Way Back Home

 午前6時前に、漁船の騒音で起こされる。
 午前8時、出港。
 あいかわらず天気はぱっとしないが、雨が降らないだけいいか。
 ただし、今日はうってかわって風がない。
 三崎から剣崎まえのあいだ、それなりに粘ってみたが、埒があかないので機走に切り替える。
 ST2000Plus という自動操舵装置を使う。
 磁気コンパスで船の舳先が向いている方向がわかるが、海は陸上とちがって潮の流れがあるので船の舳先の向いている方向と本当の進行方向は一致しない。
 速度計で海水に対する速度はわかるが、水は流れているからそれも地面に対する速度とは異なる。
 そこでGPSによって真の進行方向(COG:Course Over Ground)と対地速度(SOG:Speed Over Ground)を表示させ、COGが目的地へ向くように自動操舵装置を修正して最短距離を走るようにする。
 いい加減に走っても着くけれど、機走中はおそろしくヒマなので、楽しむためにそうやって機械をつかって遊ぶのだ。
 ちなみに、人員の少ないヨットの場合、自動操舵装置を使った方が見張りの目が増えるので、衝突の危険も減らすことができる。(必要とあればすぐに自動操舵装置は解除して手動で舵を取る)
 午後1時過ぎ、ホームポートに到着。
 船を陸に揚げて片付けに入ったところ、マリントイレに真水を入れて排水しようとしたところ、手動水洗(海水)ポンプのピストンが動かなくなった。
 さっそくトイレを床から外し分解する。どこにもつまったところはなくきれいなもので、ピストンの滑りが悪くなっているだけのようなので、オリーブオイルを垂らしてみたらサクサク動くようになった。
 というわけで、改めて組み立てて床に据え付け直す。
 マリントイレはヨットの中でもっとも故障しやすい部分で、船齢20年に近づいているでは二台目だ。だいたい二年か三年に一度くらい故障する。
 それに引き換えヤンマーのマリン用ディーゼルエンジンは、一度オーバーホールしただけで、元気なものだ。

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