日: 2020年10月13日

退院

6時前に目覚める。
夜が開けていくのを東に向いた病院の窓からずっと見ていた。
こんなふうにゆっくりと時間が過ぎていくのを感じながら過ごすことは、またしばらくないだろう。
朝食が済んだら、色々身辺整理して荷造り。

午前9時過ぎ、日勤の看護師さんがベッドに来て、忘れ物チェックをして入院中のすべてのイベント終了。
ナースステーションに挨拶してエレベーターホールに出ると、あとから追いかけてきた一人の看護師さんが「小説、読んでます」。
ちょっと胸が一杯になった。

明日退院予定の同室の人が1階まで送ってくれた。

会計は登録してあるクレジットカードにあとでチャージされる。

家と病院は同じ町内にあるので、病室から家まで713歩。
病棟内を1500歩歩くのはぜんぜん平気だったけど、荷物を背負って歩くのはきつかった。まだ体力が全然足りない。