増税しよう、しなきゃだめだろう

基礎年金に関するとても大雑把な話
 全額消費税増加でまかなうとして;
 受給者2500万人に月6万円を支給するのに必要な財源は 1兆5000億円
 それを一億人の消費支出でまかなうとして、
   消費税率6%のとき、一人当たり必要な消費支出は 月25万円
 つまり、消費支出が例えばひとり平均25万円というモデルだとすると、
 消費税を11%に上げないと全額税負担できないということだ。
 消費税でなくてもどこかに財源が必要であることにかわりはない。
 ひとり月15000円、年金掛け金としてはらうか消費税で払うか、他に税金をあげるか、という話。
 弱い立場の人を守ろうと思ったら、中間層以上の人は何らかの負担増が必要だ。
 中間層にいて、「もっと上から取れ」みたいな「自分は関係ない」かのような意識は問題からの逃避だと思う。
 役人や政治家の無駄遣いを減らすのにも時間がかかる。「まず無駄遣いをなくしてから増税」なんてことをいっていたら自分の傷が深くなるだけだ。
 無駄遣いをなくすのと増税は後先の問題じゃなくて、同時進行しかない。
 みんな、自分の国なんだぜ。あんたたちが選んだ政治家だぜ。あんたが雇っている役人だぜ。
 役人や政治家が悪いとしたら、僕もあんたも含む「国民」のせいなんだぜ。
 他人事みたいに人のせいにして、自分のせいじゃない、政治家が悪い、なんて、のんきなことをいわないでくれ。
 所得税の課税限度にすら届かないから、小説家になってからの近年の僕は年収的には完全に最下層にいるわけだけど、それでも増税しなきゃダメだろうと思っている。(昔、めちゃめちゃ働いた蓄えがあるから、生活に困ってはいないから弱者ではない)
 立食蕎麦を天ぷら蕎麦からタヌキ蕎麦にしてでも、さらには100円マックでガマンしてでも、みんなで税金もっと払わなきゃダメだろう。自分の国だよ。
 なんで、みんな他人事みたいなこと言って「増税反対」みたいなこと言えるんだ。
 暮らしていけている人たち、みんなで「暮らしていけない人たち」を守ってやれるようにしようよ。
 貧困層を直撃しない中間層以上への増税をしようじゃないか。
 自分が本当の弱者なのか貧困層なのか、フェアに考えよう。
「貧困層を守れ」という大義名分でほんとうは自分の負担を増やしたくないだけ何じゃないのか。
 胸に手を当てて考えてくれ。
 いまの自民党の増税案がいいっていっているわけじゃない。
 ちゃんとした増税を真面目に考えようよ。本当に弱い人がちゃんと生きていける日本を作ろうよ。

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