diary2011

短編完成

CA3A0567.jpg
 Baybike で中華街へ。
 天龍菜館でランチ。ランチの5番、黒酢酢豚(500円)。
 豚肉の油通しが上手にできていて、最近食べた酢豚ではピカイチ。
 中華街の平日ランチの最低価格は表通りが700円、1本折れて630円、一番はずれで500円。味はそれぞれで美味しいマズイは店次第。(1500円以上出せば話は別だけど)値段とはあまり関係ない。
 喫茶「ホルン」(ピンク電話がある!)でコーヒー。(500円)
 カウンターにある氷宇治金時の見本の白い氷の部分が煙草のヤニで天かすのような色になっている。(笑)
 カウンターの紳士(パナマ帽)も常連らしい。
 テーブル席にやってきた年配の女性3人組は政治の話。社民党系の人みたい。
 仕事をしようと思ったけど、人々の話が興味ありすぎて無理なので、早々に退散。
 黄金町へ出て、仕事の続き。
 夕方、近藤誠一文化庁長官が突然来訪。
 文化勲章をもってきてくれたのかと思ったけど、ただの視察でした。
(先に文化功労者にならないと文化勲章はくれないらしい)
 長官がお帰りになった後、ネットで検索して、一応、本物かどうか確認したらご本人でした。どうりで、午後、私服警官がスタジオのそばをうろちょろしていたわけだ。
 夜半過ぎ、短編完成。
 〆切は月末なのでしばらく寝かしておく。

短編追い込み

 昨日は、午後6時に家についてそのまますぐに寝てしまった。
 というわけで、目覚めたのは午前3時55分。
 洗濯などしながら家で仕事を始め、午前10時半過ぎに家を出る。
 朝食がやたら早い時間ですでに空腹なので、とりあえず Baybike で中華街へ向かい、牡丹園(多分)でランチ。(600円)
 そこから徒歩で、伊勢佐木町方面へ。
 スターバックスで仕事。
 黄金町バザールは休みなので、スタジオも静か。
 午後10時半まで仕事。
 小説誌向けの短編50枚、最後まで辿りついた。
 明日、手を入れて完成の見込み。
 仕事が進んだ日は格別に疲れる。
(早くから起きているから、というのもあるけど)
 徒歩での帰宅途中、都橋でホット・ウィスキー。

朝の新宿中央公園

 午前5時半、目覚ましで起きる。睡眠時間二時間と少し。
「朝七時の新宿中央公園」を取材に行くため。
 とりあえずシャワーだけ浴びて水を飲んで出発。
 主人公が新宿で夜明かしをする物語を書いているので、寝ていない自分の目に新宿の朝がどう見えるかということ自体が取材。
 朝6時台の東横線、JR山手線の車内の観察。これも執筆中の短編のため。
 午前7時、新宿到着。
 血糖値が下がってふらふらなので主人公と同じようにマクドナルドへ。
 ツナマフィンとコーヒー(250円)であっという間に元気が出る。
 その間に客層の観察。この時刻にどんな客がいるかというディテイルが必要。
「フェイク・ゲーム」では歌舞伎町のマクドナルドが出てくるけど、西口はまた客層が違う。(もちろん時間帯によってどの店舗も客層は変化する)
 食事時間十分ほどで今度は新宿中央公園へ向かう。
 7時台でも仕事に向かうオフィスワーカーが意外に多い。
 日本もアメリカ化しているかも。(アメリカでは6時台に出勤しているホワイトカラーはとても多いのだ)
 中央公園、新宿区内の高校に通っていたので、高校生の頃には時々来たけど、何十年ぶりだろう。木がみんな大きくなって鬱蒼とした森になっている。
 衛星写真でそうだということは何となくわかっていたけど、取材に来なかったら広々とオープンな場所として書いてしまうところだった。
 ホームレスのいる場所などを詳細にチェック。
 ここのホームレスはほぼ例外なく荷物を運ぶ丈夫なキャスターをもっている。
 夜の間だけ家を作って昼間は畳んで仕舞っているのだ。
 この時刻にはほとんどの ブルーシートハウスは畳まれていた。
 ごく一部、十二層熊野神社の近くだけ「建造物」を建ててある地域がある。
 公園内の居住について、行政とそれなりの約束事が成立しているわけだ。
(どの地域でもそうだが、ホームレスたちと行政との間には暗黙の約束事がある)
 空き缶回収の集積地は三ヶ所。
 トイレの多くは時間帯によってロックアウトされるが、いくつかの構造が開放的なものは24時間使える。トイレ内に住みつかないように、ということらしい。
 ベンチではボランティアっぽい女性がホームレスっぽい男性と話をしている。
  西口側都庁あたりから東口側新宿御苑あたりまで新宿駅を大きく一周する100円バスがあるのを発見。ただし、始発は9時台なので試すことはできない。
 ヨドバシカメラ付近の飲食店街を取材。
 ゴミの出し方、ダスキンのフロアマットの交換、自販機の配置など。
 そのあたりも都庁方面へ向かう、人、人、人。
 それに逆流する僕。
 駅前に戻って、つぎは「想い出横丁」を取材。
 午前8時過ぎ、すでに開いている焼き鳥屋もある。そば屋は大繁盛。ここのかけそばは230円。
 JRのガードをくぐって西武新宿から歌舞伎町方面へ。
 ゴールデン街へ向かう遊歩道はすでに清掃員が出て掃除をしている。とてもきれい。
 勝手知ったるトイレで用を足し、朝のゴールデン街を通り抜け、「ドトール・新宿文化センター通り店」で休憩。(コーヒー200円)
 この店は、夕方はヤクザや水商売の人が多いのだけど、当然、まったく客層が違う。
 午前9時現在で歩数計は10000歩を越えていた。
 隣接する「サブウェイ」はまた客層が違って朝から風俗っぽい女性客が多い。
 身体が資本の人は健康にも気を遣っているという感じ。
 広いテーブルでパソコンを開いて忘れないうちに取材のメモをつくる。
 ラッシュアワーが過ぎた頃、横浜へ向かい、黄金町へ。

フィールドテスト

 午前中、オートバイで都内へ向かう。
 ようするにカーナビのフィールドテスト。
 とりあえず背負いバッグの外ポケットに入れて、ガイドの音量を最大にしてスタート。
 第三京浜で都内に入り、多摩川べりに降りて、そこから国道一号線で横浜へもどる、一周約50キロの遠回り出勤だ。
 ナビの使い勝手は概ね良好。
 背負っているせいもあって、第三京浜の80km走行では、ガイドの声は聞こえるけど何を言っているかわからない。
 一般道ではほぼ聞こえる。
 ただし、画面を見ることができないので、声だけだと狭い路地でどこを曲がったらいいかわからず、一本手前で曲がってしまったりする。
 見える場所に取りつければこれは解決。おそらく音ももっとよく聞こえるようになるだろう。
 途中、コメダコーヒー・下丸子店でランチがてら仕事。
 50kmほど遠回りして黄金町に到着したあとは、普通に仕事。

突然、バイク用ナビを手に入れる

 Rさんから電話。
「いま、コストコにいるんだけど、この前、言ったナビが13980円で売ってるよ」
 まあ、これも巡りあわせだと買って来てもらうことに。
 午後八時過ぎ、買ったナビをもって中華街に飲み出るとスカイプでメッセージ。
 取りに来い、という意味だな。
 というわけで、早めに仕事を切り上げて10時15分、中華街到着。
 仕事中だし、満腹なので、飲みも食いもせず、ナビだけ受け取る。
 Garmin nuvi1365 というポータブルナビだ。
 一般の人はあまり知らないけど、Garmin は世界的に定評のあるGPSのメーカー。ヨットや登山をする人のあいだでは超有名。
 で、この機種はオートバイ用としてRさんのお勧めモデルというわけ。
 それにしても実用的なカーナビが1万4千円で買える世の中ってすごいよね。
 ポータブルナビは、自動車用にソニーの初期モデルを使っているけど、当時、数万円のものでふつうに実用的につかえている。何十万円もするナビはまったく必要がない。この1万4千円のナビはそれより性能は上がっているはず。
 オートバイでは駐めている時の盗難の問題があるので、ナビは電池で動かすことのできる取り外し簡単なものがいい。
 コンビニやドライブインやトイレに寄るたびに、車両本体以外は、荷物も機器もぜーんぶ人間の方がもって歩く必要があるわけです。配線があると付けたり外したりがいちいち面倒になる。
 家に帰って、充電しながらちょっと仕事。

オープンスタジオ

 本日は月に一度のオープンスタジオ。
 10時半に黄金町到着。
 少し部屋を片づける。人の目を意識して本格的には片づけない。
(「小説家の仕事場」のイメージを壊さないために部屋は散らかっていなければならないのである)
 12時、かいだん広場の「産直おおたき」へ。
 からし菜、プチトマト、ししとう、胡瓜を購入。(500円)
 KoganeX で町の古い地図を受け取り、スタジオ前に貼り出す。
 1956年、1974年、2010年の町の地図だ。
 14時と14時半の2回、ショートトーク「黄金町はパレスチナである」で、黄金町の戦後史を語る。
 実は黄金町が「売春の町」になった背景には、広島長崎への原爆投下や阪神淡路大震災が関係している。という話をする。
「え、それってどういうこと?」と思った方は次の機会にぜひ、トークを聴きにいらしてください。
 その後も、オープンスタジオらしく、三々五々やってくる訪問者と話をする。仕事はできないけど、今日は地域にサービスする日と決めている。
 午後5時半過ぎ、かいだん広場のナイトバザールへ。
 地域の人の出店による縁日のようなもの。
 こちらも地域にサービスする日と決めているので、節約しないで、焼き鳥、せんべい汁、レモンサワー、ビールとお金を使う。(計1200円)
 最後は建築家の西倉さんとか、アーティストのさとうりささんらと、階段に座って話し込む。
 午後7時半過ぎ、スタジオに戻って、コーヒーを淹れて仕事に戻る。

別名「黄金食堂」

 土曜日。
 ただ仕事。
 午後11時過ぎ、増田拓史さんのスタジオ(別名「黄金食堂」)の前を通りかかったらいたので、ちょいとおじゃまする。
 いつもの夜は通りかかってもこちらがヘロヘロで「誰とも話をしたくない状態」でいることが多くて、手だけ振って通過することが多いのだけど、今日は、まだ11時だったので、疲れ方がマシだった。
 昼間、黄金スタジオの喫煙所で、配達のバイト談義をしていたさとうりささんもいた。
 さとうさんはいわゆる「男前の女性」。作るものは一見かわいらしいのだけどいつもデカイ。
 なんとカウンターの上に箱入り3リットルワインが赤白あるではないか。
 建築シンポジウムのあとに交流会があった残りだそうで。
 そういえば、交流会の話があったなあ。イベント多すぎて気が散る。(笑)
 いや、ごく一部しか参加できない。

ですます

「関内外オープン」なるイベントの黄金町分科会(打合せ)がありました。
 これも名前からは一体何なのかわからないイベントですね。横浜はこんなのばっかりです。最初に考える人がなんかカッコイイ名前にしようと自己満足に走ってしまう。
 広告宣伝の第一歩で失敗しています。
 世間に活動を知ってもらうのはとても大変なことです。なんだかわからないタイトルは最初の一歩で躓いています。
 名前で冒険していいのは、本だとか映画だとかレストランだとか、せめてカテゴリーがわかっている場合です。
「関内外オープン」では、テニスやゴルフの大会なのか、展覧会なのか、美術作品のタイトルなのか、映画の題名なのか、バーゲンセールなのか、なんだかさっぱりわかりませんね。
 で、その「関内外オープン」は「横浜市内クリエーター作業場一斉公開日」という感じのイベントです。(少しわかりましたか?)
 黄金町エリアからは11組のクリエーターが参加します。
 作品を見せる機会ではなく、作っている現場を公開する催しです。
 黄金町エリアでは月に一回「オープンスタジオ」というのをやっていますが、それの横浜市内版のようなものです。
 さて、仕事はあいかわらず短編の執筆。
 短編小説〆切一ヶ月延長事件ですっかり魂が伸びきってしまい、進捗は自分の予定からは9日遅れくらいの感じです。
 この一本はいいのですが、その他の仕事に影響が出ます。がんばります。
 午後7時過ぎ、女性がスタジオに来て、『フェイク・ゲーム』(徳間書店)をお買い上げくださいました。手元在庫の最後の1冊でした。
『フェイク・ゲーム』は現在版元在庫切れで Amazon など通販でも買えないので、著者ももう新品を手に入れるのは困難になっています。どこかの本屋さんの棚にあるかもしれない、という流通在庫だけです。
 買ってくださった読者の皆様、ありがとうございました。
 本日は「ですます調」の気分でお送りしました。

北仲スクールはスクールだった

 家で少し仕事をしてから、北仲スクールへ。
 だいぶ前から北仲スクールっていったいなんだろうと思っていたんだけど、ほんとにスクールでした。
 黄金町の僕のいる場所にもかつてポスターが貼ってあったのだけど、一目でなんだかわからないようなポスター貼っているから、読もうとも思わない。
 行政とか大学とかアーティストとか、広報やマーケティングのセンスがないから、使ったお金や作ったものが活きない。
 優秀な人にとって「いいもの」を作るのは簡単なんだよね。よくないもの作れと言ったって勝手にいいものになってしまう。
 だけど、難しいのは、それをふつうの人に知ってもらうこと、広い意味で「売る」こと。
 それはともかく、ここへ来たのはシンポジウム「都市のなかのミュージアム、アート、そして大学――石巻・京都・横浜」を聞きに来るため。
(ほら、これもなんだかよくわからない)
 よくわからないけど、すがやみつるさんがコメンテーターで登壇するということであり、最近訪ねた京都国際マンガミュージアムの人も来るし、まあ、北仲スクールがなんなのかわかるかもしれないし、家から歩いて行ける、というとても曖昧な理由。
 大学の先生たちの話し方が、なんだか懐かしく、学生時代を思い出す。
 先生たちとは、僕と同年代か少し若いくらいなのだけど、でも昔の先生たちとあまり変わらない「大学の先生風の話し方」というのがあるのだ。
 時々、ノートパソコンでメモを取ったり、内職(小説を書く)をしたりしながら、けっこう楽しみました。
(そのほら、授業中に「内職」をする、というのも学生時代みたいでしょ)
 終了時刻が書いていなかったので二時間くらいのつもりでいたら、終わったのは午後6時。
 で、誘われるままに、パネリストの人たちとの夕食会にまで参加。
 実は、家から前日と違うジーンズを履いて出てきたので、お金を一銭も持っていない。なくてもお金を使うことはないだろうという油断もあった。休憩時間に自販機で飲み物を買おうとして気づいていた。
 というわけで、店が決まってから「電話をしなくてはいけないので」とかなんとかいって、近所のコンビニでお金を降ろしたりして。(笑)
 地理がよくわかっている馬車道だったので、慌てずに対処ができました。
 午後十時頃、散会。徒歩にて帰宅。
 昨日今日、仕事はあんまりできなかったけど、それぞれに刺激のある日でした。

遥かなる台東区

 10月1日は都民の日。
 小学6年と中学高校の頃は都民だったので、学校は休み。中町の天祖神社のお祭りだったが、必ず雨だった。
 そんな雨の特異日も今日は晴れ。
 午後、台東区へ。
 合羽橋道具街、つづいて、入谷、千束、あたりの裏町の空気を取材。
 
 原稿を書くのにチェーン店のカフェを探すがまったくない。(笑)
 昔ながらのたばこ屋さんで煙草を買って、花やしき近くの昔ながらの喫茶店「レイラ」に。
 歩数計を見ると、8700歩ほど歩いていた。
 リーンと鳴るピンク電話があったりするのが大変けっこう。
 コーヒーも意外に美味しい。
 土曜なのにヒマでしょうがないね、などと、近所の商店の人が来てコーヒーを飲んでいく。競馬のお客さんも来ないよ。ふつうは浅草は月初めはいいのにねえ。など。
 軽い腹ごしらえに、地元の人しかいない「寿司安」なる店へ。
 カウンターだけの店で常連の人たちが飲んでいる。
 隣の「米久」(すき焼き屋)にはとバスが来るという話から、「はとバスってのはなかなか便利なもんで、俺なんか何十年も浅草に住んでいながら、東京のことを知らない田舎もんだと思ったね」なんて話を片耳で聞く。
 生ビールと寿司7貫のサービスセット。シャリがでかくてちょうどいいや。
 すべての時間調整が終了して、目指すは Jazz Janome。
 友人の歌手・にれのライブ。
 ホームグラウンドということもあって、リラックスしたよいステージでした。
 いろいろ接続ぎが悪く、帰りがなかなか遠くて、ライブが終わってすぐに帰ったのに帰宅は午前零時を回ってしまった。