月別: 2011年9月

ギターの行方

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 冬の間のスタジオの乾燥がひどくて、タカミネのエレガットが割れてしまった。(NPT-110Nというモデル)
 5月に短期連載の仕事が入ったので、代わりのギターを買うことができた。
 問題は残された壊れたギター。
 壊れたものとはいえ、楽器を捨てるのは心が痛む。
 アーチストの会議で、こういうものがあるから作品の素材にするなら無料で提供する、といったら「野田智之さんが使うんじゃないか」ということになって供出した。
 現在開催されている「黄金町バザール2011」で、そのギターが作品になって展示されている。
 場所は高架下新スタジオSiteAギャラリー。
 つい最近、もう一台、タカミネのエレアコを手放した。(PT-106というモデル)
 こちらはサッカー仲間の中学2年の息子さんに4000円で譲った。
 オークションに出したら2万円くらいになる可能性もあったみたいだけど、小さいときから知っている彼がそういう年頃になったのがうれしくて、金額はどうでもよいのだ。
 50歳を過ぎると、自分の小さな損得よりも次世代の為になる方がうれしかったりして。

全会一致主義社会

 福岡で福島を支援するためのショップをやろうとしたら、放射能に汚染された車が来るから止めてくれというクレームが来て中止になったという。
 こういうことを言う人は少数なのだけど、「事なかれ主義」「全会一致主義」の日本では、声の大きな少数派の意見が通ってしまう。
 京都の送り火もそうだけど、こういうことに文句を言う人って、そもそも利害関係のある地元の人なのかどうかだって怪しいものだ。
 どちらかといえば愉快犯。テロリストの一種だ。
 子供の健康を守るとか、差別をなくすとか、傷つく人がいるとか、一見反対しにくい理屈をつけて文句を言って楽しむクレーマーたち。
 福島から物資を運んでくるトラックが何台か余計に来たところで、それで汚染が拡がるはずはない。
 うちの車だって、先日福島原発20kmのことろまで行き、線量の高い山の中の高台を草を踏み分けて走って戻ってきた。
 福島を走った車などどこにでもふつうに走っている。
 支援ショップを中止にしてもその台数にたいした違いが出るわけでもない。
 放射性物質を気にするにしても、そもそも中止する効果がほとんどない。
(運送業者に頼めば福岡に届くときのトラックは福島を走っていないはずだしね)
 一人でも反対する人がいたら新しいことを何もできない社会。
 そんな社会だからこそ、日本の弱体化が進んでいるんだよね。
 部長から黄金町けいおん部の課題曲リストが送られてきた。
  Like A Virgin
  I’m Waiting For The Man
  99 Luftballons
 近いうちにドラムの個人練習に行かなくては。執筆の気分転換にドラムを叩くのは良いのではないかと期待。

近よるなキケン

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 昨日、月曜休みの飲食店が多くて苦労したので、年中無休という「皇膳門」をチェック。
 定食がランチが500円から、夕食は680円から。
 夕食に黒酢酢豚定食680円。リーズナブルでした。
 年金定期便に返事を出していなかったのを今更ながら記入して投函。
 執筆が佳境になってきたので、「猛獣注意」の掲示をした。

メディア露出のお知らせ

本日発売の以下のメディアに阿川大樹が登場しています。
「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー) 2011年10月号
   阿川大樹のインタビューが掲載されました。
■小学館 StoryBox 25 連載小説「インバウンド」 第2回
オンラインマガジン「Sohzine vol.4」 エッセイ「作家の日常」 第4回

黄金町を案内

 月曜日で、(最近にしては)少し静かな黄金町。
 日本画家の阿部道子さんがスタジオまで来て雑談していたところに、昨日からうちのマンションのゲストルームに泊まっていた、ヨット・テーザー級全日本チャンピオンの河野恭子さんと妻が到着。
 河野さんとは古くからのヨット仲間で、9月16日からイギリス・トーベイで開催される世界選手権出場の前に、黄金町バザールを見に来てくれた。
 というわけで、スタジオで黄金町の歴史の話などしてから、バザールのパスポート(入場券+ガイドブック+スタンプ帳)をもってご案内。
 黄金町バザールが始まって一ヶ月が経っているけど、僕自身、ほとんど展示を見ていないのでちょうどいい。
 さてランチを、ということになったのだけど、近隣の美味しい店が月曜日でことごとく定休日。
 しかたなく幸福飯店というところに初めて入ったのだけど、これが大ハズレ。
 焦げ付いて皮の破けた餃子を出す店なんていまどきありえん。
 黄金竜宮へ行くという二人と途中で別れて、そこから先は執筆モードに戻る。
 こちらは世界選手権じゃないけど、これから16日にかけて執筆もかなり本気モードにならなくてはならないので、いよいよスタジオのガラス戸に「近寄るなキケン 猛獣注意」の掲示を出す。
 夕食は「鹿島家」でラーメン(600円)。
 午前零時過ぎまで仕事をして、帰宅後、なでしこジャパンのオーストラリア戦を見たら、あっという間に午前3時を過ぎていた。

カレーとカレー

 運動不足なので、午前中は Baybike でポタリング。
 自分の自転車はロードスポーツなので、ゆっくり漕いだのでは軽すぎてあまり運動にならない。Baybike はママチャリなので走りが重たい。しかも前に籠がついているので買い物に都合が良い。
 ステーションごとに返却しては同じ自転車を改めて借りる。
(月極契約で払っているので1回30分以内なら何度借りても無料)
 みなとみらい、赤レンガ倉庫、大桟橋、横浜公園、など、都合4回借りて返すを繰り返して最後はホームセンターで洗剤類の買い物をして帰宅。
 シャワーを浴びて、こんどは自分の自転車で出勤。
 途中、伊勢佐木町の「COCO壱番」でメンチカツカレー。
 黄金町バザール開催中の日曜日とあって、黄金町には沢山の人が歩いている。
 書き下ろしの取材・構想モードから、執筆モード(正確には連載長編の改稿)への遷移期間。けっこうこのモードチェンジは難しいのだ。
 書く感覚を取り戻すために、まずは連載のエッセイを書く。
 
 夕方、同じ棟のカフェ「試聴室その2」で開催されていた南インドの料理のイベントの人が、「よろしかったら食べに来ませんか」と誘ってくださったので、夕食は南インドのカレー。
 カレーといっても昼のカレーとはほとんど似ていない。
(僕はカレーを10食続けても平気な人だけど)
 夜になって、二ヶ月ぶりに長編へ戻るため、改稿する後半部分までの物語の運びを再レビュー。
 他の物語を考えているときには、自分が書いたものでも他の物語はすっかり忘れてしまう。(逆にそれが必要でもある)
 いつのまにか雨が降ったらしく、道路が濡れている。
 注意深くペダルを漕いで家に着いたのは午前0時過ぎ。
 溜まっていた洗濯をする。
 なかなか被災地の写真を掲載できないなあ。

かいだん広場

 横浜トリエンナーレのシャトルバスで横浜美術館から黄金町へ移動。
 
 被災地旅行中で民主党代表選をフォローしていなかったので、とりあえず野田候補の演説を聴く。
 聴き手(政治家)をしっかり想定して、心を動かすような演説になっている。この人はこれで当選したんだね。
 政策が今ひとつはっきり見えてこないけれど、政治家にとって演説が上手なのは重要な要素。
 深夜近くに帰宅しようと「かいだん広場」の横を通りかかったら、アーチスト仲間が数人飲んでいて、誘い込まれる。
 そろそろ帰ろうとしたら、こんどは海外アーチストのグループがビールとツマミをもって合流してくるので帰れなくなる。(笑)
 そこからは宴会の公式言語が英語になる。
 黄金町のアートストはたいてい英語ができるのだ。
 オハイオから来ているフィリースが英語を話すのを初めて聞いた。ふだんはすごく自然な日本語を話している。
「なんだ、英語話せるんだ、上手じゃん」
 と、英語でアメリカ人をからかう。
 午前1時前に散会。
 腹が減ってしまったので、中華一番でワンタン(500円)。
 家に向かって歩き始めたら雨が降ってきたので、タクシーに乗ってしまった。(1340円)
 予定外の散財。

広場に歌声が響く町

 怒濤の執筆期間前の養生。
 午前10時、近所の歯科へ。一連の治療完了。
 午後3時、狛江の矯正歯科へ。年に一度の点検。(昨年はサボってしまったので、実は2年に一度)
 黄金町へ戻って、午後5時半から、黄金町バザールの公式レセプション。
 横浜市長、神奈川県警本部長、なども来てスピーチしている間、外で仲間のアーチストたちとお喋り。
 乾杯から怒濤の食欲。
 アーチストはみんな貧乏で日々食べるのにも苦労しているから、こういうときにはしっかり食べる。
 寿司の桶があっというまに空になる。
 僕も中トロを4つも食べた。(笑)
 実は、その隣にある鳥保のヤキトリも負けず劣らず美味しかったりする。
 階段広場で地域のご婦人たちのコーラス。
 技術的に上手ではないけれど、ちゃんと練習したよい音楽。
 売春施設が250もあったこの町に、こんな広場ができて地域に住むふつうの人がコーラスを披露できるようになったことがとても素晴らしい。
 歌う人も、聴いている人も、その瞬間、それぞれに自分たちの町が自分たちの手に戻ってきたことを実感していたと思う。
 今日は仕事をしないことにして、都橋のなじみの店に立ち寄って、テレビでワールドカップ予選「日本x北朝鮮」の試合の後半を見ながらサントリー角をロックで飲む。