午前10時集合。
架空の旅行社「日ノ出ツーリスト」には、我々8人のクリエーターが、オリジナルのユニフォームを着て、お客様をお迎えする。
月に1度のオープンスタジオ企画の一環。
特殊飲食店街からの再生を目指す黄金町を、裸のまま観光地として案内してしまおうというのだ。
形式は、撮影スポットを探しながら町巡りをする「フォトラリー」と、アーチスト自身がガイドとなって案内する「ガイド付きツアー」
受付のオフィスは、あたかも本物の旅行会社。
外には大げさな MACKIE の PA装置が並び、あたかもなにかのイベントが開催されているようだが、阿川大樹がそのステージで、ミキサーを操作しながら、SHURE のマイクに向かって、まるで司会者のように話すのは、実はツアーへの呼び込みである。
マイクは1本で十分なのに、虚仮威し(演出ともいう)に2本立っているし、使わないけど、ゼンハイザーのワイアレスマイクも用意。
歩道には日ノ出ツーリストのロゴ入りの幟旗が3本、緩い風になびいている。
ガラス張りのサロンには、「観光スポット」の写真、町が掲載されている各種の雑誌、各種パンフレットが並んでいる。
アンケートを兼ねたツアー申込書に記入すると、名前入りの「ツアースケジュール」(実はラリーの指示書)がレーザープリンターで印刷されて渡される。
ツアー参加者は裏面の10個の写真スポット(5種類のうち1つが渡されるので、複数人で同時に参加しても、内容は全部異なる)を探して旅をするのである。
町を探検して、途中のスポットを発見したら、そこから指定アドレスへメールすると、最後にツアーデスクに戻ったときには、送ってきた写真が「フォトラリー参加記念・特製ポストカード」として印刷されて渡される。
受付に戻った人には全員に、地元商店の商品や、黄金町地区のアーチストグッズ(阿川のグッズは「D列車でいこう」当日限定サイン本)が景品として贈られる。
午前11時、受け付け開始とほぼ同時に、一人目のお客様。
午前中は客足の伸びが心配されたが、最終的に午後2時の受け付け終了までに、のべ50人ほどのお客様をツアーにご案内。
午後1時からの回のガイドツアーは阿川が制服を着て小旗をもって、皆様をご案内。
産経新聞の取材もあり、15日の朝刊の記事になりました。
40分ほど、裏通りの裏話を含めてご案内。
午後4時に、戻ってくる人の受付も終了。
後片付けをして、午後6時からは、待望の打ち上げ。
総勢14人で、中華料理をお腹いっぱい食べて、紹興酒も飲んだ。
おつかれさま、つかれました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。