サイボーグな妻

 午前5時起床。
 とりあえずシャワーで目を覚ます。
 日東のティーバッグのダージリン。ケロッグコーンフロスト。
 妻から依頼された持ち物リストを確認しながら、ノートパソコンのバッテリーの予備をもって家を出る。
 ふだん1時間半ぐらいかかる道程が、なんと40分ほどで北里大学病院到着。いつもこのくらいなら楽なんだけど。
 駐車場で7時まで時間をつぶして病棟へ。
 点滴のスタンドにつながれたすっかり病人の風貌の妻は、麻酔を効きやすくするクスリの投薬でだんだんとろんとしてきている。
 Coleman のチェアはやっぱりいい。簡単に畳めるし。家でも使いたいくらいに座り心地がいいのだ。
 そういや新婚の頃はお金がなかったので、キャンバスの折りたたみ式の椅子と、脚をバッテンに折りたたむ生成の木製のテーブルが我が家の中心家具だった。そう相模原のNECに勤めていた頃だ。
 いま思ってもほんとに給料安かったなあ。 (笑)
 午前8時、妻、ストレッチャーで運ばれていく。
「じゃあ、またあとで」
 午前11時30分。
 執刀医から手術結果の説明。
 整形外科的には万事うまくいったもよう。
 両股関節が人工関節になっているレントゲン写真はなかなかサイバーな感じ。
 が、手術室からなかなかでてこない。
 おいおい、もしかして、麻酔が覚めないのではないか、などなど、いろいろ不安がよぎる。手術中は原稿書いていたのだけれど、だんだん気が気ではなくなってくる。
 午後2時、ストレッチャーに載せられてやっと病室に帰ってきた。意識もしっかりしている。
 しかし、スパゲッティ状態なので、配線のツナギ替えやらなんやらで、僕が病室に入って話しができるようになったのは午後3時になってから。
 まあ、まだ出血は続いているので、今後、輸血のリスクが生じたり、持病への負荷がどう反応するか、など不明な点はたくさんあるけれど、いまのところ順調ということで。

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