夕方まで、黄金町建築プロジェクトのシンポジウム。
 
 スタジオに戻って、午後9時過ぎまで仕事。
 
 開票速報をみながら自宅で夕食。
 そのままワールドカップ決勝戦を見る。
 オランダvsスペインは、延長の末、スペインの勝利。
 ほぼ24時間起きていたので、そこからベッドに倒れ込む。
 やっとワールドカップが終わったので、身体が楽になるなあ。

土曜日の過ごし方

 土曜日だ。(だからなんだ)
 夜は家でご飯を食べるぞ、とスタジオから近い横浜橋商店街へ。
 トマト(ひと山 180円)、すごくおいしい豆腐2種類(各105円)、など。
 途中、都橋「華」により道。
 だって、土曜日だもん。

『D列車でいこう』 重版、決定!!

 夕方からは絶対にかなりの雨になるので、僕としてはきわめて珍しく、あらかじめ傘を持って家を出る。
 傘があると早歩きに向かないので、バス。(普段は時速6Km/h以上の速度で歩いている)
 バス停のベンチに座っていたら前に老人が来たので、席を譲る。
 どちらかというと、もう譲られる側の年齢になりつつあるのだけど、明らかにそこに5人いたなかでは最年少。
 だって、乗るときに料金を払っていたのは僕だけだから。(横浜市では高齢者向けに一定料金を先に払えば乗り放題のパスを発行している)
 スタジオに到着して扉を開けると涼しい!
 わ、前々日にエアコンを切らずに帰ってしまったらしい。(時々二度押しして点けてしまうことがある)
 よりによって間に一日スタジオに来ない日があって、ああ、無駄遣い。
 ちょっとめげる。
 一応、執筆モードなのだけど、細々としたことを処理しているうちに、どんどん時間が過ぎていく。
 まだやるべき「細々したこと」はたくさんあるんだ
 午後5時半。
 伊勢佐木町有隣堂本店をのぞく。
 情報によれば面だしでいくつか並べられているとのことだったけど、棚に1面だけ。ポップつき。
 へこんでいるので、減っている感じではある。
 名刺を切らしているので、挨拶せず、黙って立ち去る。
 店を出てスターバックスに入ったところで、伊勢佐木町界隈はゲリラ豪雨に。
 しばし、降りこめられた感が、なかなかよろしい。
 もともと僕は大雨とか台風とか大好きなのだ。
 午後10時、携帯に再三、編集者からの着信があったのに気づく。
 コールバックすると、そこには吉報。
『D列車でいこう』(徳間文庫)、おかげさまで、発売わずか一週間で重版が決まりました。

黄金町卓球部!

 午前11時過ぎ、にぎやか編集者Mさん来訪。
 明日の書店まわりの為の色紙6枚を書く。
 午後1時過ぎ、オーストラリア人のキュレーターがインタビューにやってくる。
 ひさしぶりに英語を話したな。
 午後は連載原稿を短くする作業。
 午後5時過ぎ、黄金町卓球部。
 美人部長とサシで30分。
 汗びっしょり。
 午後9時過ぎ、雨がひどくなってきた。
 ちょうど車で帰宅途中の妻にピックアップしてもらて、本牧のデニーズで夕食を摂る。
 タクシー代より食事代の方が高い。(笑)
「D列車でいこう」、amazon も「本やタウン」も「楽天ブックス」も売り切れ。
七夕のお願い
 「これからもいい小説が書けますように」
 「できれば、それがたくさん売れますように」
twitter でつぶやいたら、山田あかねさんに「願いごとはひとつです 笑 嘘」とツッコミを入れられた!