横浜への遠い道

今回が今シーズン最後の蓼科滞在なので、その後、次の春まで半年の間に食品類が賞味期限を迎えるようなものを選別して持ち帰る箱に入れ、冷蔵庫の中のものも、常温になっては困るものを持ち帰る保冷バッグ入れる。
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洗濯物は全部済ませ、山の家では洗濯乾燥が不自由なベッドパッド3枚は横浜で洗濯するために大きな袋に入れる。
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衣類も横浜での冬に使えるものの一部を持ち帰る。
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非常用電源も横浜にあった方が役に立つ可能性があるので持ち帰る。
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などなど、プチ引っ越し状態で大量の荷物を作る。
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内外監視用のライブカメラとそれをネット経由で横浜で見ることができるようにするインターネットルーターの電源だけを残して、冷蔵庫も含めてすべてのコンセントを抜く。
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凍結防止用のヒーターをオンにする。
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などなど、最終退場処置をして、いざ、横浜へ向かう。
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ところが、出発してから79Km、中央高速双葉SAについたところで、運転免許証やクレジットカードがない。とりあえず落ち着け、と遅いランチのカツ丼を食べていろいろ考えるが、やはり山の家に忘れてきたようだ。
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さっそく、今来た道をまた引き返す。
「すべての最終退場処置の終わった」蓼科の家に到着するが、思った場所にカードケースはない。
ふと目に留まった、ハイキング用のリュック。
そのポケットにあった。
クルマでハイキングコースの入り口まで行くのに、そこに入れたのだった。しかし、そこにあるのではないかとすぐに気がついたのはものすごく幸運だった。でなければ、相当大々的に家中を探さなければならないところだった。
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滞在時間数分で、あらためて、横浜へ向けて出発。
到着は午前零時を回ってしまった。
結局、本来片道250Kmほどのところを忘れ物のせいで400Kmほど走ることになった。
ただし、自動運転に任せて、あまり先を急がない走り方をしたので、それほど疲れなかった。テクノロジーはありがたい。