diary2022

ヨットハーバー

 

木曜日にヨットの中間検査があるので、準備をしに来た日曜日。
ついでに少しずつ船内の整理。
長年の間に使わない物、古くなって使えない物、などが溜まっている。
とりあえず45Lのゴミ袋2つ分、ゴミを出す。

スタイリスティックス

 

午後3時半、北仲のビルボード・ライブ・横浜へ。
スタイリスティックスのライブ。
クリスマスプレート付き。(その分値段が高い)
新しいスタイルに変えることなく、往時の形式を守っているので、しぐさも歌い方もそのまま。昔の曲だからバックバンドは各楽器をきちんと弾ける人なら誰でもできる感じの単純なアレンジ。今どきの音楽ではほとんど使われないけど、シンセを買うと必ず音源として入っているストリングシンセサイザーが真新しかった時代だった。
近くのテーブルの男性が「まあ、ダークダックスみたいなもんだね」というのが言い得て妙。
もちろん聴衆はシニアがほとんど。
黒人音楽的にとんがったファッションの人は皆無で、むしろ、ジジババ全開の感じでした。
でも、楽しいのだから、音楽はそれでいい。
終了後、すぐに家にもどって着替えて黄金町へ。
午後7時からは「まちづくり推進部会」という会議。

レストラン・イグレック

真冬のテニスだが、さいわいにしてそれ程寒くない。
プレーするといくらか汗を掻くちょうど良い気候。
夕方、透析へ迎えに行って帰宅した後、「美味しいものが食べたいね」という妻のつぶやきで、夕食は、バスに乗って野毛のレストランイグレックへ。

急遽、PCR検査

コザ滞在中、複数回立ち寄っていた店のオーナーがコロナ陽性との情報。
オーナーとの濃厚接触は無いが、オーナーに感染させた人や、オーナーからウィルスをもらった人が誰だか分からず、その人と長時間一緒にいたり飲食を共にしていた可能性があるので、念のため、PCR検査を受けることにした。
もっとも早く結果が出るのは曙町の検査センターで21時までに検査すると、翌日には結果が出る。
午後4時過ぎ、検査センターに行き、唾液の採取。
うっかり、あまり水を飲まないまま行ってしまったので、規定量の唾液を出すのに大変時間がかかった。
沖縄から帰宅後、すでに家でふつうに暮らしているが、ウィルス感染は確率の問題なので、今後新たに妻に感染させないために、家でもマスクをすることにした。妻は基礎疾患があるので、感染すると命に関わる。
洗面所のコップとタオルを別々にする。
同じ部屋にいないで、別の場所にいる。
部屋を移動するときには近づかないように「廊下へ出るよ」「居間に行くよ」などと聞こえるように宣言する。
寝室ではなく僕は居間のソファで寝る。
などの感染防止対策を実施。
これはこれでゲームのようで面白い。
午前5時過ぎ、ショートメールで「検査陰性」の連絡が入る。
よかった。

病院をハシゴ

朝から消化器内科の初診と整形外科の定期再診で午前9時から12時半まで。
夕方5時半からは眼科の定期。
閉まるぎりぎり薬局で薬をピックアップして、車で透析の妻を迎えに行く。
この日の病院のために珍しく短い日程で沖縄旅行をしたわけだけれども。
内科は、先日の造影CTのCD-ROMをもってその先の診断をしてもらう為。
とりあえず、採血とMRI検査の予約。
MRIは次の21日、結果は26日。

横浜へ

コザの飲食街中の町で見かけた店の看板

 

7:55に目覚ましをかけて寝たところ、7:47に電話。

「阿川さん、車で空港までくるよー、何時に迎えに行けばいい?」
ありがたや。
というわけで、午前9時無事チェックアウト、
順調に高速道路を進んで早々に空港に着き、レストランで沖縄風の「ぜんざい」(本土では氷金時と呼ばれている食べ物)を食べながら飛行機の時間までゆっくりゆんたく。
保安検査場で別れてゲート33。
全日空463便は、使用機材到着遅れのため出発12:55に変更。
ゲート脇の椅子で、もらったおにぎりを食べてからパソコン作業。

コザ滞在5泊6日で
 会った友達のべ 29人
 新しく友達になった人 6人
 もっともたくさん会った友達の回数 5回

基地の町の日曜日

午後3時過ぎにオーシャンへ行って少し仕事。
昨日 Cannon Club でも鈴々でも一緒だった人があとからやってくる。
実は彼女は、僕が昨日行く前にPEGにも行っていて、いろいろな場所で、知り合いと擦れ違ったり同席したりする。
コザは狭い。興味が共通していると余計に狭い。
そして、知り合いがいると狭い。
オーシャンからホテルへ戻る途中で、またもや後ろから「阿川さーん」と声がかかり、それはスクーターに乗ったフォークバー山ちゃんのオーナーだった、という具合に、更にコザは狭い。
歩いていて、知っている人に会うことはごく普通でほとんど珍しくない。
ごーやー荘に行くと、先着組がウクレレの弦を替えている。
友人たち4人で食事して、ごーやー荘オーナーの秀さんも加わって、ウクレレだの三線だのその他の無駄話など、ゆんたく三昧。
その後、あらかじめ電話をして了解を得てからインターホンを押して鍵を開けてもらわなくてはならない「レコードカフェ ABBEY ROAD」 で一癖あると言われながら至極真っ当なマスターも加えて音楽談義。楽しい。
午前零時になったのでその場は解散。
車でホテルまで送ってもらい、部屋でギターをピックアップして、PEGでカオルにギターを返し、お腹がすいたので「山ちゃん」で、料理を出してもらって沖縄最後のゆんたく。
午後2時にはホテルに戻れて、あとはパッキング。
Record Bar Abbey Road

蓄積する疲れ

朝食の時間になんとか起きて食べて来てコーヒーも飲んだが、疲労が溜まっていて”Don’t DIsturb”の札を下げて二度寝。
起きたのは午後2時半。
旅をすると、出発前に旅の準備と横浜にいるうちに済ませておかなくてはならないことの両方を同時にやるので、出発前に疲れていて、その後、沖縄に到着すると、即座に友人たちに会おうと、あちこちで飲んだり食べたりするので、どんどん疲れが溜まっていく。
午後3時過ぎ、軽い昼食を兼ねてオーシャンへ。
この時間帯、カウンターは全員シニアだ。
そして、シニアがテレビのバスケットの試合を熱心に観ている。
かつて、本土で見られた、週末の昼下がりの野球テレビ中継の風景だ。
沖縄は特異にバスケットボールの人気がある。
少し仕事して、トワイライトの時間帯のいちばん好きなコザの光景の中を歩いて鈴々へ。
軽く腹ごしらえと「菊の露」水割り。
いったんホテルへ戻ろうとパークアベニューを歩いていたら、通りかかった店の中から「大樹さーん」。
なんと、ひがよしひろとそのお友達。コザ、あるある。
Cannon Club で、コザBCバンドのライブ。
久しぶりにベースの白神浩三とドラム宮永英一に会う。
開演前、ライブ空間に入っただけで気分が高揚して、ハグしてた。
ひがよしひろとそのお友達も合流。
Cannon Club ができた時から来ているけど、BCバンドはバンドとしていい感じになっていた。
(コザのロックプレイヤーはみなうまいのだけど、いつも一匹狼が寄せ集め的に組むことが多いので、ベンドとして熟成している演奏を聞くことが意外に少ないのだ)
BCバンドのギターとベースが以前と違うお揃いのブランドの楽器を使っていたので聞いたら。メーカーからモニターで支給されているとのこと。
「すごいじゃん。ついにメーカーから楽器をもらえるポジションになったのか」
といったら、浩三はうれしそうにしていた。
閉演後、浩三と観客で来ていた人形劇団「飛行船」の人たちと鈴々に流れてゆんたく。
宮永英一も合流。楽器を始めた頃の話など。
途中で抜けて、フォークバー山ちゃんへ。
友達に紹介された店で気に入った店にはなるべく早くひとりで再訪することにしている。そうするとたった2回で覚えてもらえて、居心地のよい空間になる。
最後はPEG。
照喜名薫とWOWOWで流れているエリック・クラプトンの弾いている楽器についてあれやこれや。
向かいの米兵向けの店のスペイン語の唄などが大音量で流れてくる。
(局所的にものすごい賑わいで週末だけだが一晩で40万円の売り上げがあると聞く)
ホテル帰宅は気がついたら翌午前4時。
また朝食の時間には起きられないなあ。
ベースのコーゾーは僕と同い年の1954年生まれ。

映画と地域クーポン

 土砂降りのコザ。
 ホテルから徒歩2分のシアタードーナツで10:50から「人生フルーツ」を観て、またホテルに待避。
「人生フルーツ」はいい映画でした。
 仲よし夫婦の話。
 僕より年代が上なので、夫婦の有り様は違うけど、一緒に長生きできたらいいね、という映画でした。若い人も観るといいよ。ほんとに。
 強いて言うなら、樹木希林のナレーションはない方がいい。この映画はナレーションなんてなくても十分に伝わるようにちゃんと作られている。映画というメディア表現のお手本みたいなもの。樹木希林は声にも存在感があるのでナレーションが説教臭くなる。ナレーションを入れるならもっとさっぱりした語り口の人がいい。
 ホテルは1000円の支援クーポン使えるから1250円の鰻丼のランチ。
 雨降りだからプラザハウスで上映のコザが舞台の映画「10ROOMS」は諦めていたけど、「わたしもまだ観ていない」という某人妻(と書くと色っぽくていいね)が一緒に車で連れて行ってくれることになったので、雨の中、プラザハウスへ。17:15の上映開始にギリギリ間に合った。
「10ROOMS」めちゃめちゃ面白かった、でもって、超ハードボイルド。車がクラッシュして幼児を殺してしまうわ、ピストルはガンガンぶっ放すわ。コザがヤバイ町みたいよ。
 脚本もカメラも演技もストーリーも、同じくコザが舞台の「ミラクルシティコザ」の100倍よくできてます。作り方が緻密。訴えるものの解像度が高い。
 楽しい。切ない。痛い。
 例によって、知っている人も出演しています。
 映画の後は、その某人妻に、ステーキと鰻を食いまくっても一人では到底使い切れない地域クーポンを使うのも手伝ってもらうことに。
 ステーキと言えばサンライズレストラン。
 初めて行ったけど、ステーキ美味しかった。
 ふたりでステーキ食べて4550円。安っ。
 ちなみに、彼女にステーキをご馳走したのは僕ではなく、日本政府です。
 というわけで、昼に鰻、夜に(二人で)ステーキで、やっと地域クーポンを5000円分消化しました。
 雨だし、ちょっと疲れが溜まっているので、そこからは直帰。

Music Bar “F”

スーパーサンエーで少し買い物。
その足でPEGに立ち寄って照喜名薫からギターを受け取る。
彼には僕のエレアコを預けてあるのだが、夜にライブの仕事があるからと、代わりのギター。
僕のギター使ってどんだけ稼いでいるんだか。(笑)
午後9時までは時間が在るので、部屋へ戻って3時間くらい練習したところで、まさかの左手の指が攣る事態が発生。
本番で弾けなくなると困るので練習は中断して、サンエーで880円から2割引の鰻丼弁当を食べて休憩。(多分、この先も鰻を食べるだろう)
Music Bar “F”はデイゴホテルから歩いて2分。
午後9時過ぎ、入店。
ひがよしひろのライブ第一部が終わったところで、僕がステージに上がって3曲唄った。
借りた店のギターがちょっと弾きにくくてチューニングも下がってしまい、部屋のギターを保ってくればよかったと思ったが後の祭り。
続くライブ第二部はサックスの有田康信が加わる。
有田が参加すればすべてのライブが突然最高級。
最後の曲が終わったところで、サックスがハッピーバースデイのメロディを奏でる。
今日、誰か誕生日の人がいるんだ、と思ったら、なんと一週間遅れの僕の誕生日のサプライズ!
有田の奥さんの真紀ちゃんが、ジーマーミー豆腐にロウソクを立てたのを用意してくれていて、店のみんなにお祝いしてもらいました。
有田夫妻、みんな、ありがとう。68歳です。