
(運河に沿って真横から差し込む夕陽)
午前4時過ぎ、仮眠していたはずのベッドで目が覚めた。
昨夜、夕食後、集中力が上がって、凄く疲れたので、ベッドでストレッチをしようと思ったら、寝入ってしまったみたいだ。
変な夢を見ていた。
意識では新宿ゴールデン街だと思っているけど、少しもゴールデン街に似ていない場所で、僕は店が開くのを待っていた。
そこはなぜか板の間で、新聞を読んでいて、ふと目を上げると、浴衣を着た、シンガーソングライターのひがよしひろがいて、「大樹さん、なんでこないの。さっきから待っていたのに」という顔をしているから、「あ、行こう行こう」とついていくと、狭いブースみたいな店だと思っていた店が意外に広くて、でも、椅子とかなくて煎餅布団があって車座になって飲むような感じ。
黄金町の僕の事務所に机を入れる前に似ているけど、修学旅行で泊まる大広間の部屋みたいでもあって、狭いんだか広いんだかよくわからない。空間見当識が働かないのだ。
なんで布団なんだ、売春宿みたいなとこだな、と思っていると、ひがよしひろが哲学者の村松恒平に変わっている。
どっちにしても知り合いだから安心だと思っている。
村松さんにはしばらく会っていなかったし、普段はしない哲学的な話でもしながら飲もうかと思うけど、ちっとも酒が出てこない。
早く酒飲もうよ、といおうとすると関根恵子(高橋恵子)が入って来て、大きめのプラスチックのカップに入ったゼリーだかフルーツだかが入っているのを売りつけようとする。
どうしたらいいのと助けを請いたいと思うのだけど、横で村松恒平は布団を畳んでいる。
関根恵子のもっているやつは、薄いオレンジ色で、アプリコットかマンゴーみたいなヤツが入っている。
2900円だというから高いなって顔をすると、じゃあ2200円だという。
こういう所へ来たら何かを買うのが礼儀なのかと思って、「2200円なら買う」というと、「でも、これは2200円だけど、これだけってわけにいかないのよ」という。
どういうことだと聞くと、「これを買うと私がついて来ちゃうから高いわよ」と。
「じゃあ、いらない。ごめんね」というと横座りしていた関根恵子は、ちょっとだけ残念そうな顔をしたけど、基本的には事務的な感じで、じゃあ他を当たろうという顔をして帰っていった。
なんだかめどくさいところだなあ、早く酒が飲みたいなあと思っているうちに目が覚めた。
こんな夢、いったいどういう深層心理だ。
滅多に夢を見ない(見ても覚えていない)僕が、へんな夢を見るのだから、疲れている自覚はあります。
比喩的表現でなく、寝ているときも小説のことを考えていて、睡眠中に色々なことを思いついて目覚めることもあるし。
今朝のも、終盤の展開のために遡って前の方に入れておくべき三ヶ所の伏線を寝ている間に思いついていたので、たぶん、起きたときに忘れないように、小説の神様が変な夢を見せて起こしてくれたのでしょう。
起きたときに「大事なことを思いついたこと」しか思い出せなくて、「なんだっけ」と思いながら、紙を取り出して、ペンをもったらちゃんと記憶が甦ってきて、あわててメモを取りました。
眠りが浅いというか、頭の働くモードが違うというか。
体調はいいです。
疲れは病気ではなく、脳が動いているのだから、疲れるのは当たり前なわけで、まあ、そんな具合です。
それも今日を含めて、3日間で終わらせます。
