ちょっと眠い。ぬるい風呂にさくっと入って、午前中、狛江の矯正歯科へ。
滅多に湯船に湯を入れないのだけど、あまり使わないと排水系に問題が起きそうなので、二日続けて水を流すのが主な目的。
この時刻の南武線はスマホの人より本を読んでいる人の方が多い。
歯科で作り直したリテイナーを受け取って黄金町へ出勤。
事務所は下水工事がうるさいので、しばらく盆栽カフェで仕事。
第三木曜日で黄金町バザールは休場。
つまり、我が事務所の一階は展示場ではないので、自転車を置いておくことができる。
というわけで、自転車で出勤。
簡単な作業を済ませ、事務局にサイン本を納品して、その足でそのまま帰宅。
都会を歩くのにふさわしい服装に着替えて(笑)下北沢へ向かう。
予定通り少し早めに到着したので、南口近くのマクドナルドで腹ごしらえ。
久々にビックマックを食べたら、気分が下北沢になった。
定刻少し前に「駅前劇場」へ。
僕が芝居に関わっていた頃にはこの劇場はなかったので初めてだ。
立川志ぃさーさんの一人芝居「うちなー妄想見聞録」。
通常演劇は非日常空間に観客を引っ張り込むものだが、この人は話芸の人なので、日常と非日常を自在に行ったり来たりしながら観客を引き込む。
午後9時過ぎに終演。
著書を買ってサインして貰って握手して、ひとり下北沢の町へ。
数年前から書いている下北沢の舞台にした小説を改稿している最中なので、いくつかの場所を定点観測。
来る度に下北沢はお洒落な町に変化し散る。
対象とする国訳の所得階層が上がっている一方で、会社員は少なく、独特の雰囲気をもつ店も残っている。
そんな一軒で、焼き鳥・焼きトンなど八本と、ハイボールにビール中瓶、しめて2000円ほどでほろ酔い気分。
ふたたに少し歩いて定点観測して電車に乗る。
ほとんど筋肉痛はない。
前日にストレッチをして軽く走っておいたのがよかったのだと思う。
昼過ぎに出勤。
黄金町バザールもかなり人が出てきている。
朝は、さっそく三重県から届いた新米を炊く。
つややかで美しいご飯。見ても美味しい。もちろん食べても美味しい。
午後2時半から、2時間、駒沢公園でテニス。
季候もちょうどよくて快適。
テニスを再開したのは昨年の10月だけど、毎回、少しずつ勘を取りもどしてくる感じではある。
深夜、いただいたコシヒカリの一部を小分けにする作業。
一部は冷蔵庫に、一部は知っている人にお裾分けするため。
スポーツクラブでストレッチをしてから、外を3km軽く走る。
事務所へ出かける前に、三重県の知人からコシヒカリの新米が届く。
体重計に載せて計ってみたら28kgほど。
きれいな手書きの手紙も入っている。いつもありがとうfございます。
夫婦二人の生活では食べ終わるまでに味が落ちてしまうので、誰にお裾分けしようかと頭の中で算段。
午後10時過ぎ、夕食のため、妻と待ち合わせて、Pizzeria Barchetta へ。
前から気になっていた店で、午前2時までやっているので、我が家のように夕食が遅い家庭にはありがたい。
生ハムと梨、肉の燻製盛り合わせ、水牛のモッツアレラチーズを使ったマルゲリータ。
どれもおいしかった。ここは使える。
そのあと、都橋の華に寄ったのが運のつき。
神奈川県大会の決勝で負けたことを語る、元同じ高校のサッカー部の人たち(53歳)5人が加わって混沌。
でも、楽しい夜でした。
某全国紙の記者さんが事務所に来訪して1時間半ほど取材を受ける。
妻の書斎の棚の部品が揃ったので、深夜に、棚の組み立て。
午前8時、横浜創造都市センターへ。
Lpack のモーニングの二回目。
10時までゆっくりして、となりで開催されている「砂の彫刻展」は。
妻がテレビで見てよさそうだというので言ったのだけど、気合いはずれ。
芸術というよりも、遊園地のセットという感じ。
立体なのに絵画の遠近法の技術も使っている。それがもたらす空間の歪みは面白いと思ったけど、いかんせん、できあがりが芸術的とはいえない。
1200円は割高だ。
おそらく、夜、光があたると幻想的だとは思うので、入場料とビール飲み放題がセットで2500円、というチケットの方がいいかもしれない。
11時になって、創造都市センターに戻って、「Find ASIA」を見る。
こちらは入場無料でいいないようだった。
昼前、妻と別れて、黄金町へ向かう。
市民枠で応募して倍率10倍で落選した、横浜マラソンの一般枠に申し込んであった抽選結果が届いた。
当選したので、3月15日にまた 42.195kmを走る。
フルマラソンは二度走ったし、走るのは楽しくていいけど、行き帰りとかスタート前のトイレの混雑とかがストレスなので、もうやめようと思っていた。
ところが「横浜マラソン」が次回からフルマラソンになって、スタート地点が自宅のすぐそばなので、着替えを済ませて、トイレにも行って、スタート時刻直前に家を出て行けばいいので、それなら走ろうと思ったわけです。
12月で60歳だから、「還暦記念マラソン」にもなるしね。
夕方から代官山へ。
東京の中でもお洒落な町とされている代官山で、およそお洒落からほど遠いコザのミュージシャンと芸人がステージに立っている、という不思議なイベント。
友人でもあるコザのデイゴホテルの社長・宮城悟さんの本『哀愁のB級ホテル』(燦葉出版社)の出版記念イベントだ。
悟さんは残念ながらこの本の出版よりも前にガンで亡くなってしまった。
4月にコザにいったとき、僕を知る人々が口々に「悟さんに会って帰ってね」と僕に言う。つまり、次に来るときはもう会えないと、みなわかっていたわけだ。
会って少し話ができた。
その時も、ガンの話などお互いにひとことも口にせず、ふつうに話して普通に別れた。
悟さん、帝国ホテルのただ飯(江戸川乱歩賞パーティ)をすっぽかして、ここへ来たよ。楽しい会だった。
暑がりの僕は、まだ半袖短パンで暮らしているけれど、夜は涼しくなった。
というわけで、24時間営業の近所のスポーツクラブで30分ストレッチをして、そこから3kmほどのジョギングに出る。
スポーツクラブにあるトレッドミルの上を走るのと外を走るのでは、明らかに使う筋肉が違うのだ。