AGAWA Taiju

ワールドカップ日本戦

日本、しっかり勝った。
質の高い勝利だと思う。
後半開始8分間で2点獲られて、スペインはずいぶん動揺していたようで、その後、まったくパスが回らなくなった。
サッカーは「流れ」だね。
最後に枠を外したけれど、左側から三苫があがって、あわや3点目という完璧なラストパスを出したことで、スペインは攻めることを怖がるようになって、目立って「切り込んでくる」パスが減った。
短い時間に2点獲られたことも信じられないところに、彼らにしてみればほぼ3点目に匹敵する形を作られて、さらにパニックを起こしていた。
奪われることを恐れるポゼションサッカーは勝てないサッカー。
三苫のスピードは、左サイド奥の守備にとても効いていた。
パスを入れても素早く寄せられ、抜くことができないと感じたようで、左サイド奥をえぐられることがなくなっていた。
ゴール右斜めの位置にいる堂安は強い。ツボにはまっていた。
ちゃんとした勝利だ。

誕生日 68歳になる

とある高級な天ぷら屋のカウンターには静かな時間が流れていた。
いちばん端に、かなり整った顔立ちに手入れのよい髪型をした女性が座り、その隣にはスーツを着た若い男性がいた。
コースだけでもよい値段だが、揚げ物を追加したり、アイスペールで冷やされた冷酒のあと、山崎のハイボールを頼んだり、出費を抑えようという素振りはまったくない。
高収入なハイスペックな男性と美女のカップルという感じ。
ふたりとも、そういう店になれているという感じもした。
だが、女性のタイプは美しいが知的な感じではない。
下品ではないが、自分の美しさに十二分に気づいているという振る舞い。
もしかしたらギャラ飲みか、とも思った。
しかし、「お父様」という言葉も聞こえてきた。
ふたりの会話の内容までは分からなかった。
ところが、こちらがそろそろ会計を済ませようかという時、急に聞こえてきたフル・センテンス。
「わたし、結婚するつもりはないので、そのつもりで付き合っているならもうお付き合いするのは辞めた方がいいと思います」
さて、あなたは、この先のストーリーをどう続けますか?
妻が僕の68歳の誕生祝いにご馳走してくれた、目の前の天ぷらもお造りも、とても美味しく、運ぶ箸のひとつひとつが充実した、幸せな食事だったけれど、このカップルの存在も、小説家にとってはすばらしいバースデープレゼントだった。

バイクの冬支度

冬にバイクに乗るために、グリップカバーを取りつけた。
カバーの中が狭いので、冬用のグローブをするとうまく操作できそうにないので、夏用のグローブに「風よけ」という組み合わせに。
風が当たらなくなるから暖かいはず。(でないと困る)

帰宅

午前10時、横浜へ向けて出発。
妻の人工透析があるので、中2日以上の日程で夫婦での旅行ができない。
一部、混雑した道路もあったが、余裕を持って出発していたので12時30分に病院に到着。
透析開始は14時からなので、まずは昼食だ。
駐車場に車を止めて、病院の食堂で妻にカツカレーを奢ってもらった。
昨夜、考えがえごとをしてしまって、よく眠れなかったので、帰宅して、少しベッドで休んだ。
夕方、ヨットの共同オーナーと近所で中華料理。

てんぷら鶴吉

 

中央町まで降りて「天ぷら鶴吉」でランチ。
そこそこのお値段でいろいろな材料の丁寧な天ぷら。
昼間から、燗酒を少し飲んだり。
散歩して、銀座町の超レトロな喫茶店でプリンアラモード。
夕食は、近くロシア料理店「ベルーガ」
ダイバーで水中写真家の女性がひとりで切り盛りしている。
おいしかった。
そういえば、ベルーガとは高級なキャビアの取れるサメだ。

珈琲専科讃

 

朝食は、古くからある珈琲店のモーニング。
森村誠一さんもよく来ていたというお店。
近くのマンションの人のたまり場になっているみたいで、聞こえてくる会話が面白かった。
コーヒーはちゃんとした酸味があって僕の好きなタイプ。
銀のスプーンが珍しい。
トーストも美味しかった。
部屋にもどったら、ちょうどヨットが入港してくるところだった。
28フィートくらいかな。
今日は、以後、外出せずにのんびりします。
とはいえ、妻も僕も仕事持って来ているけど。
もちろん、夜は、日本対コスタリカ。
……負けた。

熱海へ結婚記念日旅行のようなもの

夕暮れ時の熱海。正面に初島が見える

 

午後2時前に透析の妻を車でピックアップ。
そのまま熱海へ向かう。
結婚記念日旅行というか、忙しくしていた妻の慰労会というか、熱海に来ています。
いつもの場所。
キッチンあるけど、あまりがんばらないでコンビニを冷蔵庫代わりに、外食と冷凍食品中心に手を抜くことを旨に生活します。
目標はあくまでも「温泉でだらだら」。
例によって人工透析の隙間を縫っての旅行なので火曜日まで。

造影CT検査

副腎の造影検査のため横浜駅西口の検査クリニックへ。
血液検査によりホルモンの異常などはないので機能としての異常はないのだが、超音波検査で副腎の肥大が疑われるということで念のためCT検査をするというもの。
6時間前から絶食なので、早起きして食事をしておくつもりがしっかり寝坊したので、食事を取れないまま、午後2時20分からの検査に臨む。
終了後、ジョイナスの地下食堂街の和幸でとんかつ定食。トンカツをダブルにして1350円。それに100円で大根おろしを追加。
有隣堂横浜西口ジョイナス店の文庫の棚を見たら、いまでも『終電の神様』シリーズ4冊を面陳で横に並べて売ってくれていた。感謝感謝。

そのまま黄金町へ回ろうかと思ったけれど、あまり人に会いたい気分ではなかったので、まっすぐに帰ってきた。

39回目の結婚記念日

当社比、超早起きで8時半に日ノ出町について、先頃開店したリベルベでパンを買って140円のコーヒーで店内飲食。
(イートインだと言ったのに消費税8%になってた)
イベントのスタッフ9時集合なので、ここで時間調整。
9時にsiteDに入り、10時からの黄金町地区の地区計画策定のための説明会の準備開始。今日は受付担当でした。入場者の体温測ったり。(笑)
説明会終了後は、ふたたびリベルベでフランスパンを買う。
その時点で夕食は洋食と決定。パンを食べたいからね。美味しいのです。
結婚記念日なのに、妻は仕事の締め切りで、このところずっと睡眠時間を切り詰めている状態。外でディナーというわけにはいかないので、かえりにそごうの地下で料理を買い、僕が自前で作ったのは、左のサラダだけ。
何はともあれ、39回目の結婚記念日でした。
あとは日本対ドイツのテレビ観戦だ!

演劇「夜鳥 翔べ 〜夜を生きる〜」

新宿シアターモリエールで演劇「夜鳥 翔べ 〜夜を生きる〜」を見る。
以前に対談したことのある手塚マキさんを描いた芝居。
場面転換が多く、その度に暗転して間が空くので、テンポがよくない。
漫画原作者が脚本を書いている。
マンガでは瞬時に場面転換ができて、1ページに、場所も時間も違ういくつもの場面を埋め込むことができる。映画やテレビドラマなどの映像作品も同じ。
ところが、演劇でそれをやると、小間切れになってテンポが悪くなる。演劇には演劇の脚本の書き方があるのだけれど、そのことが意識されていないので、休憩を入れて約3時間という長さになってしまい、散漫なお芝居になってしまっていた。
手塚さんの伝記としては面白かったけれど。
翌日、朝早いので、ゴールデン街には行かず。
ハラが減ったので、立ち食いそばを食べようと、歩いていったが、目指す店はなくなっていて、会った店に入ってみたら「失敗」だった。