[WINE]ひるぜん 岡山ピオーネ

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 夕食は久々に夫婦揃って家で。
 ブリを解体してからほとんど外食だったので、本格的に食べるのは今日が初めてだ。
 ブリの照り焼き、ブリの刺身、わかめの味噌汁、大根のマヨネーズサラダ、アボカドの刺身。刺身は絶品、照り焼きもよし。
 岡山の「ひるぜんワイン」というワイナリーのちょっとユニークなワインを飲んでみた。
 巨峰とマスカットを交配したピオーネ種のワイン。色はクリアなところに暗い赤が加わっている。香りは「きれい」で好感が持てる。
 味は、それほど甘くないさわやかなマスカット系なのだけれど、残念ながらロゼにして渋みを加えているので、香りと味と舌触りの距離が離れてしまっている。丁寧に作っていることがうかがえるきれいな味なだけに、少し残念な気がする。もしかしたら目標とする味、「こういう味のワインを飲ませたい!」という狙いがきちんと定まっていないんじゃないかなあ。
 お嬢様のような味で、粗野じゃなくて、上品ではある。
 1000円程度のチリのワインで、粗野で欠点もあるけど可能性とバランスのあるような、ワインとしての誇りのようなものは、しっかり感じられることは少なくないから、それに比較してみると、育ちがよくて欠点を消してしまったことで、ワインとしては後退させてしまっている部分があるような気がする。
 この価格帯ではどうせ高望みはしない。やんちゃ坊主で個性を発揮してもだれも怒らないだろうし、逆に、もっとまっすぐに、ロゼにしないで、白をつくればもっと自然な味になったんじゃないだろうか。
 売るためには「特徴を出さなければ」という面はあり、かといってワインというのは、一定の期待の中にセレクションするものなので、無理をするとバランスを欠く。特に食事と一緒に飲む場合はむずかしい。
 個性を出したかったのか巨峰のイメージを表現したかったのか、ピオーネじゃなくて、マスカットでつくって、カベルネソービニオンの渋みだけあとから加えたみたいなワインになってしまっているように思う。
 とはいえ、他にないものをもっているし、2310円なりに上品なので、見つけたら買ってみる価値はある。食事と一緒というより、食後やナイトキャップに、ワイン単独の味を楽しむ飲み方がいいかもしれない。
(写真はメーカーサイトから)

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