Diary

売名行為 上等

 自民党の総裁選に大勢の人が出ようとしているのを「売名行為」などといって首を傾げる論調がありす。
 政治家は自分が信じる政策を実現するのが仕事なんだから、そのために名を売ることが必要なら、どんどん売名することは重要なことですよ。
 民主主義社会では、名前も政策もわからない人に政治は任せられないのだから、あらゆる機会を捉えて、名前と考え方、政策を国民に伝えることは最も重要な政治家の責務だと思う。
 むしろ、政党や派閥に属して風見鶏をしているだけで売名行為を熱心にやろうとしないだめ政治家が多すぎるんじゃないだろうか
 総裁選が無投票で、政策論争とその政策の国民への浸透の機会をないがしろにしてしまう民主党議員にももっと売名行為に熱心になってもらわないと。
 売名行為がよくないことのようにいうひとは民主主義がなんたるかを理解していない人だと思う。
 それにしても、どうしてメディアはいろいろチャレンジしようとする人の足をこうも引っ張るんだろうね。

政治家のセンス

 前夜から眠くなるたびに1時間ほど寝て起きてまた仕事、という体制。
 長編の間の割り込み仕事である、エッセイと子供向きの本のあらすじを終わらせる。
 午後9時頃にキリがついたので、近くへ飲みに行きたい気分だったけど、めんどくさくなってそのまま在宅。(笑)
 明日夕方からは、二晩、マンション内自主カンヅメ。長編へもどります。
 マンションの共用施設であるゲスト用の部屋を二日間借りられたので、ホテル代わりにして仕事の予定。食事もすべて外食で通す。
 リネンを借りるとお金がかかるので、寝るのだけは自分の家へ帰ってくるかなあ。
 家から持ち込んでもいいのだけれど。
 福田首相、突然、辞任。
 民主党が小沢無投票代表選になりそうであること、世論調査で総理として麻生氏がダントツの期待度で、自分や小沢氏を遙かに上回っていたので、このタイミングで麻生氏にスイッチするのがベストだという判断なんでしょうね。
 民主党は脱藩騒ぎでマイナスがついたところだし、自民党が攻撃を仕掛けるタイミングとしては「ここしかない」のかもしれません。
 それにしても、民主党は無理にでも代表選をやるべきなのになあ。
 代表選はメディアを利用して人気獲得や政策浸透のまたとないチャンスなのに、無投票で決めてしまってはそのチャンスを失ってしまう。
 党全体で芝居を打ってでも(出来レースでも)代表選をするべきだと思います。
 なんというオバカな広報センスなんだろう。
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総集編

 オリンピックが終わってやっとニュースが見られると思ったら、NHKの9時のニュースはオリンピックばかりだ。
 もう知っていることばかり繰り返すニュース番組ってなんなのさ。
 どこも新しくない。
 伝えるべきこといくらでもあると思うんだけどなあ。
 青山祐子さん、セクシーで嫌いじゃありませんが。
 オリンピックは十分楽しんだので、その間、失ったものを早く取り戻させて欲しいなあ。
 むしろ、オリンピック中に伝えなかったニュースの総集編をやってほしい。

木立の中で小説を書く

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 山荘の主(妻の高校大学の先輩)が北軽井沢ダウンタウンへ出るのに便乗して出かける。
 いまはなき草軽鉄道の北軽井沢駅の在った周辺が小さな町になっている。
 僕だけそこで降ろしてもらい、町をくまなく探検して、野菜直売所の隣にプレハブ風の立食蕎麦屋を発見。僕は立食蕎麦屋を見ると試さずにいられない。
 たぬきそば(400円)、最初からいやな予感がしたのだけど、やっぱりおいしくなかった。(笑)
 町で唯一のコンビニで買ったアイス最中「モナ王」(山本モナとは無関係)を頬ばりながら、探検したり迷ったりして、50分かけて帰宅。4.2Km。最短距離なら2Kmちょっとだろうか。
 もどるとお昼時で、あらためて車で「古瀧庵」なる蕎麦屋へ出かけてざるそば大盛。こちらはもちろんおいしい。蕎麦は大好物なので何食続けてもOK。
 かつて福井にいったときなど、3日間で12食そばを食べたことがある。
 もともと、同じ食べ物を続けて食べるのを避けるという気持ちが自分にはまったくないし、他人のそれも理解できない。おいしいと感じる限り、食べたいものを食べればよいではないか。
 午後は、山荘の庭の木陰にデッキチェアを出して小説を書く。
 すごくいい時間。
 足下には蚊取線香。いろいろな虫が周りに寄ってくるが、意外と攻撃は受けない。
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日本対アメリカ

 オリンピックサッカー男子 日本対アメリカ、敗戦。
 そもそもなんでオーバーエージを使わないのか、さっぱりわからない。
 真面目に勝つ気があるようにみえない。
 まずキーパーがだめなんだからA代表クラスを選ぶべきだし、選んだ遠藤が体調不良でだめって、そもそも代わりをたくさん選んでおかないのがわからない。
 まあ、最初から期待していたわけじゃないけど、なんだかベストすら尽くしていないのがすっきりしないなあ。
 テレビはボール支配率のことばかりいって日本が序盤は有利に展開、なんていうけど、サッカーの勝敗とボール支配率は相関がないことは統計でわかっているので、ボールを持つ時間が長いことは別に優位でも何でもない。
 なんで、そういう嘘を報道するかね。
 序盤の運動量が多くて、点を取られた後、息切れして攻撃できなくなっていたわけだから、前半の運動量が多く、その結果、ボール支配率が高かったことは、試合を不利にしただけじゃないか。
 90分戦って、点を多く取ったチームが勝つのがサッカー。
 運動量を多くしても点が取れなければ意味がない。最後まで続かないなら運動量を多くするのはむしろリスク。 むだに全力で走り回って途中から息切れするなんて。子供じゃないんだから。
 暑くて体力の消耗が激しいなら、相手にボール持たせて、いい場所でボールを奪ったときにだけ、一気に攻め上がるべきでしょう。90分のなかのどの時間帯でどういうサッカーをやる、というゲームプランがないのだろうか。
 ここぞと言うときに全員が動くチームが強い。どうでもいいときにパス回して、ここぞと言うときに動けないのでは話にならないよね。
 ブラジルなんて、ここだとなったら、中盤からゴール前に3人、4人、一気に来ますよ。
 あの試合で「内容では勝ってた」なんて監督や選手が言っている時点でだめかも。
 なんか、日本のスポーツ界とスポーツ報道にうんざり。

オヤジバンド周辺の違和感

 朝まで仕事をしたかったので、ヨットは休みにした。
 で、夕方、スポーツクラブのプールへ。
 日曜の夕方は終了時間が19時だということもあって、プールも混雑。
 終わって帰ろうとすると、自転車の後輪がパンクしている。
 歩いて五分ほどの距離なので、押して帰りました。
(外を歩いて汗をかいたシャツをロッカーに下げてあとでまた着るのがいやなので、自転車でささっと行くようにしている)
 夜は、HDDレコーダーの中味を整理して空きをつくるために録画したまま見ていなかったものを、再生しながら居間で仕事。
 昨年のオヤジバンドコンテストの映像があった。第11回。
 次に仕事しながらモントルージャスフェスティバル2007。
 そこでふと気づいたこと。
 オヤジバンドが流行っているとかいわれているけど、よく考えたらへんだ。音楽と年齢って、もともとあまり関係ないんじゃないだろうか。
 ジャズフェスティバルでもロックフェスでも、ステージに上がっているプロのミュージシャンの年齢は四〇歳以上の方が多い。
 当たり前だよね。年齢が上がるほどテクニックも音楽性も高くなっていくことの方が多いんだから。
 プロのバリバリ現役がオヤジの方が多いわけだから、アマチュアだってオヤジが多いのはまったく特別なことじゃない。
 どうやら、どこかに「オヤジはロックをやらない」という事実無根の思い込みがあって、だから、そう思っている人が「オヤジなのにロックをやっている」と本人も周囲も言ったりするわけだ。
 それは単に、30年前にはオヤジたちにロック文化がなくて、若い世代しかロックを聴かなかったり演奏しなかったりしただけのことだと思う。
 でも、歳を取ったらロックを聴かなくなる、という特別な理由はなくて、ロックだけ聴くことはないかもしれないけど、ロックだって聴くだろう。
 逆に若い頃に演歌の文化に触れていない世代は歳を取っても演歌を聴くようにはあまりならないわけだ。
 ロック=若者 演歌=オヤジ という図式は1970年代にはそうだったかもしれないけど、それはそのときたまたまそうだっただけのこと。
 というわけで、オヤジバンドをやっている人にありがちな、どこか「自分は若い」というちょっと肩に力が入った感じにも違和感をもったのでした。
 好きな音楽を聴いたり演奏したりするのに、年齢なんてもともと関係ないのだ。

年寄りはマナーが悪いなあ

 朝6時半に起きて近くを散歩するつもりだったが、ものすごい雨。
 昨日の晴天が嘘のようだ。ほんとうに運がよかった。
 最後なので、大浴場へ朝風呂を楽しみにいく。
 浴場は年配の男性がいっぱい。「○×寿会連合会」という団体さんがバス4台ほどで泊まっているのだ。
 ところが、風呂場の洗い場に使い終わったカミソリが散乱している。試しに数えてみるとその数およそ50本近く。後の人のことを考えていないんだな。
 ここに限らず、年配の男性はどこでもとてもマナーが悪い。若者の方が礼儀正しいことが多い。どうしてなんだろう。
 60歳以上の男性は家庭で専業主婦の奥さんに面倒を見てもらっていて、旅行に行くときでも、パンツから着替えまで全部奥さんが用意したカバンをそのままもってくるようなライフスタイイルの人が多いせいではないかと思う。
 この年代の人は、自分で下着を選んで買ったことがないという人がとても多い。家のお風呂でも、きっと、掃除なんてしていなくて、どんなに散らかしてもそのあと奥さんがちゃんと掃除してくれている。
 会社ではそこそこちゃんとしていても、生活の場になると自分で自分の面倒を見られない人が結構いる。飲食店などで店員に向かって横柄な態度をとるのも特徴。
「あ、おねえさん、これ片付けて」
 なんて言い方をなじみの店でもなんでもないところで初対面の店員に向かってする。
「すみません、これ片付けてもらえませんか」
 くらいの言い方をするのが、初対面の対等な人間同士の言葉遣いだろうと思うのだけど。
 だいたいそんなところで偉そうな口の利き方をするのは、人間の器が小さく見えて格好悪いと思わないのかなあ。
 朝食を摂り、午前10時のチェックアウト時間少し前に出発。
 ワイパーを最高速にするほどの豪雨であった。
 道路はまたしてもすべて渋滞もなく順調で午後3時前には都内に到着。
 妻はそのまま車で仕事場に向かうので、僕は渋谷で降ろしてもらって電車で帰宅。
 我ら夫婦の夏休みはこれで終了。2日連続で一時も原稿を書かないなんてこと、すごく久しぶりだ。よく寝たし、いつも重たい目も雄大な景色でリフレッシュ。
 しかし、案の定、体重が1kg以上増えていた。
 まず、スポーツクラブへ行って筋トレ、夕食後は執筆に復帰。

長野県 大町温泉郷

 7時20分に目覚ましをかけたつもりだった。
 2時間遅れの起床午前9時20分。
 午前11時、出発。一路、長野県大町温泉郷へ。
 一番の難所は中央高速調布インターチェンジまで。高速に乗ってしまえばあとはほとんどそのまま渋滞なし。交通量は少ない。ガソリンが高くなったせいもあるのかな。
 こちらは1980年代前半にリッター140-172円を経験しているので、いままでそれより安かった方が不思議な感じがして、特に驚かないんだけど。
 体感的にここ最近、いくつかの品目で急に上がったというものの、過去20年間、あまり物価が上がっているという実感がないし、多くの品目で価格はむしろ下がっているので、現在辺りまでは「物価高にあえぐ」という印象はない。テレビではさんざん庶民に大打撃なんていうけど、全然、ピンと来ない。昔はもっとずっと生活苦しかったから。
(これ以上に上がると、そろそろ初体験ゾーンかもしれないけど)
 サラリーマンをやっていたころの昼食代は、工場勤務の社員食堂時代は別にしても20年前でも800円くらいだった。そのころのガソリンはリッター150円くらい。
 いまでは、コンビニ弁当があるので、500円でも可能だし、マクドナルドでよければ300円でもランチが可能。物価はまだそんなに高いという実感はありません。
 タマゴも牛乳もほとんど上がっていません。
 30年前、手取り10万円を切る初任給で風呂なしトイレ共同の8畳一間に暮らしていたときも、夕食を外食すると定食が600-800円だったから、今と同じようなものです。いまみたいにチェーンの居酒屋はあまりなかったので、飲み代ももっと高かった。
 高速道路はスイスイ走るととても楽しいので、ガソリン高騰も悪くない。
 いままで無駄に走っていたところが節約されるようになるでしょう。宅配便だって、ほとんどの場合、別に1日で届かなくたっていいじゃない。
 無駄に急いで無駄にエネルギー消費していたのを改めるいい機会だと思います。
 と、そんなわけで、午後4時、大町温泉郷の旅館「緑翠亭 景水」に到着。
 和風の温泉旅館は久しぶり。
 窓側が外の景色の見えるお風呂になっている。24時間お湯が満たされている浴槽は信楽焼。
 夕食の料理は板長さんの創意工夫が表現された味も見かけもすばらしいもの。
 難をいえば、量が多すぎるってことかな。こりゃあ太りそうだ。
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映画『ハブと拳骨』

 若葉町のレトロな映画館「シネマ・ジャック&ベティ」の一階に新しくできたカフェまで自転車で行ってみようと思った。もしかしたら仕事場に使えるかなと。
 ところが、店の前に着いたらちょうど『ハブと拳骨』というコザを舞台にした映画が始まる時間。
 二階の映画館で予定外に映画を観てしまいました。
 映画、ピア系の監督にありがちにテンポが悪いところがあったけど、そこそこ楽しめました。三線とカチャーシーがちょっと嘘っぽかったのは、もう少し練習すればなんとかなっただろうにと思うと残念。
 予告編でなんとグラミー賞8部門の歌姫ノラ・ジョーンズ映画初主演の『マイブルベリーナイツ』を発見。見なくては!
 それに『パークアンドラブホテル』というのも面白そう。
 映画自体久しぶりだけど、ちょっと火がついた感じだ。
 深夜は、小説に復帰。

身を削る

 沖縄から帰ってきたら2.5kg増えていました。
 運動しない(暑くてできない)で美味しいもの食べてましたから。
 で、昨日から今日の昼近くまで、徹夜でプロット書いてました。
 どのみち編集者と摺り合わせるので、あえて最後までは詰め切らないで、最後の落とし前は保留のままなのだけれど。
 昨日の着手時には30枚ほどだったものが、提出時には65枚。
 物理的に一晩で原稿用紙35枚分書いたのは新記録、パーソナルベストじゃないかなあ。
 プロットで35枚だから、完成原稿にすると300枚分くらいの中身を書いたことになる。
 風呂に入ろうと、給湯中に、体重測ったら1.9kg減ってました。
 よく身が削れたみたいです。(笑)
 体重落とすには、原稿書きがいいようです。
 ただし、脂肪が減らずに体重だけ減ったので、体脂肪率は「なんじゃこりゃあ」というくらいに高まっている。
 そうでなくても、フラフラになるまで仕事したので、あんまり健康的じゃないです。
 なんだか、目のピントが合いません。というか目が痛い。