diary2015

特急踊り子号

 9時に家を出て、特急踊り子号で修善寺へ。
 リゾートホテル・ラフォーレ修善寺で、半導体技術の横断的集まりに参加。
 4人の講演者の一人として、1時間話をする。
 これからの日本を考えるために役に立つ講演ばかりで、刺激になった。
 夜は午前1時過ぎまで宴会。
 日本の半導体業界は元気がないが、この会の人たちは元気だ。
 2170円+980円
 340円(おにぎりとお茶) わさび丼定食(1200円)

講演の準備

 時差のため、早起き。たくさん寝たので、すっっきりお目覚め。
 朝9時には事務所に出た。(珍しく世の中の人と同じ時間帯で生活している。
 明日の講演の準備。
 仕事はできず。

テニス

 山手公園で2時間テニス。
 2週間、間があいたので、少し筋肉痛。
 体の疲れと時差のせいで、早寝をする。

カナダ滞在中の記録を書き起こす日

 カナダ滞在中の記録を書き起こす。
 見たこと聞いたことを書き留めておかないと忘れてしまう。

帰国

 バンクーバー時間、昨日の夕方4時過ぎに乗った飛行機で、日本時間、今日の午後6時過ぎに羽田空港に到着。
 カル-セルで荷物を待ちながらニュースをチェックすると、五輪エンブレム使用中止の報。
 税関を出たところに、オリンピックのエンブレムが貼ってあり、それを脚立に乗ったテレビのカメラマンが撮影していた。
 ああ、僕がこのエンブレムを直接目にするのは、これが最初で最後なのだなあ、とどうでもいい感慨を抱く。
 リムジンバスで横浜へ。そこからタクシーで自宅へ。

ANA115便

 いつの間にか眠っていた。気がつくと午前零時。
 最後の記憶は、ホテルの部屋のケーブルテレビの番組表を見ていたはず。
 チャンネルがたくさんあるので、リモコンを操作するうちにそのまま眠ってしまったようだ。
 眠りに就いた時刻は、推定午後9時過ぎだろうか。
 2時間ほど、パソコンで作業をして、午前2時過ぎ、もう一度寝る。
 午前7時、自然に目が覚める。
 依頼されていた劇版「横浜黄金町パフィー通り」のパフレット用の原稿をメールで送付。
(原稿自体は前日の同時刻にできあがっていた)
 テニス全米オープンで錦織の試合が始まっているようだったので、テレビのチャンネルを探してみると、ドンピシャでやっていた。
 まさかの初戦敗退。
 帰国後、2回戦以降を家で見るのをを楽しみにしていたのだけど、1回戦をカナダにいるうちに見ることができてよかった、というのかなんというのか。
 正午、チェックアウト。
 空港行きのシャトルに乗って20分ほどで空港へ。
 まだ、カウンターでの荷物の受け付けは始まっていない。
 フードコートで、チャーシュー入りワンタンメン ( Wonton & BBQ Pork Soup with Egg Noodle) 8.09ドル+税金。
 荷物を預けて、保安検査場へ。
 例によって、パソコンを持っていると、安全検査で時間がかかる。商売道具なのでしょうがない。
 ターミナル近くのレストランで、出発を待ちながら1時間半ほど仕事。

バンクーバー 7日目

 カナダ滞在も最終日。
 朝早くホテルを出て、バンクーバー美術館の展示を見る。
 12時、「ふれいざー」の宮坂さんと会ってランチ。
 18年間エッセイを連載していて、会うのは初めてだ。
 カナダへ移住してきたときの武勇伝(?)を聞いたり、バンクーバーの地域事情を教えてもらったり。
 土壇場で宮坂さんとなかなか連絡が取れなかったのは、昨日の強風で40万個停電していて、宮坂さんの家も電気が来ていないとのこと。
 やはり信号機がほとんど動いていないらしい。
 別れた後は、いったんリッチモンドへ戻り、Mさんの車でバーナビーへ。
 立派な日系へイテージセンターをリサーチ。
 映画にもなった「バンクーバー朝日軍」のユニフォームが展示してあった。
 ここにも「ふれいざー」がある。
 夜はタイ料理。
 スターターはここでもカラマーリ。それぞれのレストランでみんなちがう。

バンクーバー 6日目

 Steveston へ。
 スティーブストンは、和歌山の漁師が移民としてやってきた町。
 元缶詰工場が博物館になっていて、設備がそのまま残っている。
 とっくに使われていないのに、中へ入ったとたん、生臭い匂いがする。
 かつては町中に魚の匂いが立ちこめていたという。
 いま、日本人はほとんど残っていない。
 フィッシュ&チップスを食べて、フィッシャーマンズワーフを歩く。
 桟橋に着けた漁船の上で、鮭、海老、雲丹、などを売っている。
 ものすごい強風だ。
 交差展で信号機が点いていないところが多い。停電しているもよう。
 日本だったら大混乱になるところだが、もともとこちらでは信号のない交差点のルールがしっかいしていて、みな慣れているので、わりとスムーズ。」
 夕食は、インド人街(Main & 49th)でインド料理のバフェット。
 このところヘビーな食生活だったので、スパイスが体に染みこむ感じ。
 フロアと厨房はなんとか電気が来ているが、通信回線が死んでいるので、クレジットカード決済ができない、ということで現金での支払い。
 

バンクーバー 5日目

 妻と電車でダウンタウンへ。
 いくつかスムーズに行かないことが重なってしまい、午前11時の約束に20分ほど遅刻して、バンクーバー美術館へ。
 バンクーバー在住で、黄金町バザール2014のキュレーターだった原万希子さんに会う。
 美術館二階のレストランで食事をしながら、1時間半ほど、カナダやバンクーバーの置かれているいろいろな状況について、話を聞く。
 原さんと別れた後は、妻とダウンタウンの探検。
 ロブソン通りで、少し買い物をしたり。
 KONBINIYA という日本の食材専門店があり、そこに僕がエッセイを連載している「ふれいざー」を発見。
 スカイトレインでリッチモンドへ戻り、今度はリッチモンドを案内。
 スーパーマーケットで、日本では売っていない、アラブの食材を見つけて、買い込む。
 夕食はふたりで、シェラトンの横にある Harold’s Grill & Bar.
 ここでもスターターにカラマーリを試す。

バンクーバー 4日目 単独行動

 今日は、ひとりグループから離脱。
 小説家としては、観光地だけでなく、この町の普通の暮らし方、町の空気などを知る必要があるので、そっちの取材モード。
 まずはリッチモンドのふつうの町の観察。
 ホテルから鉄道駅へ。徒歩10分あまり。
 主筋時間帯の駅では無料の新聞を配っている。
 ひっきりなしにバスが着いて、人々が鉄道の改札に吸い込まれていく。
 ホテルから駅までの道には、我々が止まっているラマダホテルの他、シェラトン、マリオットなどなど、いくつかのホテルがある。
 線路沿いの区画はそれぞれずっと商業モールになっていて、ほとんどが英語の他に中国語の看板が出ている。もちろんそれは飲食店だけでなく、マッサージの店、法律事務所、旅行社、ようするにすべての店や事務所が。日本食のレストランですら「日式」と中国語表示。
 大きな中国系スパーに入ってみる。
 ふつうに巨大な品揃え。値段は東京とあまり変わらないが、品揃えが豊富な文だけ、同じものを買っても豊かな気持ちになる。
 観察しながら一駅歩いて、Lansdowne からスカイトレインに乗る。
 リッチモンドからだとゾーンを跨ぐので、2ゾーン90分乗り放題の4ドル。回数券だと、時刻刻印機でスタート時間を刻印すると90分間乗り放題になる。
 一見したところ立派な自動改札機のようなものが並んでいるが、動作していなくて、チケットをかざすでもなく、出るのも入るのも、ただ自由に通過するだけ。
 チケットは要するに検札があったときに「料金を払って乗っているよ」と証明する領収書だ。
 ヨーロッパでもそうだけど、多くの国で、鉄道の改札は実質フリーパスだ。
 お金を払わなくても乗れるが、検札で無賃乗車が見つかると大きな罰金が科される。
 一人たりとも無賃乗車を許さない高価な自動改札機を設置するよりも、たまにただ乗りをする人間が居ても、その方が安上がりだから、結局、お金を払って乗る人にとっても、安い運賃で電車に乗ることができるシステム。
 僕はこのヨーロッパ式の方が合理的だと思う。
 カナダ線グランビル駅で、一旦外へ出て、エキスポ線に乗り換えて、スタジアム・チャイナタウン駅で降りる。
 駅からしばらく歩いて、大きな門をくぐって中華街に入るあたりからは、街に落書きが多い。中国人も出て行っていて、空きテナントが多い地区。
 縦に、キャロール、ケベック、メインの3つの通りの挟まれたあたりがチャイナタウンだが、南から北へイーストヘイスティング通りまでぎりぎりいいとして、そこからイーストコルドバ、パウェル通りあたりは、荒れていて、ヤク中でふらついている人間をたくさん見かける。視線が定まらないまま何かひとりごとを言っていたり、道路に座り込んでいる人間も多数。
 街路樹にぶつかっているのに、そのまま歩こうとして、自分の力で木に跳ね飛ばされて転んで、またふらふらと立ち上がる、というような人たちが視野の中に何人もいる。
 人間のそんな姿を見るのはとてもショッキングだ。
 とてもカメラは構えられない。
 ホームレスやヤク中、アル中の多くは先住民だそうだ。
 詳しく聞いたが詳細は省くけれど、先住民を蹂躙した歴史的なことが積み重なっていて、少なからぬ先住民が最底辺に落ちこぼれている。
 バンクーバーはものすごく治安のいい都市で、きれいな街だが、例外的にこのあたりは、極端に荒廃している。
 イーストコルドバ通りを西へ行くと、お洒落な街、ガスタウンに続いている。
 日本人の若い女性も歩いている。原宿のような所だ。人々の眼差しは優しく、治安もいい。
 だが、そこで、人混みにまぎれてヤクの取引をする現場を見た。
 中心部へ戻り、ショッピング街のロブソン通り、劇場外のグランビル通りをリサーチして、集合場所のハイアットリージェンシーで、クラス会組と合流。
 食事はガスタウンの「オールド・スパゲッティ・ファクトリー」。
 またしてもスターターはカラマーリ。