パドバでダバダ

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 午後、サンタルチア駅で待ち合わせて列車でパドバへ。
 わーい。電車に乗るのは初めてだ。パドバまで30分ほどで、3.5ユーロ。
 横浜から渋谷までという感じ。
 妻の語学学校のクラスメイトでパドバ在住のOさんと一緒。
 着いたパドバはベネチアとは違ってふつうの文明国だった。(笑)
 広い道にトラムが走り、バスが行き交う。
 一見した町並みの感じはブリスベンに似ている。
 ベネチアに侵略されたときにベネチア人がマーキングした痕跡があったり。
(ベネチアは勢力を拡げた先に「ベネチア参上!」的な建造物を作っていたらしい。アポロ11号の月面の星条旗みたいに)
 地元の人も首を捻る、アメリカの「9.11」のモニュメントがあったり。
 何でパドバに? 何でアメリカ? 何で9.11?
 箱物パブリックアートか?
 立地は素敵な水辺の公園的なところだけど、誰も人がいない。
 そこに立ってみると、何とも言えない、とても居心地の悪い空間になっているのだ。
 1222年創立と歴史の古いパドバ大学へ。
 大学が始まった本館ともいうべき Palazo Bo をガイドツアーで見学。
 チケットブースで「ガイドツアーは英語であるのか?」と聞くとオバハンに「その時によるからわからない」と恐い顔で叱られる。(笑)
 その代わり(?)なぜか一人5ユーロのチケットが3.5ユーロの団体料金だった。
 ツアーが始まると、なんと、さっきチケットを売っていたオバハンがガイドだった。なんと効率的な。
 イタリア語で説明が始まるがなんとなくしかわからない。
「じゃ、イタリア語の人、先、行ってて」と送り出した後、「英語話す人手揚げて? ドイツ語は?」と参加者に尋ね、挙手の数でガイドの第二言語は英語に決定。
 なるほど。効率的というかアバウトというか。
 以後、説明はオバハンがイタリア語と英語とで2回行なう。
 英語が先だったりイタリア語が先だったりしたけど、英語が先だと話し方がゆっくりであることもあって、イタリア語も少し理解できる。(説明が微妙に違ったりもする)
 ここでは、コペルニクスが学び、ガリレオ・ガリレイが教鞭を執った。
 すごいよね。世界史の教科書のゴチック体の人がいた場所だよ。
(ロゼッタストーンやマグナカルタを見たときも感動したけど)
 目玉である解剖学教室(Teatro Anatomico)は、中心に解剖検体を置き、その周囲を囲むローマのコロッセオのような円形劇場的な場所から学生たちがそれを覗き込む構造になっている。だから Teatro 。
 終了後、学内のバールでコーヒー。(0.9ユーロ)
 学位授与の時に思い出の場所としてこのバールを訪れて写真を撮っていくらしく、そういう服装をした人が写った写真が、所狭しと壁に貼られていた。
 次は、スクロベーニ礼拝堂。
 修復されたジョットのキリストの生涯が描かれている。
 完全予約制でネットで予約して来る。
 僕らは午後4時半の回だ。(13ユーロ)
 はじめ、ビデオで歴史や修復の様子についてイタリア語の説明(英語ドイツ語の字幕)があり、その後、礼拝堂内部へ。
 少ない人数でゆっくり観ることができて大満足。
 料金内で見ることのできる、となりのエレミターニ市立博物館もなかなかよかった。
 カフェで一旦休憩。
 Ceffe Pedrocchi の特製コーヒーが美味しい。(5ユーロ)
 いままで飲んだコーヒーのバリエーションとしては世界で一番美味しいと思う。
 午後6時過ぎ、Oさんとそのボーイフレンドと合流。
 彼のフィアットで車で山あいのレストランへ。
 イタリア文学の先生でもあるボーイフレンド氏に料理のメニューを丁寧に説明してもらい。
 この土地特有のうどんのようなパスタを二種類、Secondi Piatti は、ウサギとハト。
 2種類のデザートと、大麦(orzo)でつくられたコーヒー(のようなもの)
 老舗旅館の女将という感じの女性経営者が席にやって来たり。
 日本人3人とイタリア人1人、公用語英語の楽しい食事。
 パドバから戻る終電車はないかもしれない、ということで、最後は車でベネチアまで。
 いろいろと、案内してもらったり、教えてもらったり、アレンジしてもらったり、素晴らしいホスピタリティでもてなしていただいちゃいました。
 大感謝。 Grazzie Mille !
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