朝食前にパンを買う暮らし

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(ゴンドラ渋滞中 本文とは関係ありません(笑))
 午前7時50分起床。ちょっとゆっくりだった。
 COOPのパンがひどかったので、Majer にパンを買いに行く。
 ヨーロッパは朝早くからパン屋が開いていて、朝食に焼きたてのパンを食べられる。
 以前、アントワープ(ベルギー)にしばらく居たときもそうだった。
 日本の昔の豆腐屋みたいなものだね。
 何種類もあって値段もわからないのだけど、試しに外に胡麻のついた黒パンを。
 2.4ユーロと日本並みに高いけど、とっても美味しかった。
 午前九時前、ゴミ清掃員が路地に出されたゴミを集めて回っている。
 こっちに来てすぐに気づいた違いがいろいろ。
 歯垢がたまらないので歯磨きが楽。
 食べ物が違うと歯の汚れ方が違うようだ。
 身体も汚れない。
 自動車がなくて、煤煙を上げる工場もないので、空気がきれいなのだと思う。
 夜の星がきれい。
 日本にいると、ずっと理由もなくよく軽い咳が出た(アレルギーじゃないかと医者に言われた)のだけど、こちらへ来たらぴたりと止まった。
 その代わり、綿花のような白いふわふわが一日中空気中を舞っている。なんだろう。
 夕方、日が入らなくなった後、窓を閉めていると部屋が冷えてくる。
 レンガや石でできているからだろう、気温よりも建物が冷たいのだ。窓を開けると暖かい空気が入ってくる。
 西洋は洗剤や石鹸や整髪料の匂いが強い。
 キッチンの掛け時計はぜんまい式だ。(カチカチうるさい)
 窓の下の運河を通るゴンドラを見ていると、ピアノフィニッシュの黒い船体と椅子などの装飾の感じが日本の霊柩車にそっくりだと思う。
 さあて、〆切がどんどん迫ってきている。
 今日はあまり遠くへは出かけないで、静かに仕事をしてすごすよ。
 昼は今度は BILLA (計ってみたら歩いて3分50秒)でパンとトマトとチーズを買い、在庫のハムとでパニーノ(サンドイッチ)を作って食べる。
 僕にとって立食い蕎麦はちゃんとした昼食でサンドイッチはそうでないのだけど、当たり前に売っているチーズやハムが日本のご馳走並に美味しいここの町ではその認識を変えて暮らしている。
 イタリアに来て以来、日産で最高枚数の原稿を書いたところで、懸案事項の解決に出発。
 中国人がやっている100円ショップ的雑貨屋へ。
 食器を洗った後の水切りカゴ、足踏み式のゴミ入れ、などを見つけ購入。
 これで台所がぐっと使いやすくなった。ほっとひと息。
 作業しにくい台所というのはとってもストレスフルなんだよね。
 あと残り必要な台所アイテムは、砥石(cote)と24センチくらいのフライパン。
 キッチンの刃物がすべて切れない。
 トマトの皮に跳ね返されている。
 夕食は久々に近くへ出るつもりでいたけど、結局、めんどさくなって prosecco だけ買ってこようと近所の量り売りの酒屋にペットボトルをもって買いに行き、間違えて赤ワインを買ってしまった、というオチも付けて自宅で食事をすることにした。
 量り売りのワイン屋には、観光客はこないので看板すらろくにない100%ローカル。
 ワイン屋に行ったその時刻、広場にはマリオネットの大道芸人が出ていて、子どもたちがそれを取り囲む。その姿が昔の日本の紙芝居屋みたいだと思った。
 子供の多い町はよい町だ。
 夕食。スパゲッティ・ペペロンチーニにアスパラガスのソテーを載せたやつ。
 おかずは、トマトにモッツァレラチーズを載せたやつと、茸のオイル漬け、スタッフド・オリーブ。
 それと間違って買って来た、1リットル2.2ユーロの量り売り赤ワインを少々。
(水牛じゃないモッツァレラチーズは、生協ブランドでわずか98セント)
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(大混雑のサンマルコ広場付近)