日: 2020年9月28日

手術

午前3時半には目が覚める。そこからトロトロ寝るのが病院暮らし。
6時からは水分も摂れない。
午前8時、抗生剤の点滴なのだけど、若い看護師さんでルートがうまく取れなくて時間がかかる。手術前に全量入れなくてはいけないらしく、速度をあげたら今度は顔に火照りが出て減速。
結局、8時半の予定が8時50分出発になる。
出足からいやな感じで始まる。

手術室までは歩く。
座って、まず、パジャマを脱いで、横になる。
その先はもう麻酔の中。

ICUで目覚める。
妻がやってきて、10分面会。
そのあとは、痛みもあるけど、むしろ喉の渇きとの戦いが、翌日まで続く。

時間が経つのが遅い。
前日の朝6時から水を口にしていないので、早く時間が経って飲めるようにならないかと願うばかりなのだけど、一日中、ほぼ2時間おきに時計を見ては絶望的な気持ちになる。

結局、水が飲めたのは翌29日の午前7時過ぎ。24時間以上、水を口にすることができなかった。
手術の不安よりも心理的には「死ぬかと思った」。まあ、ICUにいて脱水で死ぬことはありえないのだけど。