「煮詰る」という表現は、本来、煮物で水分がとんで味が濃くなっていくこと、転じて、最終局面になっていよいよ結果が出る直前になる、という意味に使われてきた言葉なのだけど、最近では、進捗状況が滞ってどうにもこうにも出口が見つからなくなっているというような否定的な意味に使われることが多くなっているように思う。
「ちょっとここんところ、煮詰まっちゃってるんだよねえ」みたいな。
なんでだろう。もしかしたら「にっちもさっちもいかなくなる」のと語感が似てるから? そんな阿呆な。
こちらは、ここしばらず、色々なことをやりながら連作短編の最終回に相当する短編のアイデアを頭の中で転がしていた。
それにそろそろ結論が出る感じの所まで煮詰まってきた。
もうじき書きはじめられるだろう。
午前11時から、黄金町かいだん広場周辺で「のきさきアートフェア」
例によって、サイン本の直接販売。
siteDでは、イラストレータのイクタケマコトさんが「主夫’s キッチン」をやっているので、お手製のカレーを朝昼兼用で食べてからのスタート。
アーティスト割引で、大盛りにしてくれた。
売り子をしながら、掌編小説を書きはじめる。
露店の隣は、映像作家の吉本直紀さん。
今回はドローイングを売っている。
ギターを持ってきてときどき演奏。
店を出しているとヒマなので、ギター弾きながらというのもいいかも、と。
僕も、今後の検討課題とする。(笑)
午後3時、無事終了
午後8時、掌編小説、いったん完成。
午後11時、プリントアウトを見直して推敲。ネット経由で原稿送付。
午前11時半、日ノ出町駅集合。
黄金町の事務局スタッフとアーティストの計5人で、「みさきまぐろキップ」を買って三浦半島へ遠足。
ゴールデンウィークだが、電車は余り混んでいない。
順調に終点三崎口に同着、バスもすぐに乗れて、5つめのバス停「油壺入口」まで。
降りてすぐの山崎屋食堂へ。
黄金町のレジデンスアーティストの一人の実家だ。
各自、煮魚の定食を頼んだところで、ビールを飲みながらそら豆の皮むき。
大きなボールに一杯あったが、みんなで作業するとあっというまに完了。
まもなく、茹で上がったそら豆がおつまみとして出て来る。
煮魚も美味しくいただき、食堂の看板娘(彫刻家)もグループに合流して、バスで三崎港へ。
まぐろキップで乗れる「にじいろさかな号」が満員ということで、次の出発便のチケットに交換し、三崎の町を散策。
最近、ヨットで来ていないので、三崎の町も久しぶりだが、けっこう変わっている。
時間調整もかねて新しくできていたドーナツ屋さんでコーヒーブレイク。美味しいコーヒーでした。
岸壁に戻って、いよいよ「にじいろさかな号」乗船。
東京湾側に出てすぐの宮川湾で、アンカーロープを掴んで錨泊。
船内のガラスの窓から、魚が泳ぐようすがよく見える。
その場所で毎日餌付けをしているので、学習した魚たちがうようよ。
とはいえ、熱帯魚のような色とりどりのサカナはいないので、みんなが灰色、いたって地味である。
40分ほどで帰港。
まぐろキップで食事を予約しておこうとしたら三崎館は「まぐろきっぷの食事は本日終了しました」の貼り紙。
となりの立花は夕方5時まで店じまい中。
(どちらもヨットで来て宴会をやったことのあるマグロ料理の旅館)
というわけで、5時になたら電話をすることにして、バスで城ヶ島へ。
城ヶ島の灯台とそのまわりを散策。
以前、城ヶ島にヨットをおいていたので、100回以上、城ヶ島には来ていたけれど、灯台付近にはまったく来なかったので、そのあたりは中学の遠足のとき以来だ。
「磯」を楽しめる、意外に楽しい場所だった。
周辺のまぐろキップの使える店はすべて休みなのか、その日の営業時間が終わっているのか開いていない。
立花に電話して、6時で予約。
バスで戻ると、ちょうど6時。
立花の2階の座敷で、マグロ丼。
もちろん追加で、ビールと日本酒。マグロの珍しい部位の串焼きも。
帰りは、三崎東岡のバス停まで数分間あるいて坂を上り、三崎口からガラガラの特急で横浜へもどる。
のんびりとした、実に楽しい遠足でした。
事務所へ出勤する途中、高架下の SiteA Gallery で、野口健吾「Your Life Is Not Your Own」展。
静かな映像に20分ほど浸る。リゾートのようにいい気持ち。
さらに八番館(阿川が「黄金町レビュー展」で作品を展示した場所)で、cha_bo「ミクダヨー展」。
初音ミクの着ぐるみをミクダヨーというらしいのだが、知らなかった。
で、この展示は着ぐるみではなくて絵画展。圧倒的点数があって、単にカワイイキャラクタを可愛く書いたものだけでなくて、とても楽しめるものだった。
それにして、ここには毎日ひっきりなしに人が来ていて、おそらく黄金町で開催されたどの個展よりも一日当たりの来場者数が多かっただろうと思う。
初音ミク、恐るべし。
ちなみにこの住所は「初音町」なので、初音ミクにちなんでこの場所が選ばれたのだろうと思う。
ホテル滞在で生活パターンが朝型になっている。
午前中、洗濯。
午後、さっそく黄金町に出勤。
水曜日なので、夜はロックウエルズの500円定食。
朝食後、大浴場の露天風呂からしばらく海を見る。
チェックアウトまで、少しのんびり。
正午前、チェックアウト。
午後1時、自宅に到着。
近いってイイネ。
午後5時、黄金町の事務所に出勤。
朝食バイキングのあと、ジョギング、という前日と同じコース。
逆方向の観音崎灯台方面へ。
500mほどで観音崎の駐車場。キャンプをしている人が結構いる。
さらに500mほどで灯台の下、残り150mの階段のところまで。
そこからは灯台に向かわず、海沿いの道を進むと、三崎を回って自然博物館の方へ。
途中、見える海が心地よい。
自然博物館は子供向けという感じ。並びのレストランは月曜で休み。
同じ道を戻るのでは面白くないので、博物館の駐車場の脇から入る山道へ行ってみる。
あっというまに鬱蒼とした原生林の中になる。
石畳の道も、舗装されたところも、そして、木の根と石のいわゆる山道も、また階段もある。
結構な山道だ。軽いジョギングのつもりはトレイルランニング、あるいは、ハイキングになった。
半袖に短パンという超軽装で、山に入っているのはなんとなく心許ないのだけど、どっちへ転んでも1キロほどで人里になる。
戦没船員の碑、いくつかの砲台、三軒園地。
いろいろ分岐を経ながら、案内図にしたがって歩いて、横須賀美術館の裏へ出た。
4kmほどのハイキングになった。
昨日と同じように別館SPASSOで入浴し、そこでサンドイッチとコーヒーをテイクアウトして、自室でランチ。
妻は、そのまま部屋で休んでいたいようなので、車で少し広い範囲を探検。
近くに十分大きな町があるので、車があれば生活は結構便利な地区だ。
気温は横浜に比べて、1ー2度マイルドな感じ。
夕食は、本日も洋食のフルコース。
午前7時過ぎ、朝食。
バカンス先では普通の人と同じ生活時間帯になる。
食後、少し休憩してからジョギングへ出る。
5キロ半ほどをゆっくり走ったり歩いたり。土地の匂いを嗅ぎながら暮らしぶりを知る。
ホテルの隣は防衛大学校の研修施設。カッターやヨットも見える。
峠もあって、急な坂の上り下りも。
あとは小さな漁港が続き、横浜からすぐなのに、かなりの田舎でいい感じ。
都会ではあまり見かけないヤンキーな感じの男性とか。
走水は湧水があって、ペットボトルの商品もホテルで売られているが、浄水場があり、その駐車場には湧水をただで汲むことのできる施設もある。
地元の人が、スクーターや乗用車でタンクをもって汲みに来ている。
馬堀海岸に近づいたところでは、パームツリーの並木が続く、サンタモニカのような景色。
来て、来て、来て、サンタモニカ♬ (桜田淳子だったっけ?)
宿に戻って、別館の温浴施設 SPASSO へ。
はやりのスーパー銭湯ではなく、大きな銭湯という感じだが、露天風呂から観音崎を通過する船が見えて心地よい。
ランチは歩いてすぐの横須賀美術館のレストラン。
美味しくてリーズナブルな値段のパスタランチ。
企画展は「さくらもものこ世界展」
常設展では佐伯祐三の絵に引かれた。
各所で「いいな」と思うと佐伯祐三だということがよくあるので、どうやら僕は佐伯祐三が好きみたいだ。
別館は「谷内六郎館」になっている。
週刊新潮の表紙画が無数に展示されている。
風景の中に小さな子どもがぽつんといるところが、谷内六郎とさくらももこはすごく似ている。
子どもの目から見た世界の大きさ。
今日の夕食は洋食のフルコース。
和食と違って、こちらはなかなか楽しめる。
午前中、妻が定例の病院へ行っている間に、荷物のパッキング。
妻の帰宅を待って、自動車で出発。
目指すは観音崎京急ホテル。3泊のバカンス。
自宅からすぐの首都高に乗り、横浜横須賀道路馬堀海岸ICでであると、そこから2キロ余りで目的地。
距離44キロ、時間は50分ほど。
あっというまのリゾートである。
2食付き宿泊パックの夕食は7時に予約。
初日は和食にしてみたが、このホテルのレストランの和食はお勧めしない。
すぐそばが漁港で、美味しい野菜で有名な三浦半島だというのに。
3連泊なので、メニューがかぶらないように、食事後、マネージャーと相談。
紗倉まなさんの小説、読了。
このところ、小説モードの助走としてずっと小説を読んでいる。楽しい。
小説家になったから、資料本を読むのが忙しくて小説を読む時間が極端に減って、ほとんど小説を読んでいないので、まとめ読みをする時間を作った。
谷村志穂さんとか、片川優子さんとか、今まで読んだことのない女性作家ばかり読んでいる。
女性作家の目を通じて、女性の物の見方、考え方を取材する、という意味合いもある。
